要するに。
キリンチャレンジ杯2019 日本代表 ●0-1〇 コロンビア代表(日産) キリンチャレンジ杯2019 日本代表 〇1-0● ボリビア代表(ノエビアスタジアム神戸)
だからすなわちどうだということでは、ないとは思うんですけども。
GK 東口 DF 室屋、昌子、冨安、佐々木(→89'安西) MF 山口蛍(→71'小林祐)、柴崎、堂安(→71'乾)、中島 FW 南野(→79'鎌田)、鈴木武蔵(→65'香川)
GK シュミット・ダニエル DF 西大伍、三浦弦、畠中、安西(→73'佐々木) MF 橋本拳(→84'伊東)、小林祐(→68'柴崎)、宇佐美(→61'堂安)、乾(→61'中島) FW 香川(→68'南野)、鎌田(→83'鈴木武蔵)
・そもそも"徐々に"ではなく"いきなり"立ち上がった、"全開"の姿を披露して我々をびっくりさせたチームでしたが。 ・その分手の内を出し切ってしまっているように見えるところもあって、3戦目にして「あと4年も要らない」んじゃないかということは言ってましたが。(笑) ・その後の経過を見ていても、良くも悪くも本当にそうっぽい。 ・いいところはいいところとして、ここまでに見えている欠点が修正されることは多分無いし、後はその時々のメンバーの栄枯盛衰があるだけだろうという。 ・そのメンバーもほぼ決まっちゃっているっぽいし。 ・誰かの大きな怪我でもなければ、後はバックアッパーをなるべく厚くしつつ本番へ臨む、そんなイメージがかなりはっきり見えては来ますが。 ・それが天井というか。
・それ自体は、別に"悪い"ことではないと思います。 ・チーム作りの目的は「勝つ」ことであって、"色々"やること、プログラムの豊富さや重厚さではないわけで。 ・一本調子だろうが欠点があろうが、最終的に勝てば/勝てるなら、それで任務完了なわけです。 ・4年なら4年という"締め切り"に間に合わせる必要はありますが、その"4年"の中身を充実させたり間を持たせる(笑)なんてのは、余計な配慮。 ・まあ代表チームの一つの"使命"として、途中の主催試合に観客を集める必要は財政的にあるでしょうけど、別にサッカーマニアを満足させる必要は無い。(笑) ・伝統国の代表チームなんかはそこらへんはもう割り切ってる感じはしますし、ブラジルなんか特にそうですね。いつも同じ戦術だろうとあるいは同じ"修正"のサイクルだろうと、今orその時強いかどうかしか、気にしている様子は無い。 ・ただそれでも現実に4年ある以上、途中で他ならぬ選手たちが戦術や監督に飽きてしまうのは、チーム作り上問題が出て来る可能性はあるでしょうけど、それもまあ要するにそれ"ゆえに"勝てなくなった時に問題にすべきこと。 ・だからまあ、勝たなきゃいけない試合に勝ってねとしか、監督には言うことは無いんですが。
・別な観点から言うと、どちらもそれなりに強いチームを作れる監督がいたとして、片方の監督はコツコツ積み上げてバリエーションも豊かで、プロセスの見える/楽しみ易いやり方をして、もう一方の監督は一つの決まったパッケージのやり方、ないしそもそもシンプルな約束事で構成されるチームを作る監督だとして。 ・見ている方としては僕も含めて(笑)多分前者の方が楽しくて、そうであって欲しいな、その為には出来ればヨーロッパの監督がいいなみたいな希望はあったりするわけですが、ただバリエーションが少ないということでもって直接後者の監督を責めるわけにはいかない。権利が無いというか。 ・プロセスが退屈だと、ぼやく権利はあるだろうけど。 ・"観客動員"に関しては、過去の経験からは"戦術的"緻密さとかは、ほとんど関係無いかむしろ逆効果のように見えますし。 ・ちなみにかつてのジーコがあれほど"心ある"サッカーファン(と自負する人)に嫌われたのは、"シンプル"なチーム作りをしたことそのものではなくて、逆に最初に「黄金の中盤」のような変な夢を見させたこと掲げたこと、それによってある種"信用"を失ったこと。 ・それによって、またそれが機能しなかった破綻したことによって、"シンプル"さが"無能""無為無策"にどうしても映った、それが大きな理由だと思います。 ・最初から「鹿島のようなシンプルで堅実なサッカーをします」と入(はい)ってくれれば、多少知的には物足りなくても一つの"モデル"として、もっと受け入れられた、文句を言いたい人も逆方向の"通"を気取って(笑)、大人しく出来たのではないかと。(笑) ・あれもサッカーだよと。 ・まあジーコ自身の意識としても、最後まで少し中途半端というか、「黄金の中盤」から「鹿島スタイル」までの"撤退"の途中で本番を迎えてしまったような感じもしますけどね。 ・順序逆だったらどうだったのかなとか。 ・"鹿島"+"日本トップのタレント"という構造だったら。 ・というようなジーコを虐めすぎたかもしれないという反省(笑)も含めて、森保ジャパンの"退屈""単調"にも、なるべく寛大でありたいと思っている僕ではあります。 ・それにしても先は少し長いですけど。
・と、戦術面についてはもう&今はあんまり言うことは無いんですけど、ただ選手起用についてはちょっと文句が。 ・あの"3人"が抜けていたり、結果的にメンバーが固定的になったり、そういうこと自体はあり得るし、そうなってもしょうがないという面は現時点ではあるかもしれません。 ・ただどうも森保監督の起用法自体が、むしろそれを助長している、必要以上に強調している気がする、それはどうにも気に入らないですね。 ・勝ち負け度外視のはずの親善試合で、毎回最後には結局3人を出して来る、しかも"セット"感ばりばりで、あれをやればやるほどチームの歪みは大きくなる気がしますし、他のメンバーのやる気も失われるでしょう。 ・個々にどこが足りないから交代させたというよりも、「はい二軍の時間は終わり一軍の登場」感が強過ぎて、凄く"感情"的に映りますね。 ・もう恥を掻かせているに等しいというか、親善試合なのに懲罰交代感というか。 ・ボリビア戦では更に、"3人"だけでなく"柴崎"までもが、「一軍」の一員であるという印象が強く押された感じがしますし。 ・柴崎?へえ。 ・上手く行っている時に"3人"のセットが効いていたのは確かですけど、その("上手く行っている"理由の)中に"柴崎"が不可欠な要素として入っていると考えているとしたら、それはちょっと、僕も賛同しかねますね。 ・それはいくら何でも、チームの見方が大雑把過ぎないかなという。全部一緒くたで、"上手く行った"という「結果」だけ見てその時の並びを不可侵視化している感じで、本当に個別の機能性は分析していないのではないかという疑いが。 ・"3人"の中でも堂安のプレーについては、疑問や不満が少なからずあるということは、前にも言いましたが。 ・宇佐美よりいいのは確かですけど。(笑) ・それで思い出しましたが、例えばボリビア戦の場合、乾→中島、宇佐美→堂安のところは、割りと単純な上位互換で、それはまだいいと思います。 ・ただ香川と南野は明らかにプレースタイルが違うので、もし本気で香川を試す、チームに組み込むつもりがあるのなら、香川だけは残して"一軍メンバー"とやらせてみる、それくらいのトライは親善試合ならあってもいいのではないかなと。 ・まあ7分間は共演したので、それで見切りをつけたということかも知れないですど。(笑) ・欲を言えば中島と堂安の投入だって、少しでも時間差をつけた方が、"是々非々"の文脈は残ると思うんですよね、「一軍のお時間」ではなくて。 ・現状はいつも"気が付いたら"3人という以上のニュアンスが生まれていて、チーム固定まっしぐらという感じですよね。 ・「本田・香川」の反省はどこへ行ったのかという。(まあ反省してるとは限りませんが(笑)) ・むしろ"3人一緒には使わない"という縛りを、つけたいくらい。使って2人まで!という。 ・外国人枠みたいですけど。(笑) ・一本調子はしょうがないけど、チームの構えまでわざわざ薄くする必要は無い。 ・どうなんですかね、あんまり考えたくないですけど、要は"政治的"理由で、協会なりスポンサーなりに見せる為に、どんな試合でも"勝ち"という結果がどうしても欲しい、そういうことがあるんですかね。 ・あるいは"使った"という結果が。 ・なまじそれで勝つからいけない。点取るなよ翔哉。(笑)
