2019年02月09日 (土) | 編集 |
『けものフレンズ2』 (Wiki)
監督交代騒動の時は、僕も人並みに、はあ?角川許すまじ的な反応をしたものでしたが。僕自身は1話から気に入ってはいましたが、そんなブームになるようなタイプの作品にも、"金がかかっている"印象も(笑)受けなかったので、「売れた結果を見て角川が急に権利を主張し始めた」というように見えたもので。その後もいくつか醜聞がありましたし。
ただこうして実際に監督交代"後"の作品を見てみると、少なくとも創作的には、思われたほど「たつき監督の」作品ではなかったのかなということは思いました。一方のたつき監督の『ケムリクサ』も、セリフ回しなどには大きな共通性が見られるので、そういう部分の"文体"の発明にはたつき監督個人の貢献は大きいのかもしれません。ただ肝心の内容・世界観については、やはり『けもフレ』(2)の方が僕の知っているけもフレであって、たつき監督単体のケムリクサには表面的な類似以上のものは感じませんでした。・・・具体的には、独特の"非情さ"ですかね。非人間性というか。正に"けもの"な。それが僕がけもフレを気に入っている一番基本的な部分。世評とは少し違うかもしれませんが。
たつき監督単体の作品にそういうものは感じなかった以上、それはけもフレのコンセプトそのものの中に含まれていたもの、具体的にはやはり"吉崎観音"さんの方の資質なんだろうと、状況的には推測出来ると思いますが。だから経済的にだけでなく(笑)創作的な"原作権"も、やはりそれは角川というかけものフレンズプロジェクトの方に存すると、一応は納得が行ったというそういう話です。
一応"代わった"スタッフについて見てみると、監督の木村隆一さんは『アイカツ!』の人、構成・脚本は専ら実写で活躍していた人で、アニメの構成は初めてのよう。音響監督は"1"から変わらず。
『どろろ』 (Wiki)
原作は読んだことが無いです。なので内容の確認目的をメインに淡々と見ていたんですが、百鬼丸が四肢を一つ一つ"取り戻す"話になってから、俄然興味が湧いて来ました。これからが楽しみです。
監督は『HUNTER×HUNTER』『ジパング』『RD 潜脳調査室』と個人的にも印象の強い作品が揃っていますが、"傾向"に関してはバラバラでよく分からなくて、どちらかというと職人タイプなのかなあと。
構成は有名人(名前見過ぎてコメントする気力が湧かない(笑))、音監は『ALL OUT!!』『アンゴルモア 元寇合戦記』と"骨太"な作品の印象が個人的には強いですが、それ以外の作品はどれもちゃんと見ていないので、たまたまかも知れません。ただ『どろろ』自体は、割りとそのラインですね。
『上野さんは不器用』 (Wiki)
原作は漫画。
監督・構成は『アイドルマスター』シリーズで絵コンテや各話演出をやっていた人。
先程はたつき監督問題で脇へ追いやられていた(笑)音監さんは、そのけもフレ以外に『踏切時間』と・・・あれ?結局『ケムリクサ』もやってるのか。ますますたつき監督の"貢献"がどこにあるのか、分り難い感じになってしまった。
けもフレの芝居がかなり独特なので、監督の積極的関与を想定したんですが、本来は音響監督の仕事ですからね、演技指導は。うーむ。
この作品自体はまあ、"設定"が全てを語る感じの作品で、要は原作を忠実にアニメ化しているのではないかと想像しますが。
『盾の勇者の成り上がり』 (Wiki)
原作は小説。ほぼ新人。
監督は最初の仕事が銀英伝ですから、かなり業界歴自体は長いようですが、監督としては『NORN9 ノルン+ノネット』という作品一本きり。
構成は名前に見覚えはある気がするんですが、『GO! GO! 575』?『レガリア The Three Sacred Stars』?知らないなあ。『天狼 Sirius the Jaeger』は名前だけは知っている気がする。・・・というくいの人。
音響監督も名前はよく見る気がするんですが、具体的に知っているのは『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』『オーバーロード』『TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-』くらいか。
まあなかなかえぐい内容ですね。しかもそのえぐさをそんなに大騒ぎせずに冷静に描いている感じは、今時の若いもん(原作者)の"闇"の深さを感じます。(笑)
『約束のネバーランド』 (Wiki)
原作はかなり有名な漫画。初連載作品のようで、それでこのクオリティは凄い。"駆け引き"のえげつなさに、再び若いもんの闇の深さを感じます。(笑)
監督は"副監督"的な位置でよく名前を見かける人ですが、監督としては『君と僕。』シリーズや『すべてがFになる』くらいかな過去にめぼしいのは。かといって別に若くもないですし、よくノイタミナ枠でこの話題作の監督を任せられたなという感じ。かなり意外でした。
構成は『ガッチャマン クラウズ』『すべてがFになる』『宝石の国』と、なかなかに癖のある作品ぞろいの人。そうか、『すべてがFになる』で監督と組んでるのか、というかあの作品の評価から、今回もこのチームでとそういうことか。
音監は大御所。『ふしぎの海のナディア』『魔法のプリンセス ミンキーモモ』、そして『君と僕。』シリーズ。やはりどらかというと、ベテラン中心というか神戸監督人脈という感じの編成ですね。ナディア・・・。ミンキーモモ・・・。
まあとにかくえげつなくて、おじさんついていくのやっとです(笑)。"戦術クラスタ"の話を聞いているみたいな感じです。(笑)
原作 - けものフレンズプロジェクト
コンセプトデザイン - 吉崎観音
監督 - 木村隆一
