2020年07月16日 (木) | 編集 |
すぐ(ほんとに)また次もあるので、取り急ぎ。
J2第4節 東京V ●0-1〇 大宮(NACK5スタジアム大宮)


J2第5節 東京V 〇4-2● 甲府(味の素スタジアム)
[得点者 : 井上潮音、井上潮音、井出遥也、若狭大志]


チーム
・完封された大宮戦と、やりたいことが出来まくった甲府戦と。
・対照的な2つの試合から見えるのは、"相手"のレベル次第やり方次第出来次第という面が現状はっきりしていることと、その一方で別に右顧左眄しているわけではなくて、チームとしてはあくまで"愚直"に前に進もうとしている感じと。
・今後も"愚直"に、強い相手上手かった相手にはやられて弱い相手失敗した相手はやっつけるということを、繰り返すのかなと今のところはそんな感じです。
・ちょっとコントラストが鮮やか過ぎるのが逆に、頭を冷やすことをこちらに要求して来るというか。(笑)
・勿論甲府戦に臨んでは、やり方の変わったところ人が変わったところがいくつもあって、間違いなく個々にはそれらは試合内容の変化に直接的に影響していたとは思いますが。
・ただそれが監督がやり方を"変えた"ということなのかそれで覚醒したのかブレイクスルーなのかというと余りそうは思えなくて、あくまで日常的漸進的な工夫や試行錯誤が、たまたま2試合の片方で大きな結果として表れたという、そういう事のように思います。
・つまり甲府戦の"縦パス"も、急に導入したものではなくて今までもやろうとしていたけれど色々な事情でやれなかった出せなかったものが、ある意味たまたま出たものだろうと。
・...まあ逆に今までも、全然出来てなかったやってなかったことではないですしね。
・チームの基本的イメージは、ぜんまい(古いなあ)を巻かれた車のおもちゃというか頭を下げて突進する牛というか(笑)、僕の中ではそんな感じで(笑)、強い力で上から抑えられるとひたすら愚直に空転を繰り返し、その蓋が取れると一気にまた再び突進を始めるという。(笑)
・"戦術"としては、相手の形に柔軟に対応すること自体がその一部となっているタイプのものではあるんですが、そうした戦術自体が「愚直」に運用邁進さ(せら)れているというか。
・戦術は戦術、監督は監督というか。
・まあその「愚直」の範囲内で、一応(前3試合のように)序盤に不用意な失点をしなければ、ある程度出たとこ勝負ではなく、コンスタントにいい試合を出来る可能性はあるとは思いますが。
・ただ毎度"失点"の仕方自体に「愚直」ゆえの固さというか個々の視野・注意範囲の微妙な狭さも感じてしまうので、その"癖"自体がたまたまではない気がしてそこは不安。
・そういう"性格"のチームなのではないかという。"性格"はそう簡単に直るのかという。(笑)
井出
・加入時にも言ったように井出はジェフ時代も好きな選手でしたが、基本的には"ドリブラー""飛び道具"というのが、ジェフでは基本的な役割でした。
・勿論技術的には当時からそれ以上のオールラウンドなものを持っていたとは思いますが、それでもヴェルディが今季獲得した意図としては、用途としては、そっち方面なんだろうと。前目で質的優位をもたらすクラッシャーとしてなんだろうと。
・"J1"経験のあるある種格上の選手ですし、外様でもありますし、真ん中へんでパスをつなぐのが上手い選手は、生え抜きで十分過ぎる程いますし。
・だから井出の"デビュー"戦がかなりどたばたした状況とは言えCBに見えるポジションだったことは確かに驚きましたが、それ自体をどうこう言うつもりもまたそもそもどういう"つもり"で獲ったのかみたいな話をするつもりも、今回はありません。
・その後井出は"本来"の2列目近辺で出場を重ね、必ずしも"飛び道具"の枠に収まらないような形でのプレーにまずまずの適応力を見せていましたが、甲府戦では更にもう一列下がったボランチ/セントラル的なポジションで、チームを"回す"ことに大いに貢献してくれました。
・ここまで来ると完全に、ジェフ時代のプレーの枠外ですね。
・で、そういう井出のプレーを見ていて思ったのは、確かに元々"オールラウンド"な技術は持っていたにせよ、これは何というか、永井ヴェルディの「教育力」に結構優れたものがあるのではないかなと。
・たまに選手から漏れ聞こえてくるように、「練習の質がいい」というのは満更身贔屓でもないのだろうなと。
・それだけ井出の適応は期待以上の速さだったしプレー内容もいいし、しかも妙に"自然"なんですよね。
