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胎動?/東京V-柏(’19)
2019年03月31日 (日) | 編集 |
"いいチーム"のイメージは、湧いて来たかも知れないですね。

J2第6節 東京V 〇2-0● 柏(味の素スタジアム)

その為にはこの試合を、"特殊"な試合にすべきではないと思いますが。

GK 上福元
DF 若狭、近藤、平、奈良輪
MF 井上潮 (→71'森田)、李、小池、佐藤優 (→85'渡辺皓)
FW 端戸 (→69'田村)、林陵


林のコメントによるとそこまで引く予定ではなかっったらしいので、町田戦程の極端な"対策"試合ではなかったようですね。
・だから立ち上がりはやはり、力の差が素直に出たというか、こちらは前に出ようとして出られず、逆にあちらの前へ出る動きを抑えられなくて後退した、そういう展開であったのでしょう。
・柏は攻撃陣の力もさることながら、プレスのかけ方が凄く上手くて効率的で、さすがネルシーニョというかさすがJ1という感じでした。
・お値段通りだなという。(笑)
・ただどうでしょう、メンタル的にはむしろ、J2チームの多少闇雲でも"激しいプレス"の方が、こっちは慌てるというか心が折れるというか、そういう面もある気がします。
・より直接的に、売られた喧嘩で負けたあという感じに。(笑)
・柏が見せつけた"差"は、ある意味こちらの覚悟を促したというか心の準備をさせたというか、ああそうですか今日はそういう日ですか、分かりましたあという戦闘態勢の整え方を可能にしてくれた気がします。
・結果的に。皮肉(?)なことに。
・そして"ホワイト・ヴェルディ"的には、前節で確認されたブロック守備の意外な強固さを、更に確認する機会になったというか前節の"自信"を基に、その応用試合として戦うことが出来たというか。
・少なくとも"サポーター"的にはそうですよね。(笑)
・選手はとっくに自信があったのかも知れませんが。(笑)
・でも選手だって"観客"(観察者)ですから、意外とこういうのは同期しているんですよね、経験が教えるところによると。
・とにかくある意味"いい流れ"というか、一見苦しいようでそれなりに(いい戦いの出来る)条件の整った試合に、試合展開に、なったところがあると思います。

・そんな中で前半の終了間際の、立て続けの2得点。
・1点目は出し手こそいつもの小池ではなかったですが、今季最も"得点パターン"になっている林の飛び込みに合わせるパターン。
・そしてその直後の小池の反応のいい、これも縦への速い攻撃。
・流れ的には"突然""望外"と言うところもありましたが、チームとしては自信のある、いつでも準備の出来ている攻撃の形だと思います。
・小池の"ポジトラアタック"(?)が得点にまで結びついたのはラッキーなところもありましたが、あの「反応」の良さ自体がチームとしてのああいう攻撃への準備の良さの表れであり、賜物だったと思います。
・そういう意味では必然であるというのと。
・「ブロックの強さ」と「速攻のイメージの統一性」という、今のところホワイト・ヴェルディで確認出来ている"二大武器"がストレートに結びついた形と、そういう言い方も出来るかなと。
・"戦術"という「予定」ではなくて、"チーム"という「生き物」の動きが生み出した、成果というか必然(または自然)というか。
・こういうものを見るのが、こういうものと「予定」が上手く協働・融合していく瞬間を見るのが、チーム・スポーツを見る一つの大きな楽しみではないかと思います。
・そしてそういう必然/自然が生み出した均衡状態であったからこそ、この試合のヴェルディは最後まで粘り強く、ある意味では"危なげなく"、戦い抜けた、「戦っている」感じが見ている我々を熱くさせた、そういうことではないかなと。
・素直にいい試合でした。楽しかった。
・勿論勝ったし。(笑)

