2021年02月26日 (金) | 編集 |

『GIANT KILLING』
椿の「感情が動かない」というのは、面白い表現ですね。
恐怖やパニックで感情的になる、のではなく。
シンプルに"抑うつ"状態だということでもあるでしょうし、より細かく言うなら成功の自信が無いから前向きにプレーすること未来へ感情を"投資"することを恐れて、ブレーキがかかっている、そんな状態でしょうか。
あるいは何にせよ熱狂の欠如によって、"状況"に対して距離を感じている"自分"の問題ととらえることが出来ない。
まとめて要するに、「感情移入」の欠如ということですね。逆に「感情移入」がどのように人間の行動を支えているかという、話でもあると思います。
『リエゾン-こどものこころ診療所-』
どう展開するんだろうと思ってたら、一回きりのエピソードとは。
子供の「恋愛」がどのような病理の話に繋がるのかなと思ったら、むしろ相談される側の病でしたし。(笑)
とはいえ"自分なんかじゃ申し訳ない"からと恋愛に関われないのはそれなりに病理(一般的ではありますが)でないことはないですし、逆に「私は可愛いから」と自信満々言い切る幼児も場合によっては(笑)問題がある気もしますし、流しちゃっていいのかどうかいつもとはまた違うもやもやが残る回でした。
『上京生活録イチジョウ』
むしろイチジョウがこのまま普通に良い勤労者良い管理職になる未来の方が、見えて来た気がします。(笑)
まあ"管理職"には実際にもなるわけですけど。(笑)
『ハコヅメ 別章アンボックス』
今回どちらかというと、(女)記者の仕事の方に大変だな感が強いかも。
どんなに嫌われても警察の"大義名分"は一応安泰ですけど、記者はねえ。
善良な人ほど、ひねくれそう。
『アンメット-ある脳外科医の日記-』
主人公(記憶障害の女医と)知り合いだったのか。
ちょっと興醒め。
むしろ純粋に科学と公平性の見地から受け入れてサポートする方が、行為としての価値は高いですよね。
贔屓かよ。愛かよ。
『相談役 島耕作』
コロナ隔離ディテール乙。
ただ舞台がシマコーだと、"弁当不味い"がコロナのせいなのか口が奢ってるせいなのか、どうにも微妙で(笑)。実際後者に見えなくもない描写だと思いますし。(笑)
何度目かの主張ですけど、今日びコンビニ弁当は貧者にとっては十分にご馳走のはずです。カロリー的にも自炊との値段の比較から言っても。(まあ今回出されたのは多分弁当屋のですけど)
『きのう何食べた?』
そして「弁当」ネタ。(笑)
まあ食材の高い安いはともかく、「弁当箱」によって美味しさが変わるのは事実なので、そこは毎日のことなら少し贅沢していいと思いますね。
『カバチ!!! –カバチタレ!3–』
誰もが(笑)まず心配したろう、ストレートに"セクハラ"系の話ではないようですね。
もっと実利的に"搾取"系、行きがけの駄賃でセクハラもあるにはあるでしょうけど。

『メダリスト』
"成長"したからこそ"足りないもの"も自ら分かって行くという、素晴らしい描写でした。
あと"フィギュアスケート"を構成する各パートの関係が、してもよく分かった回でした。
でも今回は棄権ですかね。単純に"頑張らす"作品ではないだろうと思いますし。
てっきり体力切れで失敗→脱落するのかと思ったら、その"後"に悲劇が。
『ブルーピリオド』
"遊び"が苦手な人も苦手なりに、それを噛み締めて思い出に残すということは、実際あるんですよね。僕も割りとそういうタイプです。
もう一回やりたいとは別に思わない。でもそれは嫌な思い出だということではない。
勿論単純に嫌な思い出も、一方ではあります。(笑)
『プ~ねこ』
"猫の駅「やまうちさぶろう」"、声出して笑った。(笑)

『友達として大好き』
スマホの動画機能がこれほど輝いて見えたことがあったろうか。(いやない)
サナコの天使の羽は、そろそろ彼女を地上にとどめていられない気がします。
『おおきく振りかぶって』
いやあ、なんつうか。
この漫画もだいぶ前から、臨界突破したままそれが通常になってますよね。
"コーチング"論、"データ分析"流行りの時代の中にあっても、この突っ込みの深さは。地に足の着き方は。
『波よ聞いてくれ』
最近はむしろ"見直され"論の方がよく聞く気がするので若干今更な感じもする"ラジオの危機"話ですが、そもそも"震災"も今更な感じからそれなりに展開したので何か考えはおありになるんでしょうね。
『スポットライト』
"カメラマン"論、そして恐らくはその観点からの主人公の意外な"プロデュース"力や一方で陽キャイケメンのこちらも"意外"な悩みと、色々出て来ていてそれぞれ面白くはあるんですが、どうも全体としては少しごちゃごちゃした印象。ここから何かクリアなものが立ち上がるのか。
『イサック』
とても今から予定通り銃が奪える予感は無いんですが、とりあえず「銃剣」の効能解説面白かったです。
銃身に負担がかかりそうなオプションだなあとか思ってたんですが、立派な"発明"なんですね。くっつけることに意義がある。
『フラジャイル』
岸先生の非社会性と、森井の危ういポジティブさは、同じ"変人"性でも全く次元の違うものですね。
後者は本気で怖い。
なんか小泉進次郎とか思い出しますが。
根本的に自分にしか関心が無さそう。
孤高(岸)と独我(森井)の違いというか。
『石読み』
見るからに"ジャンル"作品で、手本は沢山ありそうではあるんですけど、それでも「破格」な感じはします。
余りに自然に、ジャンルの形式を呑み込んでいるというか。
「石読み」というアイデア自体には、元ネタはあるんですかね。
とにかく本物感満点です。
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