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仮想J1?、からのJ2/北九州-東京V(’20)、東京V-京都(’20)
2020年08月31日 (月) | 編集 |
本当は北九州戦の直後に書くはずだった内容ですが、先週からずっと体調が悪くて延び延びに。

J2第14節 東京V ●1-2〇 北九州(ミクニワールドスタジアム北九州)



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依然体調が余り良くないのと、タイミングを外してテンションが下がってしまったので、書こうと思っていた内容の最低限の要旨だけ。

仮想J1?

・戦術的にか個人能力的にか、もし近い将来に永井ヴェルディがJ1に上がることがあったら、これくらい押し込まれる試合も少なくなくなるんだろうなと、そういう想像をさせる北九州戦でした。
・それに関して、「ちゃんと主導権を取れるようにならなくてはならない」というのはそれはその通りなんですが、現実的には"J1残留"して"定着"して、"上位"を窺えるようになるまで、突然大パトロンでも付かない限り数年間は「我慢」の期間が続くだろうことは覚悟すべきなわけで。
・なるべく露骨な戦術変更等をせずに("成長"方向を維持したまま)その期間をやり過ごす為には、「永井ヴェルディ」が「永井ヴェルディ」のままいかに押し込まれる展開を耐えられるかが一つ鍵となると思えて。
・そういう意味では北九州戦の戦いぶりは、そんなに悪くはなかったと思います。
・"覚悟"さえ間違わなければ、意外と耐えられるなこのチームはという。
・少なくとも'18ロティーナヴェルディがプレーオフで磐田と対した時の狼狽に比べると、遥かに堅固な試合ぶりだったなと。
"根付き"度では既に上というか。
・まあロティーナその前から、必ずしも"貫いて"いたわけではないですからね。そういう意味では、自業自得というか自壊的な結果だったかと。
・去年の(プレーオフの)徳島あたりと比べても。
・現実的に永井体制がいつまで続くかそこまで続くかは、予想の難しい問題ですが、とりあえず現在の"延長"で考えるならば、こんな現状と見込みを抱きました。

再び"プログレッション"概念の問題

・前回特集時には、プログレッション"本流"の代表的に名前の挙がっていた北九州

ティキタカと書いたが、眠気を誘うポゼッション(保持)とはワケが違う。急がば急げ。ボールを縦に動かすプログレッション(前進)が売り物だ。とにかく、ワンタッチの鋭い縦パスがガンガン入る。そこから高速のコンビネーションを使ってブロック(防壁)の攻略を試みるのだ。

(必見、ギラヴァンツ! 魅惑のフットボールの正体【J再開後の見所5】(サカマガweb))


・実際対戦してみての感想として。
・何人かの人がつぶやいておられたように、やはり小林監督が元々持っていた「縦」と「サイド」(速攻)の志向を改めて現代的にまとめ直したもののように僕にも思えて。
・それゆえのスムーズでダイレクトな機能性というか。
・練度と強度自体に差があったのは明らかとはいえ、永井ヴェルディが今後どのように現在の延長線上で完成度を高めて行っても、その先に"北九州"があるようには思えない。
・やはりベースは「横」(保持)の方なので。
・それを「ドイツ」式に対する「スペイン/日本」式と、分類するかどうかは別にして。(笑)

