『トニカクカワイイ』 (Wiki)
二周、いや下手すると三周回っての、「結婚の良さ」を訴える作品。原作(漫画) - 畑健二郎 『ハヤテのごとく!』
監督 - 博史池畠 『群れなせ!シートン学園』『ロボットガールズZ』
シリーズ構成 - 兵頭一歩 『ロボットガールズZ』『魔法少女大戦』『ReLIFE』
そんな斬新な視点を出しているわけではないんですが、「結婚生活」に付随する細々した(要するに)"萌え"を、主人公の理系コミュ障な感じとヒロインの謎な(まだ明らかではない。かぐや姫?)出自をさほど強調することなく、凄く自然体で表現していて、そんなに熱く語っているわけではないですが妙に説得力があります。
自分も結婚したく・・・は別にならないですが(笑)、作者は人として立派だなあと思います。"出来た"人というか。
『神様に拾われた男』 (Wiki)
"スライムを手なづける"という変則能力中心ではありますが本質的には"能力チート"もの&やたらめったらいい人が出て来る一見緩々の甘い作品にも見えるんですが、時折"転生"前の「ブラック企業の不器用真面目社員」という前歴と重ねられると、急に現在の"幸せ"に重みが出て来るそういう構造の作品。原作(小説) - Roy
監督 - 柳瀬雄之 『うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。』『異世界はスマートフォンとともに。』
シリーズ構成 - 筆安一幸 『転生したらスライムだった件』『少女終末旅行』
社会はどうあるべきなのか仕事はどうあるべきなのか、喜んでくれる人の為に働くのが本質的にはどんなに素晴らしい事なのか、実は結構シリアスにそういうことを語っている作品なのかなと。説得力も結構。
『無能なナナ』 (Wiki)
"超能力者"たちの浮ついた感じも"人類"側(つまりヒロイン)のやたらダークな感じもどっちも少なからず悪趣味な印象を受けるんですが、合わせて全体としては意外とすっきりしている気がする不思議な作品。狙いなのか、偶然なのか、まだ判断が付きません。(笑)原作(漫画) - るーすぼーい、古屋庵
監督 - 石平信司 『ログ・ホライズン』『FAIRY TAIL』
シリーズ構成 - 志茂文彦 『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』『NEW GAME!』『無彩限のファントム・ワールド』『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』『CLANNAD』
基本的には、ヒロインと敵たちの頭脳戦で見せるストーリーで、その部分は既に結構見応えがあると思います。
『呪術廻戦』 (Wiki)
まあ、ジャンプだな、という感じの作品。過去作の影は、色々と見えるというか。それが気になる出方ではないですが。原作(漫画) - 芥見下々
監督 - 朴性厚 『THE GOD OF HIGH SCHOOL ゴッド・オブ・ハイスクール』『牙狼<GARO> -VANISHING LINE-』
副監督 - 梅本唯 『GRANBLUE FANTASY The Animation Season 2』『カードファイト!! ヴァンガードG』
シリーズ構成・脚本 - 瀬古浩司 『ドロヘドロ』『ヴィンランド・サガ』『モブサイコ100』『亜人』
最新話では「"呪い"こそが本物の/本来の人間だ」いう視点からのかなり根本的な"乗っ取り"計画が語られていて、どうなるのかなという。
『魔王城でおやすみ』 (Wiki)
魔王城の人質になった人間界の姫が、人質の身分も顧みず自分の安眠環境を整える為に大暴れする話。原作(漫画) - 熊之股鍵次
監督・音響監督 - 山﨑みつえ 『月刊少女野崎くん』『多田くんは恋をしない』『ダンベル何キロ持てる?』
副監督 - 野呂純恵
シリーズ構成 - 中村能子 『月刊少女野崎くん』『カブキブ!』『多田くんは恋をしない』
コメントが難しいですが(笑)、センス良くまとまっていて笑えます。まあ"姫"ものの変わった設定バージョンというか。
『くまクマ熊ベアー』 (Wiki)
"くまパワー"による能力チートもの。原作(小説) - くまなの
監督 - 信田ユウ 『ハイスクール・フリート』
シリーズディレクター - 石井久志 『雨色ココア』シリーズ
シリーズ構成 - あおしまたかし 『彼女がフラグをおられたら』『ゆるゆり』『みなみけ』
馬鹿馬鹿しいですが、"能力チート"特有の快楽はしっかり。
最終的には、人の"善意""善良さ"みたいなものを描こうとしている感じ。
『ハイキュー!!』 (Wiki)
続編ですが、監督が代わったらしいので改めて。(3期までは満仲勧)原作(漫画) - 古舘春一
監督 - 佐藤雅子 『アニマエール!』
副監督 - 石川真理子
シリーズ構成 - 岸本卓 『はねバド!』『僕だけがいない街』
まあこれは何というか、作者自身の"バレーボール"面での成長が、(連載)途中から爆発していて震える感じです。
単に"詳しく"なったというよりも、多分専門家や競技者もタッチして来なかっただろうようなバレーボールの側面というか表情というか、そういうものを随所で見せられている感じで、ちょいちょい震えます。これが「作家的想像力」だあ!という感じ。
いい作品です。めっちゃバレーの試合を見ている気になります。"実写的"という意味ではなくて。
勿論単純に勉強にもなりますし。
正直始まった時は、「必殺技」と「根性」の漫画でしかなかったと思うんですけどね。驚きました。
以上です。
制作本数自体は、なかなか"コロナ前"には帰って来てない感じですけどね。再放送だらけで。