2021年09月30日 (木) | 編集 |

今月はアフタヌーンも僕的に内容薄目だったので、二回に分けずにもう全部まとめてやってしまいます。
『リエゾン -こどものこころ診療所-』
"虐待ではない"という収め方をしましたか。(お母さんのケース)
まあ"かんしゃく"まで責めるのはかわいそうですよね。むしろ"冷静"に、うっかりすれば自分は正しいつもりで「罰」を与えているケースの方が、内容的に"虐待"に相応しい場合が多いように思います。
"罰"。嫌な概念だ。何様だ。"怒り"はしょうがないですよ。人間ですから。人間どうしですから。
それはそれとして、「通報」するかしないかはプロトコルというより意外と恣意なんだなというのが、一つ発見というか情報というか。
『ハコヅメ』

怖いと言えば怖いですけど、それは"深い"ということでもあって更には"人間"そのものの怖さでもあるので、この告白で犯罪性を疑うのは全ての芸術家や心理学者や哲学者に失礼な感じも。(笑)
逆に「警官」としては珍しいタイプの人格だから怖い、ということかも知れませんけどね。枷が上手くはまってなくて。
とりあえずは"モーツァルト"論として、面白かったです。(笑)
『ワールド イズ ダンシング』
やはり"真似"が本質という理解ではあるようですね、田楽御曹司の才能は。
それが"正統的"と自負してるというのが余りよく分かりませんが、まあ先を見てみましょう。
『鑑定眼 もっとも高価な死に方』
工場資材の値段まで咄嗟に分かるとは、段々"超能力"じみて来ましたね。(笑)
ていうかこの件が片付いたら、普通に私立探偵として大活躍しそう。(笑)
『アンメット -ある脳外科医の日記-』
若先生は必ずしも教授の一味ではないのね。
診療記録を見せない理由を知らないとは。
手術中、腕の差を認めて咄嗟に執刀医を譲るの、かっこ良かったですね。(場面として)
しかしこういうの見ちゃうと、医者代はやっぱけちっちゃいけないんだなと思いますね(笑)。無理ですけど。
『ダーウィンクラブ』
うーん。
コンセプト、設定は超面白いんですけど、なかなか漫画として面白くならないですね。
やっぱ主人公の性格が特殊過ぎるのかな。(笑)


『紫電改343』
ぺらぺらとすっごい軍事機密を喋ってるような気もしますが(笑)、一回戦えば敵にも分かるようなことだからいいとかなのかな。(笑)
『SUPERMAN vs 飯 スーパーマンのひとり飯』
超どうでもいいことですけど、"自転逆回転"の技を使っても時間が戻らなかったのはなぜなんでしようか。(笑)
"長崎ちゃんぽん"の実物(の絵)、多分初めて見ました。
野菜が多いのかあ、あんまりそそらないなあ。
固い麵がしなったのは、実際美味しいですよね。
『相続探偵』
いや、仮にボケてたとしても、歴史上のマリー・アントワネットに相続させようなんて、そんなボケ方するわけないじゃん。(笑)
逆に無理のある解釈。裁判官だって同意する筈。(笑)
『異世界紀元前202年』
こうやって色々掘って行くと、歴史上の戦闘民族や部隊の強さが伊達でなかったことは色々明らかにはなって行きますよね。
昔には昔の、"理"がちゃんとあったというか。
ただの"野蛮人"なんていない。
『iコンタクト』 [週刊少年マガジン]
「脳が補完するから二次元の経験が三次元に応用出来るんだ」という説明は、なるほどどは思いました。
ただ"補完"だけを前提としてしまうと、古くから"俯瞰"的ではあったサッカー"ゲーム"の経験が、なぜ最近になって急に現実で活きるようになったのか(そういう描写の作品に見える)、その理由の説明としては不十分かなと。逆にゲームの方がどう変わったのか、そっちの説明が必要になるのではないかと。
それはそれとして、"ゲーム"経験の特に無い世代の卓越司令塔たちが"バード(俯瞰)アイ"を持ち得ていたのは、確かに何らか脳の補完機能が助力していたのだろうとは思いますね(それだけではないと思いますが)。その意味では面白い説明でした。