・そして更に思った、面白かったのが。
・ホワイト・ヴェルディのブロック守備の"堅固"が、むしろロティーナ・ヴェルディのそれ以上、少なくとも「効率」においてはと、そのように見えたこと。
・簡単に言うと、選手がより楽(らく)そうに、何なら楽しそうに守っている、ロティーナの時よりも。
・それがカウンターの余力にも繋がっていたし、支配され続けてもそこまで消耗したり気鬱になったりしなかった、理由だと思います。
・ロティーナの時程に。
・だから試合中"ロティーナの時"のイメージでやたら律義に心配している方面(笑)には、いやあそんなこともないんじゃない?と僕は思ってましたし。
・逆に"守り切る"試合が出来たことを「ロティーナの遺産だ」「ロティーナ的な試合だ」とまとめることにも、僕は反対です。
・あくまで"ホワイト"の試合であって、ロティーナには出来なかった試合だと思います。
・まあロティーナには「カウンターの準備」が無かったという意味を、含めてもいいですが。(でもこれは多分付け足し(笑))
・勿論ロティーナの構築した"基礎"が全く貢献していないとは、言いませんけどね。
・じゃあそのロティーナとホワイトの違いが何なのかということですが。
・簡単に言うと・・・簡単なんじゃないですかね、ホワイトの教え方の方が。
・内容の具体的な違いについては、練習を見ていない、いや、ぶっちゃけ見たって分からないだろう僕には分かりようがないですが。
・ただ例えば"同じ"内容を教えるにしても、ホワイトの教え方の方が簡単というか、"簡単"に感じる教え方になっているんじゃないかなと思います。
・多分ロティーナは凄く細かく、真面目に、「体系」として完成されたことを教えるような感じに教えるのではないかと。
・それに対してホワイトは、よりポイント的というか、"コツ"に近い感じの教え方をしている、例えばそういう違いがあるのではないかと、見ていて思いました。
・だから同じ守るにしてもロティーナの下ではヴェルディの選手たちは、凄く"ちゃんとした"、あえて言えば大仰なことをやっているやり遂げる、そういう心持ちで意識で守備をして。
・対してホワイト下ではもっと気楽に、いくつかのポイントに注意しながらより自分の感覚を素直に活かすような感じで守備が出来る、そういうことがあったりするのかなと。
・やってることは要するに引いて守ってるだけなんですけど。大したことないと言えば大したこと無い。(笑)
・ただその"大したことのない"プレーを、ロティーナ下での選手たちはあたかも大したことであるかのように"深刻"な意気込みでプレーして、消耗して、自然な反応性を失って、勿論カウンターの余力も失ってと、そういう状態になっていたのではないかと。
・対してホワイト下では、だいたい同レベルの堅さをより効率よく、必要な分だけの労力・消耗で達成することが出来て、カウンターの余力も勿論あるし、試合トータルでの持続やコントロールも利き易いと、そういうことがあったりするのかなと。
・例によっての言い訳ですけど、これは別にロティーナをくさす為でもホワイトに手のひら返しをする為に書いているのでもなくて。
"ロティーナ"を見ているだけでははっきり言い辛かったことが、ホワイトという別の監督と比べることによって言えるようになったと、そういうことですね。
・だからそのホワイトも、いずれ次の監督を引き合いに出されて、僕に"限界"や"偏り"について語られる運命にあるわけです。(笑)
・そういうものです。(笑)

・とにかく、これは前節でも言いましたが、戦術や指導の価値を考える時にはその効率、実行に必要となるエネルギーとそのリターンとの関係は考えておかないといけないので。
・ややもすると、精密ではあるけれど無駄に負荷が大きい、話が大仰(笑)であるという面が、ロティーナにはあった気がします。
・恐らくロティーナ自身にもその"負荷"は向いていて、だから最後まで"カウンターまで前提とした守備"というのを、ロティーナは構想できなかったのではないかと、"ポゼッション主義者"であるという問題とは別に。
・要は心配性であったということ?(笑)
・対してホワイトは楽天的?(笑)
・まあ特に攻撃というのは、やれると思えばやれる(可能性がある)しやれないと思えばやれない(可能性が無くなる)というところがあるので、慎重な監督は結局慎重でい続けるしかないんですよね。
・逆に"攻撃的"な監督は、特に見込みは無くてもたいてい攻撃的。(笑)
・話戻して、というか変えて、そのホワイトの"楽天"の一つ恩恵というか影響が感じられるのが、実は井上潮音のプレーで。
・今のところ特に"大活躍"しているわけではないけれど、ただ"チームの一員"感では既にロティーナの時を上回っているというか、少なくともロティーナの時のように適応に苦労はしていない様子が見えると思います。
・単純に相性という可能性はありますが、ただポジションをしっかり守ることを要求するロティーナにも何よりダイナミズムを要求するホワイトにも、どちらも潮音は合わないと言えばそんなに合わないのでね。合わないのは同じというか。
・それでいてロティーナの時はあれほど借りて来た猫状態に長く苦しんだ潮音が、早くもストレスが小さい感じにホワイト下でプレー出来ているのは、二人の監督の指導のつまり"性格"の違いによるのではないかと、そんな風に思います。
・自分の感覚と思考で動きたい傾向の強い潮音に、無駄に大量の情報を与えてしまっていたロティーナと(結果として)最低限にとどめているホワイトの違いというか。
・別に"自由"にはプレー出来ていないと思いますけどね、今季だって。ただ同じ"合わせる"プレーにも、自発性が大きい場合と小さい場合があるという話。
・まあ繰り返しますが現状潮音がそんなに積極的に持ち味を発揮出来ているわけではなくて、二試合連続の「スタメン」も、要するにとりあえずというか潰しが利くというか、守備も攻撃も決め手はないけれど底々出来て使い易いから、その程度の理由ではないかなと思いますが。
・本当に守りたい時や本当に攻めたい時は、別な選手に代わられる、そういう位置づけ。
・潮音としてはだから、それを"潰しが利く"から"高い総合力"に、評価を上げて、定着したいところですけどね。
・本物の万能性にというか。