・戸惑ってはいたCBでも、まだまだ探り探りではあった前節までをも含めて、不十分なりにでもストレスも余り見えなかった。
・随分あっという間に「ヴェルディの選手」になったなと。(永井ヴェルディの)
・勿論井出自身の適応力or適性も高いんでしょうけど、自発性だけでどうにかなるほど、永井ヴェルディでのプレーは簡単ではないはず。
・永井監督の井出の扱いも、最初から割りと純粋にスペックだけを見ている感じで、「井出」だからどうという緊張感は感じない。
・それだけ自分のメソッドと心理的に一体化しているというか、迷いが無いという事ではあるかと思いますが。
・その分この前も言ったように、(林やカンスイルのように)"はみ出た"選手に特別な配慮もしないわけですが。
・開幕戦の大久保の"中盤"起用とか定期的に小池を死なすこととか、若干起用が機械的に感じることも無いわけではないですけど、それはそれとして永井式"オートメーション"の基本的な質の良さを、井出のいい意味での「規格」化を見ていて感じました。
・井出個人の資質として言うと、割りと(永井サッカーに必須の)「回転」が上手なんですよね、ユース生え抜きの"永井世代"選手たちに比べても。近いものがあるというか。
・ユース出でも潮音よりは多分上手で(笑)、それもあって井出後ろ(つまり真ん中)、潮音前(つまりやや端っこ)という関係にたどり着いたのかもなと。
・それは見ていたかもしれないですね、獲る前から。使える当てはあった。
・まあ予算の関係でどこまでの精度で選り好んで獲れるのかは、分からないところがありますが。
潮音
・その潮音。潮音なあ。
・良かったは良かった。良かったんですけど。
・甲府戦。
・先発からあそこまで前目(2シャドーというかワイドストライカーというか)のポジションで使われたのは、記憶では初めてだと思いますが。
・単に調子がいいとか"積極的"という以上のハマり感、"本職"感のあるプレーで。
・"思い切りのいい"飛び出しのタイミングはコンスタントで、チャンスとしての再現性がありましたし。
・そこからのシュートにも変な緊張感が無く、すっかり"シュートを打つ人"として様になって来ました。
・チーム全体の中でも落ち着き上位かも。(笑)
・この日の2得点それぞれの、最後の最後まで状況を冷静に見た、解説も言ってましたが正に「ゴールへのパス」という感じのシュート/ゴールは。
・基本的にキック力の無い潮音のゴールの形としても、"崩し切って"点を取るチームのスタイル的にも、理想的なものだったと思います。
・ある時期までの潮音は、まるで生まれて初めてサッカーをする人のように(笑)、おっかなびっくり見よう見真似で"シュート"する人でしたが。
・それだけそれまでは、"パス"だけで全て解決出来ていたからだろうと思いますが。
・同じく"キック力の無いパス職人"の名波なんかにもこういう瞬間がありましたね。無いなりのシュートの型を覚えた時が。
・ただ"シューター""ゴーラー"としての潮音にはそれ以上の可能性、そういうプレーのレギュラー化の可能性を感じて。
・同じ磐田レジェンド組なら、"藤田俊哉"の方のイメージに近付いているというか。
・まああそこまでのドリブル力は無いですが、ゴール前のスペースの「自分の場所」化という意味で。
・司令塔タイプの選手の。
・更に良かったというか特徴的だったのは、町田戦あたりではチームの骨組みの"隙間"で"自由"を与えられて活躍している感じだったのが。
・甲府戦ではより太い"導線"に乗って正に「チームの一部」として働いていた感じだったことで。
・おかげでいつものように早々に替えられることもなく、他の選手のターンオーバーとの兼ね合いもあったんでしょうが連戦の中遂にフル出場。(バテてはいましたが(笑))
・ようやく"信頼"されたという感じは、本人も持ったのではないかなと。
・基本的にはやはりポジションを前に移したことが恐らく大きくて、逆に言うと「中盤」の選手としてはそこまでの信頼が得られなかったという事ではあるんだろうと思いますが。
・それでもエポックメイキングな試合だった可能性は高くて、それによって次の「中盤」でのプレー自体も変わって来るかもしれないなとも。(それについてはそこまで楽観的ではないんですけど実は(笑))
・と、とにかくいいことずくめのようですが、それならなぜ冒頭奥歯にものの挟まったような言い方をしていたかというと・・・
