2020年11月14日 (土) | 編集 |

『ハコヅメ ~交番女子の逆襲~』
"実"例に基づいた"実"感のこもった重いエピソードではあるんでしょうけど、やっぱりなんか素材としては消化不良でただ"重い"だけという印象が残ります。
で?どうしたいのという。"作家"としては。
いくつか言いたそうなことを、とりあえず一つに絞ってみて欲しいなというか。
まだ"被害者からの聞き取り"途中のものを、そのまま読まされている感じ。
『ドラゴン桜2』
「作者」の気持ちと「出題者」の気持ち両方をちゃんと考えれば、例えば現代国語でもちゃんと"正解"は導き出せるんですよね。言われるほど曖昧ではない。
東大が受験生の解答の"相対"で正誤を決めてるというのは、驚きでした。知られていいのかなというくらい。(笑)
『カバチ!!! –カバチタレ!3–』
なるほど。ハメられたとしても(釣り銭)詐欺は詐欺なのか。
警察の(おとり)捜査の場合でもそれは同じだろうと思いますが、ただ権力を持っている分基準が厳しくされているということか。

『漫画編集者が会社を辞めて田舎暮らしをしたら異世界だった件』
"脱サラ農家"の実録もの、のようですね。
珍しい素材でもないですが、何となく面白そうです。「漫画編集者」という前歴もいいフックですし。
『狩猟のユメカ』
相変わらずねじくれています。(笑)
もう何が裏で何が表なのだか、よく分からない感じです。(笑)
基本全員ヤな奴だけど、"悪意"がある人も特に見当たらない。
『紫電改343』
次回は零戦と紫電改の性能比較論?
『烏は主を選ばない』
こちらも全員ヤな奴(笑)で、問題は皇位の"ライバル"皇子がどれくらい奥のある人かかな?
まさかただの陰謀家ということはないだろうと思いますが。
『リーガルエッグ』
イケメン被疑者の"自白"は誰かをかばってのことだろうというのは当然疑われたわけですが、本人にも"秘密"があるようですね。
だからかばったのか別の種類の嘘、つまり自分の秘密を隠す為の嘘なのかはたまたその"性癖"(女装癖?)ゆえのやっぱり本人の犯行なのか、かなり推理が分散して来ました。
『松井さんはスーパー・ルーキー』
クリーニング業界話が存外興味深い。(そっちで読めるかも(笑))
相変わらず"松井さん"の対人行動には、病的なものというか"闇"を感じなくはないんですけど。

『図書館の大魔術師』
面白いんだけどなかなか誰が誰だか覚えられない。女キャラが"天然"と"ツンケン"の二種類しかいない感じもあるし。(笑)
"天才"の園に紛れ込んだ"秀才"の恐怖という、今回の描写(テーマ)は面白かったですけどね。
『おとなりに銀河』
ただただ幸せ。
もうこれでいいというか、"恋愛"にこれ以外のもの必要かなと感じさせる、"何周"か回った後の見事な"原点"的描写だと思います。
『うちの師匠はしっぽがない』
"タイムリミット"という、"妖怪と人間(界)"の伝統的な話の型ではありますが。
でもきっちり切ないですね。
そしてこれからもっと切なく。
『ウラジオストクで会いましょう』
"安野モヨコ絶賛"というのが逆に警戒心を掻き立てられもしましたが(笑)、ストレートに良かったです。
"才能"の世界をきっちり描くと、それだけで必ず面白い話にはなりますね。
低次元のモラリズムの介在する余地が無くなって、自ずと人物描写の精度が上がるというか。

『カノジョも彼女』
愛ゆえの、何も諦めないゆえの二股の正当化を熱く語り終えたところで、めでたく終了するのかと思ったら全然続くようで。(笑)
これ以上何を描くんだろうという気はするんですが。
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