2021年05月21日 (金) | 編集 |

なるべく散らすようにはしてるんですけど、今回はえらく集中してしまいました。
『リエゾン-こどものこころ診療所-』


まあそうだと言えばそう。
正確に言うと、「常識が分からない」のが「個性」なのではなくて、「個性」に由来する「常識」の分からなさがあるということですね。
その"個性"が「性格」や「文化」に類するものであるならばそんな多様性は認めないと道徳的に"批判"するという立場もありはありでしょうが、アスペルガーの場合は(解明され切っているとは言い難いですが)"病気"であり(脳の)"体質"に近いものと現状考えられるわけで、人として怒りの感情は仕方がないとしても批判の"正当性"は認め難い。的外れというか。
・・・極端に言うと、犬が犬であること猫が猫であることを"批判"しているのに近いわけで。

一方でこれを"心ない書き込み"と評する担当のアオリも、間違っていると思います。
「分からない」「個性」と同様に、「変わらない」(変わ"れ"ないが正確か)のも同じレベルで基本的には単なる"事実"であって、その指摘自体はそれをもって"心ない"とは言えないと思いますね(裏に悪意があるかはまた別の問題として)。問題をボケさせる切り口。
『ハコヅメ ~交番女子の逆襲~』
今回のは今回ので、なかなか凄い描写だと思います。
"性的に未熟である"ことの、圧倒的な不条理。
あるいは性的対象と見られること自体の、根源的な怖さ。
実際にはその"不条理"や"怖さ"の方に生物としての「自然」が隠れていて、それを僕らは無理やり文化的社会的に飼いならしているんだと思いますけどね。
比べては何ですが、例えば東村アキコとかでは、ここまでは踏み込めないだろうと思います。似たような内向人種を好んで描いてはいますが。一通り"自虐"して終わりでしょう。(実際には"自"じゃないと思いますけど)
『ワールド イズ ダンシング』
なるほど、親父さんは"分かって"はいたのか。色々と。
まあ観阿弥だしな。(笑)
『上京生活録イチジョウ』
ファッションは気にならないならならないまま行った方が、幸せだと思いますね。"上品"でもあるし。
気にしてるダサさとしてないダサさでは、見え方が全然違う。
『インビンシブル』
うーん、興味はあるんですけど、元々描写の固い人なので、展開が速まるとラグビーの話に全くついて行けない。(しかも誰が誰だか分からない(笑))
興味はあるんですけどね、ほんとに。(笑)
『望郷太郎』
ウィングスーツだったのか。そして途中で落ちるのは("宗教"的に)ありなのか無しなのか?(笑)
『カバチ!!! –カバチタレ!3–』
"財産"という指摘自体は正しいと思いますけどね。
物の価値は市場が決めるので、価値あるもの(女としての体)なんて持った覚えはないと言っても、現にあるわけです。
そこから派生する社会関係も。
「美貌」(容貌)については、既に同様の扱いを、広く女側も受け入れていると思いますが。
『飼ってない猫』
何で読切なんだ。
どの連載よりも面白いのに。
猫漫画の最高峰の一つだと、僕は勝手に思っています。(笑)
描写のリアリティが、なんかいつも凄い。
恐らくは野良猫に全くと言っていいほど"遠慮"されない、作者の人徳の賜物だと思いますが。(笑)

『カノジョも彼女』


今週の漫才。

日向坂もかとしも好きだけど、グラビアはやっぱり水着がいいです。(笑)
『虎鶫 とらつぐみ‐TSUGUMI PROJECT‐』
今までで一番"人間"らしいつぐみ。
普段が演技とも思えないですけど、記憶喪失的な何かですかね。
そしてとらは追い払われる存在なの?(笑)
パートナーじゃないの?
『1日外出録ハンチョウ』
歯科技術の未熟な時代に飛ぶ可能性を考えると、タイムスリップは考えちゃいますね僕は。(笑)
どんな高度医療(の不在)よりもそれが心配。
『カイジ』
なるほど、"負け"ても構わない"目"に張ってるんですね。
ここらへんはさすがカイジ。(笑)

とは言えこのコには全く興味が無い。
盛んに推されてますが。
『地球から来たエイリアン』
ここにいたか。元々どこだったっけ。ヤンマガ3rdか。(今は亡き)
モーニング2辺りに引っ越してくれると、雑誌のカラー的にも存在を覚え易いんですけどね。
内容は相変わらずとてもとても面白いです。
『テンカイチ 日本最強武芸者決定戦』
若干馬鹿にしつつも気が付くと読んでるなあ。(笑)
いや、でも馬鹿に出来ないですね。
いきなり武蔵とはベタなと思ってましたが、むしろいつでも死ぬ覚悟のある"本気"の漫画という感じ。
この対決どうなるというのと、それ以上にこの先どうなるのか、タイム感が全然分からない。

『東京ガレキ少女』
崩壊後の世界とモンスターという、5万回くらい見た設定ですけど、どうしてどうして面白そう。
ヒロインもその姉も、情念の深さが半端無さそう。
『くにはちぶ』
ヒロインが"運動"に担がれて変な感じになるというところまではパターンですが、まさかこんな強行突破な"かわし"方をするとは。(笑)
いい最終回になりそうですね。
『『童貞絶滅列島』第5巻発売記念エッセイ』
へええ、人気あるんだこれ。良かったですね。
このエッセイ漫画にも、既に作者のセンスの面白さは出ていると思います。(笑)
"R-15"オチは笑いました。
僕もおかしいなとは思いましたが、"R-15"と言われればそうかもしれないと納得してしまう内容が(無駄に含まれているのが)、この漫画の悲しさ。(笑)

『傀儡戦記』
そろそろクライマックスかなと思ったら、いきなりまたまったりしたエピソードが。(笑)
強いて言えば、(前回明らかになった)"合体"の悲しさではなくて"パワーアップ"性を表現したエピソード?(笑)
"ゆっくり衰退する国"の描写は少し面白かったかも。"ゆで蛙"現象というか。
『ゴールデンゴールド』
ちょっとよく分からなかった。
岩奈父が"改心"の一方で何か企んでいたのと、母が家を取られたのは別の話?
それとも父の一味の誰かの仕業?
娘の"フォロワーが減る"くだり面白かった。(笑)
『ブラックガルド』
南の方は全ての感情の"出口"として宮地を"愛"するのはまあ分かるんですけど、宮地の方は普通の人なわけで南に性愛的感情を持つのには何か性的嗜好の問題が?野暮は承知ですけど、さすがに描写が飛び過ぎな気が。
この人は前の作品(『デビルズライン』)もそうでしたが、"愛"が加速し出すと急に話が閉じ始めて面白くなくなるんですよね僕には。勝手にやっとれという感じに。
『リスタート!~34歳ゲームディレクターのつよくてニューゲーム~』
編集画面、要はワープロすら使えないゲームディレクター。(笑)
そんなもんなのかな、時代的には。
それでもゲーマーではあるんだ。
『てづくりの魔法』
面白かった。アイデアの一つ一つが"迫真"的なのと、「縄文人」という比喩が秀逸。
"連載"でネタがつきないものなのかな何かストーリー的な行き先はあるのかなというのが、余りイメージしづらいですが。
でも("縄文人"の)キャラも強いし、何とかしてるんでしようね。
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