2020年05月21日 (木) | 編集 |

『望郷太郎』
中沢新一登場というから何かと思ったらポトラッチの説明かよ。
それは知っとる。
というか既存の概念なんだから、基本的なことはまず作中で説明すべきだと思います。
『グラゼニ ~パ・リーグ編~』
"先発・完投"の方が美しいとは思いますが、"分業"システムにはだからこそ輝ける異才に働き場を与えられるという面は確かにあるんですよね。先発には足りないけどという。
角三男とか。(古い)
『ハコヅメ ~交番女子の逆襲~』
余り見たことの無い、"取り締まり"側と"取り締まわれ"(?)側の関係で、面白かったです。
『相談役 島耕作』
"経営者の市場"の問題は、実際気にかかりますよね。
それでも最低でも"社内"よりはマシという、可能性はありますが。話のレベルというか。
『カバチ!!! –カバチタレ!3–』
"特約"に書いたからと言って有効になるような契約なのかな。(笑)
売春というだけではないのか。(個人間だからいいのかな。「管理売春」じゃないから)

『童貞絶滅列島』
"途中までしたから童貞指数が下がった"笑った。(笑)
微妙なバランスから、唐突に"ギャグ"寄りに傾いたというか。
確かに「初フェラ」は「初フェラ」で、エポックメイキングな体験ではあると思いますが。(笑)
『くにはちぶ』
この張り付いている女役人さんのキャラが、今後どんどん生きて来そうですね。
最初からそう設定されていたのか、途中から育ったのか、よく分かりませんが。
「傍観」の罪が一つのテーマではあるんでしょうから、彼女の("絶望"しているままなんて醜悪という)"煽り"自体は理に適っていると思います。厳しいですけど。

『今夜は月が綺麗ですが、とりあえず死ね ‐last‐』
コミックDAYSプレミアムの毎月溜まる200ptの使い道として、これの単行本を最初から読みました。
途中からの印象だとひたすら陰惨悲愴な話に見えたんですが、実は王道学園ラブコメみたいな要素も最初はあって、しかもそれが迷走ではなくてちゃんと"ハイブリッド"されていて感心しました。
勿論今回の"林さん"の例からも分かるように、「愛」について根本から問うストーリーでもあります。傑作だと思います。
『雨の日も神様と相撲を』

この作者は明らかに猛烈に相撲が好きだと思いますが(笑)、にも関わらず(だからこそ?)例えば総合格闘技のようには相撲の「理」はそこまで突き詰められてはいないと割り切っている感じが、面白いと思いました。
「相撲」はあくまで「相撲」として面白いという。その枠の中での、"極限"を楽しむという。
"J2相撲"とかもそれでいいように思うところもありますけどね(笑)。別に先端を目指さなくても。
主人公の不自然ではあるけれどわざとらしくない、不思議なバランスの朴念仁ぶりが笑えます。(笑)
ただお嬢さんそんなに主人公意識してたかなというのもありますが。いつの間に?
『小説の神様』
いいですね、これも。
主人公、友達、編集、そして勿論パートナーの女子作家、それぞれの「創作」や「小説」への嘘偽りない愛、真剣な思いがひしひしと伝わって来ます。
危ういことこの上ないこの主人公を使って、果たしてどのように"ハッピーエンド"にたどり着くのか。(ハッピーエンドなのは多分間違いないと思います)
良いということ好きということ、そして創作や表現の価値は、何周か回って結局シンプルな事なんだろうと思います。それでいいというか。
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