・で、本題はこっちと言えばこっちなんですが、そんな"いい意味でもてきとう"なホワイト兄貴が率いるヴェルディが、今後どう戦って行ったらいいのかという問題。
・どうなんですかね、「所詮イングランド人にポゼッションなんて」なんてことは簡単には言えませんが。(笑)
・この試合で見せた「後ろ」と「前」の"本気"の強さを見てしまうと、やはり「真ん中」はそもそも縄張り違いなんじゃないかと、そんな風な気にもならなくはないんですけどね。(笑)
・いや、勿論ホワイトのボール運びは面白みがありますよ、それは最初から言っている通り。
・ただ別な言い方をすると"面白い"だけというか、「後ろ」や「前」と比べると"本気"度が足りないというか、趣味の領域というか。
・ボールを持とうとするとクリエイティブにやろうとすると、色々出て来る危うさは、果てして完成度や言われるところの"ヴェルディの選手の個人戦術"の問題に簡単に理由を帰していいのか、そんな疑問がこの試合を見ての感想としても、新たにありました。
・要はやっぱり不得意なんじゃないのか、身に付いてないんじゃないのか、監督自身がという。
・初期に感じていた疑問がより高い次元での問題・比較として、再び立ち現れたというか。
・"出来ること"があるゆえに、"出来ない"ことが気になるというか。
・「ネガトラが不得意」なんじゃなくて、「ポジトラが得意過ぎる」んじゃないかとか。
・いや、まあ、半分冗談は冗談なんですけどね(笑)、でも雰囲気的には結構本気。
・ポジトラつまり広義の"カウンター"向きに脳が出来上がっているので、逆方向を考えようとするとやや繊細さに欠けて来るという。
・好きこそものの上手なれ、逆もまたしかり。
・実際サッカーのどの局面も満遍なく得意なんて監督が、そういるとは思えませんし。一通り理論的には理解出来ても。
・何らか「後ろ」と「前」、引いた守備とカウンターないし速攻の強さに傾斜した全体的なイメージで戦術を構成した方が、ホワイトのチームは強くなるんじゃないかなという、そういう印象。
・こ(こまで)の試合からのね。
・別に"クリエイティブ"を捨てる必要は無いですよ。"コレクティブ・カウンター"なんてのもあるわけですし。
・定期的に僕が引っ張り出すワードですけど。好きなんでしょうね。(笑)
・上で言った"余裕"のある受ける守備から虎視眈々状況を見定めての、一気呵成、瞬間的に時に応じて人数もかけての切れ味鋭いカウンター。
・今までに手に入った"材料"からも、容易に想像出来る将来像に思いますが。
・そして終盤負けていたら、3-1-4-2で猛撃と。
・あら?なんか勝てそうじゃないですか?(笑)
・後はどのような文脈ならホワイトが無理なくそのイメージにたどり着けるか、あるいはホワイトがどれだけ特定的な"形"として、「自分のサッカー」を考えているか、かな?
譲れないものは何で、譲れるものは何なのか。
・僕の"理論"から言っても(笑)、余りに監督が不本意なものでチームが強くなるのは難しいわけですから。

・ま、今後数試合でまた新たな「材料」が見つかったら、新たな提案をすると思いますけどね。(笑)
・だいたい僕はすぐ"まとめ"たがる傾向があるので。"広げ"っ放しにしておくの苦手なんですよ。ケチなので。
・家中の電気を、こまめに消して回るタイプです。
・でもなんか凄く強そうなんだよな、ホワイト式コレクティブカウンター。
・ホワイトの"良い"ところだけが、出て来そうで。
・DAZN情報によると、若狭の"得意"ポジションは3バックのワイドだとか。
・マジで?そういう選手でしたっけ?
・そりゃ確かに守備も特別器用には見えなかったけど、だからといって攻撃が得意にも。
・("ワイド"ってまさか"右ストッパー"とかって意味じゃないよな。そんな使い方。まあいいや)
・コイッチが久しぶりにベンチ入り。今のチームのどこに入れるのかはちょっとイメージしづらいですが、追う展開とかになってたら、出て来たのかな?
・色々"材料"を拾い上げながら、今後も良き解答良き結果目指して、頑張って行きましょう。(笑)


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テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
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