・「永井ヴェルディの井上潮音」としてはこれでいいし、これが答えなのかもしれないですけど。
・「井上潮音」やその将来を考えた時に、それでいいのかなという疑問が無くはないからで。
・こんな"活かされる"選手として、ラストピース的な「駒」として、落ち着いていいのかなという。
・面倒を見る選手ではなくて面倒を見られる選手として。
・そこに"天才"としての井上潮音の存在の可能性はあるのか、"普通のちょっといい選手"としてはともかく。
・あるいは他のチームで、それこそ「代表」の名前の付くチームで、「永井ヴェルディの井上潮音」がわざわざ必要とされることがあるのか。
・言ったって所詮はチビで非力なパス専門選手ですからね、単体として見てしまえば。そこはそんなに変わりようが無い、今後どのように成長したとしても。
・やはり"天才"である可能性は、"操る"立場自分自身は矢面に立たない立場でしかありえないようには思うわけですが。
・勿論長らくしばしば"並み以下"の選手ですらあったわけで、今の起用法にクレームをつけたいわけではないんですけど。
・せめて"フリーマン"の方だったら、同じ前線でもまだ"操る"立場"中心"の立場ではあるわけですが、ワイドストライカーだと明らかに追随的な動きがメインになりますから。
・ここからこのポジションで、突き抜けた選手になって行ったりするのかな。
・同じく"非力"なロベルト・バッジョのように、せめて"ユトレヒトの藤田俊哉"のように。(あの頃好きだったあ)
・でも最低限"ブラフ"としてのドリブルでもないとなあ、難しそうだなあ。
・「スカウト」としての目で見た時に、今の井上潮音の"活躍"はどう映るのか。
僕も基本コンバート大好きっ子なんですけどね、潮音の場合は元のポジションで"やり切った"感が無いので、どうももやもやするんですよね、"新境地"にわくわくし切れないというか。
"天才"時代を見ていなければどうってことはないんでしょうけど。むしろ「新戦力」。(笑)
まあ永井監督自身も、本来ではないとは言ってますけどね。
「イニエスタになれ」と言いつつ"メッシ"のように使った永井監督と、「我々のメッシ」と言いつつ"イニエスタ"(時にシャビ)のように使ったロティーナと。(笑)
J2第4節 東京V ●0-1〇 大宮(NACK5スタジアム大宮)


J2第5節 東京V 〇4-2● 甲府(味の素スタジアム)
[得点者 : 井上潮音、井上潮音、井出遥也、若狭大志]


チーム
・完封された大宮戦と、やりたいことが出来まくった甲府戦と。
・対照的な2つの試合から見えるのは、"相手"のレベル次第やり方次第出来次第という面が現状はっきりしていることと、その一方で別に右顧左眄しているわけではなくて、チームとしてはあくまで"愚直"に前に進もうとしている感じと。
・今後も"愚直"に、強い相手上手かった相手にはやられて弱い相手失敗した相手はやっつけるということを、繰り返すのかなと今のところはそんな感じです。
・ちょっとコントラストが鮮やか過ぎるのが逆に、頭を冷やすことをこちらに要求して来るというか。(笑)
・勿論甲府戦に臨んでは、やり方の変わったところ人が変わったところがいくつもあって、間違いなく個々にはそれらは試合内容の変化に直接的に影響していたとは思いますが。
・ただそれが監督がやり方を"変えた"ということなのかそれで覚醒したのかブレイクスルーなのかというと余りそうは思えなくて、あくまで日常的漸進的な工夫や試行錯誤が、たまたま2試合の片方で大きな結果として表れたという、そういう事のように思います。
・つまり甲府戦の"縦パス"も、急に導入したものではなくて今までもやろうとしていたけれど色々な事情でやれなかった出せなかったものが、ある意味たまたま出たものだろうと。
・...まあ逆に今までも、全然出来てなかったやってなかったことではないですしね。
・チームの基本的イメージは、ぜんまい(古いなあ)を巻かれた車のおもちゃというか頭を下げて突進する牛というか(笑)、僕の中ではそんな感じで(笑)、強い力で上から抑えられるとひたすら愚直に空転を繰り返し、その蓋が取れると一気にまた再び突進を始めるという。(笑)
・"戦術"としては、相手の形に柔軟に対応すること自体がその一部となっているタイプのものではあるんですが、そうした戦術自体が「愚直」に運用邁進さ(せら)れているというか。
・戦術は戦術、監督は監督というか。