・余りに評判がいいのでもう言わないでもいい気がしますが(笑)、畠中はこんないい選手だったかなというくらい、凄く良かったですね。 ・フィードの精度もさることながら、出し方持ち方離すタイミング、全てがいいというか意識が高いというか。 ・特になるべく少ないタッチ数でなるべく早く切り替えようという意識が凄くはっきりしていて、あれって前からそうでしたっけ、それともマリノスに行ってから? ・とにかく代表で格負けするどころか"ヨーロッパ"の薫りすらして来て、ちょっと驚き。 ・まあ守備面については、ほぼ試されることはなかったですけど。でもインターセプトのタイミングとかは、悪くなかった気がします。 ・安西はまあ、可も無く不可も無くかな?評価が難しい。 ・割りと"11人の1人"というよりも"飛び道具"として効くのがメインになっちゃってるので、ある時期以降の安西は。ビッグプレーが出てなんぼというか。 ・"それ"が求められてるのかどうかもよく分からないし。 ・長友と佐々木のプレー自体が、既に全然違う感じですしね。評価基準がそもそもよく分からない。 ・"ボランチ"としては久々に見る気がする祐希は、積極性はそのままに球離れやボールを出す時のポジショニングの意識が、前より繊細になっている気がして、良くなっているようには見えるんですけど"チーム"としての絡みが謎なので何とも。 ・"柴崎がいい"という理由自体がよく分からないので(笑)、どのように祐希を推薦すべきかも。(笑) ・何でしょうねえ、"属人"的なら属人的でもいいんですけど、それなら個々の関係性はより繊細に考えるべきで、現状は特定の属"人"が達成したものをチーム「戦術」として固定的に考えている感じで、それを基準に他の人では駄目って、そりゃ駄目だろうという感じ。 ・"自分"が与えている与えようとしている枠組みが何なのかどれなのか、もう一度落ち着いて考えて欲しいな監督にと、そういうところがありますかね。
・ちなみに同日のU-22の試合も1戦目と3戦目は今の契約で見られるので、一応は見ています。 ・それ自体に特に言うことはないんですけど、とにかく実際の日程を見ると、「兼任」というのは所詮無理だったんだなトルシエの時代とは違うんだなと、苦く認識しているところです。(笑) ・コーチが行けば済むということではないよやっぱり。 ・手倉森さんだってそれ以前の五輪監督だって、フル代表の"コーチ"ではあったわけで。 ・やっぱり監督自身が行けないと、"兼任"たって有名無実。 ・トルシエは逆にアンダーメインでトップ片手間でスタートしたので、最初から全然違うわけですけど。 ・とにかくなんかもったいない。 ・むしろ今の森保監督にこそ、U-22を率いる時間が必要だと、繰り返し言ってますが思うだけにね。 ・ほとんど無論理になっているフル代表の4-4-2よりも、U-22の3-4-2-1の方が、頭を使う余地がまだあるでしょうし。 ・"思い出す"というか。チーム作りの快楽を。(笑) ・上のジーコの話で言えば、「サンフ+日本トップのタレント」という形で形成するのが、一番堅実というか単純なりに、継続性が出し易かった気もしますしね。 ・何か余りにも、"別物"になり過ぎていますよね、今のフル代表は。 ・逆にU-22で"ワンダー3"式サッカーをやってみるのも、新たな発見があるかも知れない。(笑) ・U-22のチーム作りとしては、害になるかも知れませんけど。(笑) ・ああなんかもう、色々取っ散らかった"部屋"を見ている感じで、めんどくさいから引っ越したくなります。(笑) ・この前引っ越して来たばかりの部屋だけど、どうも荷解きの順番間違ったんじゃないかなあというか、考え無しに家具置き過ぎたんじゃないかなあというか。 ・今から整理するの大変だあ。 ・フル代表はともかく、間近に迫った五輪代表は、こんな中途半端な感じでいいんですかねほんとに。 ・ぶっちゃけまだ強い弱いを言えるような相手とはやってないので、よく分からないところは多いですけど。
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