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森保ジャパン南米選手権2019 雑感
2019年06月25日 (火) | 編集 |
南米選手権2019Gステージ第1節 日本代表 ●0-4〇 チリ代表(Estadio Morumbi)

GK 大迫
DF 原輝、植田、冨安、杉岡
MF 中山、柴崎、前田大('66三好)、久保建、中島('66安部)
FW 上田('79岡崎)


南米選手権2019Gステージ第2節 日本代表 △2-2△ ウルグアイ代表(Arena do Gremio)

GK 川島
DF 岩田('87立田)、植田、冨安、杉岡
MF 板倉、柴崎、三好('83久保建)、安部('67上田)、中島
FW 岡崎


南米選手権2019Gステージ第3節 日本代表 △1-1△ エクアドル代表(Estadio Mineirao)

GK 川島
DF 岩田、植田、冨安、杉岡
MF 板倉('88前田大)、柴崎、三好('82安部)、久保建、中島
FW 岡崎('66上田)


20年前(1999年トルシエジャパン)との比較

ペルーに●2-3、パラグアイに●0-4、ボリビアに△1-1
・からの。
チリに●0-4、ウルグアイに△2-2、エクアドルに△1-1
・最後エクアドルに勝っておくと、より"進歩"を分かり易く表現出来たかも知れませんね。
・20年前は、主に惨敗したパラグアイ戦の印象でしょうが、とにかく"沼"感が凄くて。
・フランスから迎えた新監督フィリップ・トルシエのもと、ヨーロッパ的に綺麗にやろうとする日本のサッカーが、こちらの完成度の問題もあって通じないというか"相手にされない"、サッカーにならない。
場違い感&生かじりの恥ずかしさ感が半端なくて、頑張ろうという気にもならずに何でもいいから早く帰りたい、野良犬に噛まれたと思って忘れようという(笑)、そんな気にさせられた大会でした。
・南米で南米のチームに勝つのは難しいという、一般的格言の確認とも共に。
・それに比べると今回の"アウェー感"は、同じく惨敗したチリ戦を含めても全然大したことが無くて、なんか普通のサッカーの大会だなという感じで、やる前はかなりびびってましたがほっとしたというか、ある意味がっかりしたというか。(笑)
・チリ戦は純粋にこちら(の守備)がまずかったわけですし、それもしかもむしろ"ヨーロッパ"的にまずかったので、大会のせいにするわけにはいかない。(笑)
・その後20年間のグローバル化で、"南米沼"自体が浅くなっていた可能性はありますが、基本的にはやはり日本が成長した、国際大会慣れした"20年"分の年の功を積んだと、そういうことでいいんだと思います。
・20年前も"チルドレン"化し切れていない半端なメンバーではありましたが、そうはいっても前年にワールドカップを戦ったトップ選手たちによる編成ではあったわけですし、今回の各国に批判されるような"B代表"的メンバーで、特段の対策もせずに別にそれまでと比べて出来がいいわけでもないような状態で、2戦目以降は普通に勝ち負け出来たわけで。
・むしろこんなんで勝ち負けしていいのかなという、いつも通りの森保ジャパンの、スチャラカな(笑)戦い。
・勿論個別に見るべきものはありましたが、やはり何というか、随分偉くなったもんだなという。