・まあその「愚直」の範囲内で、一応(前3試合のように)序盤に不用意な失点をしなければ、ある程度出たとこ勝負ではなく、コンスタントにいい試合を出来る可能性はあるとは思いますが。
・ただ毎度"失点"の仕方自体に「愚直」ゆえの固さというか個々の視野・注意範囲の微妙な狭さも感じてしまうので、その"癖"自体がたまたまではない気がしてそこは不安。
・そういう"性格"のチームなのではないかという。"性格"はそう簡単に直るのかという。(笑)
井出
・加入時にも言ったように井出はジェフ時代も好きな選手でしたが、基本的には"ドリブラー""飛び道具"というのが、ジェフでは基本的な役割でした。
・勿論技術的には当時からそれ以上のオールラウンドなものを持っていたとは思いますが、それでもヴェルディが今季獲得した意図としては、用途としては、そっち方面なんだろうと。前目で質的優位をもたらすクラッシャーとしてなんだろうと。
・"J1"経験のあるある種格上の選手ですし、外様でもありますし、真ん中へんでパスをつなぐのが上手い選手は、生え抜きで十分過ぎる程いますし。
・だから井出の"デビュー"戦がかなりどたばたした状況とは言えCBに見えるポジションだったことは確かに驚きましたが、それ自体をどうこう言うつもりもまたそもそもどういう"つもり"で獲ったのかみたいな話をするつもりも、今回はありません。
・その後井出は"本来"の2列目近辺で出場を重ね、必ずしも"飛び道具"の枠に収まらないような形でのプレーにまずまずの適応力を見せていましたが、甲府戦では更にもう一列下がったボランチ/セントラル的なポジションで、チームを"回す"ことに大いに貢献してくれました。
・ここまで来ると完全に、ジェフ時代のプレーの枠外ですね。
・で、そういう井出のプレーを見ていて思ったのは、確かに元々"オールラウンド"な技術は持っていたにせよ、これは何というか、永井ヴェルディの「教育力」に結構優れたものがあるのではないかなと。
・たまに選手から漏れ聞こえてくるように、「練習の質がいい」というのは満更身贔屓でもないのだろうなと。
・それだけ井出の適応は期待以上の速さだったしプレー内容もいいし、しかも妙に"自然"なんですよね。
・戸惑ってはいたCBでも、まだまだ探り探りではあった前節までをも含めて、不十分なりにでもストレスも余り見えなかった。
・随分あっという間に「ヴェルディの選手」になったなと。(永井ヴェルディの)
・勿論井出自身の適応力or適性も高いんでしょうけど、自発性だけでどうにかなるほど、永井ヴェルディでのプレーは簡単ではないはず。
・永井監督の井出の扱いも、最初から割りと純粋にスペックだけを見ている感じで、「井出」だからどうという緊張感は感じない。
・それだけ自分のメソッドと心理的に一体化しているというか、迷いが無いという事ではあるかと思いますが。
・その分この前も言ったように、(林やカンスイルのように)"はみ出た"選手に特別な配慮もしないわけですが。
・開幕戦の大久保の"中盤"起用とか定期的に小池を死なすこととか、若干起用が機械的に感じることも無いわけではないですけど、それはそれとして永井式"オートメーション"の基本的な質の良さを、井出のいい意味での「規格」化を見ていて感じました。
・井出個人の資質として言うと、割りと(永井サッカーに必須の)「回転」が上手なんですよね、ユース生え抜きの"永井世代"選手たちに比べても。近いものがあるというか。
・ユース出でも潮音よりは多分上手で(笑)、それもあって井出後ろ(つまり真ん中)、潮音前(つまりやや端っこ)という関係にたどり着いたのかもなと。
・それは見ていたかもしれないですね、獲る前から。使える当てはあった。
・まあ予算の関係でどこまでの精度で選り好んで獲れるのかは、分からないところがありますが。
潮音
・その潮音。潮音なあ。
・良かったは良かった。良かったんですけど。
・甲府戦。
・先発からあそこまで前目(2シャドーというかワイドストライカーというか)のポジションで使われたのは、記憶では初めてだと思いますが。
・単に調子がいいとか"積極的"という以上のハマり感、"本職"感のあるプレーで。
・"思い切りのいい"飛び出しのタイミングはコンスタントで、チャンスとしての再現性がありましたし。
・そこからのシュートにも変な緊張感が無く、すっかり"シュートを打つ人"として様になって来ました。
・チーム全体の中でも落ち着き上位かも。(笑)
