2006年03月01日 (水) | 編集 |
![]() | 機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者- 安彦良和、大河原邦男 他 (2005/10/28) バンダイビジュアル この商品の詳細を見る |
3部作の第1作、ペイパービューで購入。
最近はコピーガードがうるさいから、録画したけりゃ迷ってる暇は無えんだな。
内容的には地球のジャブロー攻略戦後の、アムロとシャアの再会まで。
結論的に言ってしまいますが、テレビ版を見てる人は特に見る/買う必要は無いと思います。450円損したかも(笑)。確かに新カットもちょいちょい入ってますが、画風が違う違和感が目立つばかりで何かポジティヴな効果があるようには。それだったら少しでもオリジナルの削除シーンを減らせよという感じ。
ていうか”第1作”のクライマックス、そのアムロとシャア(クアトロ)の再会シーンの扱いにショックを受けて不機嫌な僕です。セリフ変えやがったな。
シャア「何をする気だ?!アムロ。・・・・アムロだと?」
アムロ「下がってろ!シャア・・・・(中略)確か、シャアと言ったな俺は」
これは混戦のさ中、互いの存在を知らず無線さえ通じてない状態のまま、でも感じ合って言わば『独り言の掛け合い』をかわすユニークで感動的な再会シーン・・・・だと僕は思うんですが。ベストに近く好きなシーンなんですが。
映画版ではこう。
シャア「何をする気だ?!アムロ」
アムロ「そうだシャア、奴にはアウドムラを無傷で手に入れたいという欲がある」
状況は基本的に同じですが、セリフの機能としては通じ合いの不思議さを浮き彫りにするよりも、単に戦況の効率的説明(”アウドムラ”云々)に奉仕するものになっています。
オリジナルにこだわるマニアの心情というよりも、自分にとって一字一句に意味があった名セリフが、作者(富野氏)にとってはどうとでも変え得る説明機能を担う為だけのものだったらしいという事実に哀しみを覚えてしまったわけです。下手するとオリジナルのやや芝居がかった感じが気に入らなくて積極的に変えた可能性すらある。
全体的に言うと、映画版/ダイジェストということで覚悟はしていましたが、ストーリーの把握がかなり困難だと思います、初見の人には。どのみちガンダム節に慣れるまではそういう大変さはある作品ですが、ちょっとこれははっきり言って無理じゃない?
そういう困難を感じたヴァージンさんたちは、「難解な作品なんだ」と変に納得せずに(笑)オリジナルを見てみることをお奨めします。
まあやっぱ面白いですよゼータは。今回も特に感じたのは、ニュータイプ(的な人)たちと普通人/職業軍人たちとの感覚のギャップの描写ですね。
前作ではニュータイプはもっと突出した”超能力者”的な描き方でしたが、ゼータではそれ風の人が頻出することもあって、より人種というかパーソナリティ・タイプの違いみたいなニュアンスに近付いています。それによって「センシティヴ」「洞察力に優れた」という”ニュータイプ”のより現実的本質的な意義が見えやすくなっているような。強いだけじゃ無意味なんだという。
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この記事へのコメント
うむ。まったくその通り。とても同意。なぜにあのセリフを変えたのか、トミノ監督に問い質したい気分ですね、ええ。この再会シーンにそんな小理屈いらんだろ、みたいな。
ただ監督自身が年をとって、ああいう「ニュータイプ的交感」を積極的に出そうとか、暗示になってそうであからさま過ぎる表現とかに、「照れ」とか出てくるのかな、と思ったりしました。
実は「今の若者に分かってくれというのは無理かも」という監督の怯えかも知れませんが。そんなことないだろ、と思いますけども。
絵の古さはどうにもならないとしても、やっぱり初見の人にはテレビシリーズを見て欲しいなぁ、と思いますね。僕も。新しい絵の混在したチグハグ感はどうにも無理。疲れた。
ただ監督自身が年をとって、ああいう「ニュータイプ的交感」を積極的に出そうとか、暗示になってそうであからさま過ぎる表現とかに、「照れ」とか出てくるのかな、と思ったりしました。
実は「今の若者に分かってくれというのは無理かも」という監督の怯えかも知れませんが。そんなことないだろ、と思いますけども。
絵の古さはどうにもならないとしても、やっぱり初見の人にはテレビシリーズを見て欲しいなぁ、と思いますね。僕も。新しい絵の混在したチグハグ感はどうにも無理。疲れた。
2006/12/28(Thu) 14:03 | URL | 詠 #/HoiMy2E[ 編集]
昔から自分の評価や受け入れられ方については、クリティカルなような単に甘ったれなような(笑)、独特の落ち着きの無さがある人でしたが。
分かる分からないというなら当時の若者/子供だって十分に分からなかったぞ、それでもみんな興味を持ってついて来た、むしろ分からないなりにこちらに媚びずに何かを表現しようとしている姿勢にこそ惹かれたんだと、メッセージでも送っておきますか。
「新作」として今”ニュータイプ”を送り出す照れ・居心地の悪さというのはそりゃあるでしょうけど、だからと言ってあんな半端ないじり方をしてもどうもならんでしょうにね。
というかむしろ劇としてのクオリティの高さでもって、正にその居心地の悪さを解消して見せた名シーンがあれだったと思うのですが。
うう、また書きたくなって来た。(笑)
分かる分からないというなら当時の若者/子供だって十分に分からなかったぞ、それでもみんな興味を持ってついて来た、むしろ分からないなりにこちらに媚びずに何かを表現しようとしている姿勢にこそ惹かれたんだと、メッセージでも送っておきますか。
「新作」として今”ニュータイプ”を送り出す照れ・居心地の悪さというのはそりゃあるでしょうけど、だからと言ってあんな半端ないじり方をしてもどうもならんでしょうにね。
というかむしろ劇としてのクオリティの高さでもって、正にその居心地の悪さを解消して見せた名シーンがあれだったと思うのですが。
うう、また書きたくなって来た。(笑)
2006/12/28(Thu) 14:06 | URL | アト #/HoiMy2E[ 編集]
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