・何がと言われても、具体的にはよく分からないんですけどね。経験、年月としか。(笑)
・逆に言うと、経験と年月でしか埋まらないものが、それなりに埋まってたのだなあという。
・それ以外の埋めるべきものは、まだまだあるんでしょうけど。(笑)
・それで翻って思うのは、今更トルシエジャパンで。
・あのそれなりに輝かしい"可能性"も見えたチームが、作り立てのコパアメリカはともかくとしてもその後実績を積み重ねた果てのサンドニで惨敗して。
・いったんガチガチ5バックに総撤退した後の徐々に調整しての、最終的には中田ヒデの"強さ"を最大限に生かした要はイタリア的3-4-1-2に限りなく近い形での、本番型最終形。
・トルシエの"調整"自体は的確・誠実ではあったと思いますが、アンダー代表や'00アジア大会で見せた可能性からするといかにも陳腐というかがっかりな感じはあったわけで。
・あれはどう考えたらいいんだろう、日本が国際大会で「攻撃的に」行くなどというのは所詮身の程知らずなのか、あるいは中田ヒデ的"強さ"が全員にマストなのかそうでないと互角には戦えないのか(そんなメンバーは多分揃えられない)と、当時は受け入れたくない結論と葛藤したものでしたが。(笑)
・その後の各"代表"チームたちの事績はあえてすっ飛ばして(笑)、トルシエジャパンオンリーで考えてみた時に。
・やはりチーム選手共に"経験"が足りなかった、諸々"無形"の力が足りなかった。持っている技能技術を試合で機能させる、戦術的に実現させる、その為の基盤や背景に足りないものがあった、そういう実感が今回の試合を見ていて改めて感じられた。
・何が言いたいかというと、もし20年前にそういうものが今のレベルであったならば、悪天候重馬場に苦戦はしただろうけれど"サンドニ"であそこまで打ち砕かれずには済んだ気がする、コパアメリカでももうちょっと普通に戦えただろうし、本番にもアンダー代表やアジアカップに近い形で臨めたのではないか同じ選手たちであってもと、死んだ子の歳を数えてしまったというそういう話です。(笑)
・"コパアメリカ"という、共通の体験を透かして見ることによって。
・まあ単純に中田ヒデを中心にしてしまうと、ああいう(イタリア的な)チームになってしまうというのはありましたけどね、ヒデ自身の特性によって。
・シドニー五輪でも、既にヒデ抜きの予選のチームとは、別チームでしたし。
・最後の可能性は、本番前に少し試した俊輔をシャドーに配した3-4-2-1の形とかでしたかね、決勝トーナメントのトルコ戦でなぜか突然実現した。(既に俊輔はいませんでしたが)
・まあトルシエにとって、"おまけ"の試合だったからでしょうけど。
・でもほんと、時代は変わりましたよ。
・それだけの話です。(笑)


個別に

・今回ある意味一番評価を上げたのは柴崎ではないかと思いますが、なぜ良かったのか、あんまり分からない。(笑)
・別に中山や板倉といったバートナーが、"堅実なプレーで助けてくれた"わけではないですし。
・むしろ頼りにならないパートナーの分も、守備も含めて奮闘してチームへの関与を深めたというのが、有力な理由かなと。
・これまでのやや浮ついた"司令塔"プレーではなく。
・あと勿論コンディション。
・ただこの選手はとにかく、高校時代、鹿島時代、ハリルまでの代表時代、"テネリフェの宝石"時代、そして森保ジャパンと、毎度見るたびに印象が変わるので。
・結論としては、"当てにしない"というのが一番いいように、僕には思えてしまうんですが。(笑)
・器用なような不器用なような、変な選手。
・チームごとに色んな顔を見せるという意味では器用なんですが、その都度"それ以外"のプレーが出来なくなってしまうことやそもそも毎回適応性が高いわけではないという意味では、むしろ不器用な選手にも思える。
・ほんと変な選手ですよね。そういう意味では天才なのかも知れない。天才"的"というか。"型"というか。
・多分近くで見るとより説得力があって、西野監督も森保監督も"全面的に信頼"してしまうのかも知れないですけど。
・この大会くらいのプレーをもう少し継続的に見せてくれないと、なかなか僕の評価は変わらない感じ。(笑)
岩田というのは正直代表に選ばれて初めて知ったんですけど、面白い選手ですね。
・"頑張ってる"感じはそんなにしないんですけど、ポジショニングとタイミングで、常にさらりと「先手」を取ってる感じのプレー。
・考えてるのか勘なのか、それも今回だけではよく分からなかったんですけど。
・とにかくもう少し見たい選手。