・この日の2得点それぞれの、最後の最後まで状況を冷静に見た、解説も言ってましたが正に「ゴールへのパス」という感じのシュート/ゴールは。
・基本的にキック力の無い潮音のゴールの形としても、"崩し切って"点を取るチームのスタイル的にも、理想的なものだったと思います。
・ある時期までの潮音は、まるで生まれて初めてサッカーをする人のように(笑)、おっかなびっくり見よう見真似で"シュート"する人でしたが。
・それだけそれまでは、"パス"だけで全て解決出来ていたからだろうと思いますが。
・同じく"キック力の無いパス職人"の名波なんかにもこういう瞬間がありましたね。無いなりのシュートの型を覚えた時が。
・ただ"シューター""ゴーラー"としての潮音にはそれ以上の可能性、そういうプレーのレギュラー化の可能性を感じて。
・同じ磐田レジェンド組なら、"藤田俊哉"の方のイメージに近付いているというか。
・まああそこまでのドリブル力は無いですが、ゴール前のスペースの「自分の場所」化という意味で。
・司令塔タイプの選手の。
・更に良かったというか特徴的だったのは、町田戦あたりではチームの骨組みの"隙間"で"自由"を与えられて活躍している感じだったのが。
・甲府戦ではより太い"導線"に乗って正に「チームの一部」として働いていた感じだったことで。
・おかげでいつものように早々に替えられることもなく、他の選手のターンオーバーとの兼ね合いもあったんでしょうが連戦の中遂にフル出場。(バテてはいましたが(笑))
・ようやく"信頼"されたという感じは、本人も持ったのではないかなと。
・基本的にはやはりポジションを前に移したことが恐らく大きくて、逆に言うと「中盤」の選手としてはそこまでの信頼が得られなかったという事ではあるんだろうと思いますが。
・それでもエポックメイキングな試合だった可能性は高くて、それによって次の「中盤」でのプレー自体も変わって来るかもしれないなとも。(それについてはそこまで楽観的ではないんですけど実は(笑))
・と、とにかくいいことずくめのようですが、それならなぜ冒頭奥歯にものの挟まったような言い方をしていたかというと・・・
・「永井ヴェルディの井上潮音」としてはこれでいいし、これが答えなのかもしれないですけど。
・「井上潮音」やその将来を考えた時に、それでいいのかなという疑問が無くはないからで。
・こんな"活かされる"選手として、ラストピース的な「駒」として、落ち着いていいのかなという。
・面倒を見る選手ではなくて面倒を見られる選手として。
・そこに"天才"としての井上潮音の存在の可能性はあるのか、"普通のちょっといい選手"としてはともかく。
・あるいは他のチームで、それこそ「代表」の名前の付くチームで、「永井ヴェルディの井上潮音」がわざわざ必要とされることがあるのか。
・言ったって所詮はチビで非力なパス専門選手ですからね、単体として見てしまえば。そこはそんなに変わりようが無い、今後どのように成長したとしても。
・やはり"天才"である可能性は、"操る"立場自分自身は矢面に立たない立場でしかありえないようには思うわけですが。
・勿論長らくしばしば"並み以下"の選手ですらあったわけで、今の起用法にクレームをつけたいわけではないんですけど。
・せめて"フリーマン"の方だったら、同じ前線でもまだ"操る"立場"中心"の立場ではあるわけですが、ワイドストライカーだと明らかに追随的な動きがメインになりますから。
・ここからこのポジションで、突き抜けた選手になって行ったりするのかな。
・同じく"非力"なロベルト・バッジョのように、せめて"ユトレヒトの藤田俊哉"のように。(あの頃好きだったあ)
・でも最低限"ブラフ"としてのドリブルでもないとなあ、難しそうだなあ。
・「スカウト」としての目で見た時に、今の井上潮音の"活躍"はどう映るのか。
僕も基本コンバート大好きっ子なんですけどね、潮音の場合は元のポジションで"やり切った"感が無いので、どうももやもやするんですよね、"新境地"にわくわくし切れないというか。
"天才"時代を見ていなければどうってことはないんでしょうけど。むしろ「新戦力」。(笑)
まあ永井監督自身も、本来ではないとは言ってますけどね。
「イニエスタになれ」と言いつつ"メッシ"のように使った永井監督と、「我々のメッシ」と言いつつ"イニエスタ"(時にシャビ)のように使ったロティーナと。(笑)
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