・で、どちらが本来かとあえて言えば、それはドイツ/北九州式の方だとは思うわけですが、別に概念闘争をする気はないというかする必要はないというか。
・誰かが「プログレッション」の特許申請をしたとも聞かないですし(笑)、各々使いたいように使えばいいわけなんですけど。
・問題はだから、"道具"としてのその概念の有用性の問題。
・北九州の場合、腕利きなのは知られていても"新しい""冒険的"とは思われていなかった小林監督の得意のサッカーが。
・"プログレッション"という概念及び手本によって、一気に蘇生的に生まれ変わったというか最前線に躍り出たというか。
・遂行する選手側も、単に「昇格請負人」のリアリズムという以上のテンションとモチベーションでそれに取り組んで、それがチームの現在の強さの重要な一部になっているのが見て取れて。
・要は明らかに、"役に立っている"、「プログレッション」という概念を使うことが、チームの強化に繋がっている。
・翻って永井ヴェルディの方は、北九州のそれほど明らかな有用性や必然性は、「プログレッション」概念の使用において今のところは感じられない。
・調子のいい時には、何かかっこいい名前を付けたくなることがないわけではないですが。(笑)
・ただ北九州が「プログレッション」という概念によって支えられているようには、永井ヴェルディがそうであるようには思えない。
「プログレッション」概念抜きの北九州がまず考えられないのに対して「プログレッション」概念抜きの永井ヴェルディは考えられるし、一方で「ポゼッション」概念抜きの永井ヴェルディの方は、こちらはちょっと難しいだろうというそういう諸々の対照
・別に使ってもいいんですけどね、少しでも役に立つのであれば。(笑)
・ただ例えば仮に前の項で言ったような"耐える"数年間がいずれ訪れたとして、その時に拠り所にするものとしてはどちらが相応しいのかみたいなことを考えてみると。
・全然"プログレス"出来ない看板倒れの惨めな状態として現在を捉えるのと、多少劣勢ではあっても要は保持"率"の相対的な問題として状況を眺められそうな"ポゼッション"と、どちらが無難かと言えば後者のような気がします。
・基本構造としている"ポジショナルプレー"自体には、そもそも「コンテ」(チェルシー)型のような必ずしも"前"に行かない類型も存在していたわけですし。
誤魔化しは利き易いというか。我慢はし易いというか。(笑)
・まあ気休めに近いような話かもしれないですけど、「概念」が長期に渡って安定的にチームを支えるか否かという問題において、そういうメンタルコントロールへの有用性というのは重要な一部であるように思います。
自己規定による振る舞いの安定。
・まあ伝統的に言われる「文化」みたいなものの言い換えでもあるかもしれない。

・「要旨」の割りに長くなった気もしますが、だいたいこんなようなことを、北九州と戦いながら、考えていました。
・繰り返しますが、別に使ってもいいんですよ?使っても。(笑)
・小林ギラヴァンツとの比較では、そう見えるという話。



舞台は現実に戻って。

J2第15節 東京V 〇2-0● 京都(味の素スタジアム)


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・......
・北九州戦に比べると特に言いたいことが無い(正確には書きたいテンションになる程言いたいことが無い)ので、ここ2戦で目に付いた個人の問題でもいくつかメモ。
松本山雅戦の真夏の夜の夢から2戦、ビッグプレーこそ無いですが潮音の判断の遅滞の無い感は基本的に継続していると思います。
・ただ山雅戦のプレー内容の良さに関しては、センター(フリーマン)スタートでプレーする時間が長かったことも、なんだかんだ影響しているのかなと後で思い返しました。
・やはり"ファンタジスタ"は中央
・含めて今後も、観察を続けていきたいと思います。
・北九州戦ではそのセンターでやや苦労していた森田
高いレベルで"特徴が無いのが特徴"の、潮音を別にすれば実は一番に近い好きな選手なんですが、それでやれるレベルとやれないレベルが、現状浮き彫りになった感じ。
・自己犠牲的な動きに徹する端戸とか、"逃げ"てからの動きに個人的目標のはっきりしている大久保などに比べて、全て中途半端になってしまった感じ。(潮音だったらどうなったろう)
・最終的には、"偉大な中途半端"になってもおかしくない選手だと思うんですけどね。
・まあスピードも強さも特にはないという、問題はありますが。
・直近の問題だとどうですかね、依然重要課題として捜索の続く藤田の代役候補としての森田は、どうなのか。
・出来そうではありますけど、やったことありましたっけ。
・融通性という意味では、有力候補には見えますが。
・トップデビュー当初は、割りと低い位置メインだったような記憶も。
・フリーマンとしての"モデル"的プレーも、凄く好きなんですけどね。永井戦術のデモンストレーション的機能は、いっとき確実に果たしていたと思います。
・いずれはそれを、高いレベルでも。
山下は多分ですけど、ほんとに"シュートセンス"があるんじゃないでしょうか。
・"中"でのプレー適性というか。
・サイドでのプレーも粗いなりに別に無理しているようにも見えないですし、"両方"あるのって結構珍しい気が。
・"野人"なのがいい風に出ているのか。
・観念ではなく本能でプレー出来るというか。
・ワイド"ストライカー"として益々の活躍を期待したいというところではあるんですが、ぶっちゃけ永井ヴェルディのポジション概念に縛られない方が、普通に大成しそうな気も。(笑)
・気が付いたら(J1経由で)海外行ってたり。(笑)
・なんかあんまり"日本人"的じゃない気がするんですよね。
・前田大然あたりと比べても。
・面白い選手。
・クレビーニョ余ってるの勿体ないなあ。
・思えば贅沢になったものではありますが。


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テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
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