『天狗の台所』
いや、だから、料理(グルメ)とアウトドアは新作禁止にした方がいいって。
もしくは"ポルノ"みたいに別ジャンルにするか。特に"グルメ"は本質的に"ポルノ"だし。
『おおきく振りかぶって』
初期にはよくあった感じですが、ここんところはずっと、ただの"男子高校生萌え"漫画になってますね。
こういう時だけは作者の性別(女性)を意識してしまう。
『ブルーピリオド』
芸大生であることの辛さ。
それをどう描こうとしているのか、ただの(芸大)"批判"ではないはずですけど、頑張れで済ますには"辛さ"を感じている層の広がりが広過ぎるようで、さてどう着地するのかという。
『来世は他人がいい』
面白いけど、何か目的地があるんですかねこれ。(笑)
どちらも"落ち着き"とは無縁で、女の方はそもそも落ち着きそうにないし、男は口では好き好き言いつつもいざ成就でもしようものなら獲得したものを片っ端から壊しそうだし。
そもそも恋愛にゴールも正解も無いと言えばそうなんですけど、"漫画"としても何か目標があるのか少なからず疑問があります(笑)。恐らくこの二人の(ような)関係性そのものが描きたくて、基本的にはそのアイデアだけで描いているものなのではないかなと。
『ああっ就活の女神さまっ』
この作品もなんなんでしょうね。(笑)
「就活」について描いているようで描いてないというか、結局は「女神」の天然を楽しんでるだけという感じの作品。楽しいけど。(笑)
『ビターエンドロール』
(ベテラン)患者の苦悩が重い。
本人にも問題があるのは明らかではあるんですが、それはそれとして患者が医者(専門家)の理解力、あえて言えば「知性」を信用できない時にどういう絶望を味わうのかという、どちらかというと精神科で起きがちなタイプの状態が、良く描かれていると思います。
最後は知性と言語(と解釈)なんですよね、"医学"とは言っても。
馬鹿は医者になっても馬鹿。(と時に患者は感じる)
『波よ聞いてくれ』
またなんかよく分からないキャラが出て来ましたね(笑)。板倉汐満。
これもある意味"理系馬鹿"というか、"専門家馬鹿"みたいなタイプの人なのかも知れません。
なまじ専門分野を一つ持ってるがゆえに、それがもたらす秩序から出る気が無く、物事をあまり深くは考えられない。
『イサック』
なるほど、先込め銃だと真上からは撃てないのか。

『無能の鷹』
今回は鷹野さんがというよりも、全員が下らなくて面白かったです。(笑)
いつもは演劇だげと今回はコントというか。
『ミドリくんには触れない』
前回末がシリアス展開になってどうかなと思いましたが、そんなにトーンは変わらずほっと。
ここまではミドリくんの性的なニブちんに注目が集まってましたが、今回は(過去の)岬の恋愛的なニブちんが新たに発覚。
今回の最後もシリアス展開と言えばそうなんですが、本当にヤルとは誰も思ってないですよね?(ヤったりして(笑))
『やんごとなき一族』
おうおうおうおう。
前回はこれで終わってもおかしくないとか言ってましたが、存外物凄く具体的でかつ先のありそうな新展開が。("海外進出"と"人工授精")
こうなって来ると、もういつ終わるのかどれだけ続くのか、全然分からないですね。(笑)
『おいおいピータン!!』
ドラマ化かい。
まあ最近の日本の深夜ドラマが好きそうなタイプの原作ではあるかも。
ただ僕途中から読み始めたのもあって、何がメインの漫画なのか全然分かってないです(笑)。(割と好きですけど(笑))
"ストーリー"とかあるのかな。
『同居人はねこの根古さん』
全然期待感無かったけど、割といいかも。
猫は特に可愛くないですけど。(笑)
『サギ、欲情に鳴く』

いつになく謙虚な桜井さん。(という苗字らしい)

いつになくまともなことを言う桜井さん。

"謙虚"と"普段"がごっちゃの桜井さん。

間を縫って、おばちゃんの名言発射。

今月一番の僕的爆笑ポイント。("やるなコイツ!!!")

まあそうやね。
『アレンとドラン』
おもろい。あんまりよく知らないので恐る恐る挙げたの、正解だった。(笑)
「オタク」も「コミュ障」も、今やむしろ定番と言っていい題材ですが、その描写の精度とリアリティがちょっと抜けてると思います。

・・・ここらへんとかね。
本当に自信が無い、本当に内気な人の場合は、"キープ"という「関係性」や「関与」が生じたこと自体が、驚きであり喜びなんですよね。

一方で"エドガー"君の割り切りの良過ぎる、論理的帰結に率直過ぎる部分を、"マッドサイエンティスト"と表現するのも、一周回って言い得て妙だなと。まあこれはどちらかというと、キャラというより作者の言葉という感じですが。
ついでに主人公のオタクの分野が今更「映画」なのも、逆にリアルというか月並みな描写になってない理由だと思います。まあ作者ほんとに好きなんでしょうけど。
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