シリーズ構成・脚本 - ますもとたくや
音響監督 - 阿部信行
監督交代騒動の時は、僕も人並みに、はあ?角川許すまじ的な反応をしたものでしたが。僕自身は1話から気に入ってはいましたが、そんなブームになるようなタイプの作品にも、"金がかかっている"印象も(笑)受けなかったので、「売れた結果を見て角川が急に権利を主張し始めた」というように見えたもので。その後もいくつか醜聞がありましたし。
ただこうして実際に監督交代"後"の作品を見てみると、少なくとも創作的には、思われたほど「たつき監督の」作品ではなかったのかなということは思いました。一方のたつき監督の『ケムリクサ』も、セリフ回しなどには大きな共通性が見られるので、そういう部分の"文体"の発明にはたつき監督個人の貢献は大きいのかもしれません。ただ肝心の内容・世界観については、やはり『けもフレ』(2)の方が僕の知っているけもフレであって、たつき監督単体のケムリクサには表面的な類似以上のものは感じませんでした。・・・具体的には、独特の"非情さ"ですかね。非人間性というか。正に"けもの"な。それが僕がけもフレを気に入っている一番基本的な部分。世評とは少し違うかもしれませんが。
たつき監督単体の作品にそういうものは感じなかった以上、それはけもフレのコンセプトそのものの中に含まれていたもの、具体的にはやはり"吉崎観音"さんの方の資質なんだろうと、状況的には推測出来ると思いますが。だから経済的にだけでなく(笑)創作的な"原作権"も、やはりそれは角川というかけものフレンズプロジェクトの方に存すると、一応は納得が行ったというそういう話です。
一応"代わった"スタッフについて見てみると、監督の木村隆一さんは『アイカツ!』の人、構成・脚本は専ら実写で活躍していた人で、アニメの構成は初めてのよう。音響監督は"1"から変わらず。
『どろろ』 (Wiki)
原作は読んだことが無いです。なので内容の確認目的をメインに淡々と見ていたんですが、百鬼丸が四肢を一つ一つ"取り戻す"話になってから、俄然興味が湧いて来ました。これからが楽しみです。
監督は『HUNTER×HUNTER』『ジパング』『RD 潜脳調査室』と個人的にも印象の強い作品が揃っていますが、"傾向"に関してはバラバラでよく分からなくて、どちらかというと職人タイプなのかなあと。
構成は有名人(名前見過ぎてコメントする気力が湧かない(笑))、音監は『ALL OUT!!』『アンゴルモア 元寇合戦記』と"骨太"な作品の印象が個人的には強いですが、それ以外の作品はどれもちゃんと見ていないので、たまたまかも知れません。ただ『どろろ』自体は、割りとそのラインですね。
『上野さんは不器用』 (Wiki)
原作は漫画。
監督・構成は『アイドルマスター』シリーズで絵コンテや各話演出をやっていた人。
先程はたつき監督問題で脇へ追いやられていた(笑)音監さんは、そのけもフレ以外に『踏切時間』と・・・あれ?結局『ケムリクサ』もやってるのか。ますますたつき監督の"貢献"がどこにあるのか、分り難い感じになってしまった。
けもフレの芝居がかなり独特なので、監督の積極的関与を想定したんですが、本来は音響監督の仕事ですからね、演技指導は。うーむ。
この作品自体はまあ、"設定"が全てを語る感じの作品で、要は原作を忠実にアニメ化しているのではないかと想像しますが。
『盾の勇者の成り上がり』 (Wiki)
原作は小説。ほぼ新人。
監督は最初の仕事が銀英伝ですから、かなり業界歴自体は長いようですが、監督としては『NORN9 ノルン+ノネット』という作品一本きり。
構成は名前に見覚えはある気がするんですが、『GO! GO! 575』?『レガリア The Three Sacred Stars』?知らないなあ。『天狼 Sirius the Jaeger』は名前だけは知っている気がする。・・・というくいの人。
音響監督も名前はよく見る気がするんですが、具体的に知っているのは『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』『オーバーロード』『TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-』くらいか。
まあなかなかえぐい内容ですね。しかもそのえぐさをそんなに大騒ぎせずに冷静に描いている感じは、今時の若いもん(原作者)の"闇"の深さを感じます。(笑)
『約束のネバーランド』 (Wiki)
原作はかなり有名な漫画。初連載作品のようで、それでこのクオリティは凄い。"駆け引き"のえげつなさに、再び若いもんの闇の深さを感じます。(笑)
監督は"副監督"的な位置でよく名前を見かける人ですが、監督としては『君と僕。』シリーズや『すべてがFになる』くらいかな過去にめぼしいのは。かといって別に若くもないですし、よくノイタミナ枠でこの話題作の監督を任せられたなという感じ。かなり意外でした。
構成は『ガッチャマン クラウズ』『すべてがFになる』『宝石の国』と、なかなかに癖のある作品ぞろいの人。そうか、『すべてがFになる』で監督と組んでるのか、というかあの作品の評価から、今回もこのチームでとそういうことか。
音監は大御所。『ふしぎの海のナディア』『魔法のプリンセス ミンキーモモ』、そして『君と僕。』シリーズ。やはりどらかというと、ベテラン中心というか神戸監督人脈という感じの編成ですね。ナディア・・・。ミンキーモモ・・・。
まあとにかくえげつなくて、おじさんついていくのやっとです(笑)。"戦術クラスタ"の話を聞いているみたいな感じです。(笑)
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