・一方で評価を落としたらしいのが、我らが卒業生中島翔哉選手。
・守備をしない、ポジショニングが滅茶苦茶、要するにバカ?という感じの結構散々な言われようですが(笑)、昔から見ていた人にとっては、むしろようやく評価が落ち着くところに落ち着いて来た感じではないかと思います。
・今までが高過ぎた。
・要はその"強引"さ"勝手"さをどう見るかという話で、いっときの俊輔を押しのけた頃の本田圭佑とかもそうですが、隙あらば"日本サッカー"を馬鹿にしたいタイプの人や年代の人の"幻想"的期待を刺激する、「日本人らしくなさ」を持っているということで、でもそれがどこまで長所なのかどうかは、そんなに無防備には言えないはず。
・本田が"真ん中に寄って行って"しまうのだって、実はかつて「海外サッカー」ファンが期待した"強引"さの一つの現れだと思いますしね。
本田を持ち上げて落として、宇佐美を持ち上げて落として、そして今度は中島の番と、基本的にはそれだけの話に見えます。勝手にやって下さいという。次のネタは誰ですか?
・基本日本で見えていた欠点は海外に行ったからと言って、そう簡単に解消されるものではないと思います。
・中島は良くて乾が駄目だったというのも、よく分からない話ですしね。親ハリルホジッチ(中島)と反ハリルホジッチ(乾)と、それだけの違いではないかという気も(笑)。(そう見なされていたという話ですが)
・柴崎以上に、当てにはせずにどう"使う"かという選手に、なるんですかねこれからは。問題はそれでモチベーションが維持出来るタイプの選手なのかというところですが。中島自身が、自分への「幻想的期待」感を必要とするようにも見えますし。
・まあいい選手、"凄い"ところのある選手には違いないですけどね。
・その中島も含めた一つの"時代"の終わりとしては、久保建は勿論三好のプレーは、かなり印象的でした。
・久しぶりに見ましたが、やはり"ドリーミー"に上手い選手ですね。"ドリーム"感(笑)では堂安より上。
・中島・南野・堂安セットへの"固執"が長らく問題となって来ましたが、凄く自然ないい形で今回それが「ほぐれた」感じで、それは本当に収穫だったと思います。
・"人"ありきの森保ジャパンですし。
・なんだかんだいい選手がまだまだいますね日本は。金持ち金持ち。
・上田については言わないでも分かるでしょうから(笑)ノーコメントとして、前田大についてはトップで使うという選択肢は無かったのかなという心残りが少しあります。"スピード"の活かし方として。
・アンダー代表ではやってたのでね。伊東と同じ扱いで、いいのかなと。伊東に比べても、中盤で使うほど器用じゃあるまいというのもありますし。
・むしろこの前の「永井謙」に近いイメージ。そういう面白み
・まあ使われただけマシでしょうけど、不出場の選手からすると。(笑)
・正直皓太を今回のやり方でボランチで使うのは、実際無理っぽい気はしましたけど。
安部も面白い選手ですね、若いですけど妙な落ち着き妙な強さは、先輩の柴崎を少し思わせるところがありますが、あんまり変なところは似ないで欲しい。(笑)

・まとめて"B代表"としては、十分な収穫がありましたし、また"森保ジャパン"としてもA代表よりはアンダー代表に近い風通しの良さがあって、むしろこっちが本来の森保監督なのかなという。
・ただチリ代表戦で見せてしまった、急ごしらえということを割り引いても国際大会に堪えられない感じの守備の乱雑感は、やはり忘れてはいけない感じはしました。"メンバー"以上に、なんか申し訳ない感がありましたね、あの試合の直後は。
・それは忘れないようにしたい。
・直前の大会での「3バック」もやりかけですし、この"収穫"をもって今後の展望がどうとは、なかなか言えない感じは変わってないと思います。
・あくまでこれから次第という、結局何も言ってないような結論しか。(笑)
・面白かったですけどね、結構。
・エクアドルは勿論ウルグアイにも、実際勝った可能性はあると思いますし。
・また参加したくないことはない。B代表でもいいらしいですし。(笑)


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テーマ:サッカー日本代表
ジャンル:スポーツ
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