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さぐりさぐり順調/’22.2月のヴェルディ
2022年03月02日 (水) | 編集 |
さぐりさぐりなのは主にです(笑)。書くのか書けるのか。

J2第1節 東京V △1-1△ 長崎(トランスコスモススタジアム長崎) [得点者 : 杉本竜士]
J2第2節 東京V 〇3-0● 栃木(味の素スタジアム) [得点者 : 杉本竜士、梶川諒太、河村慶人]

チームはともかくやろうとしていることをやり切っていて、その"ご褒美"として好結果を受け取っている感じの2戦。


・曲がりなりにも"試合内容"について書くのは1年以上ぶり(最後は'20.12.1?)で、連続性が途絶えている以上一体どういう基準で見たらいいのか評したらいいのかという感じですが。
・とりあえずは「今年の昇格」というのを一応目標に、当面は書こうと思います。
・ぶっちゃけマストという体制でもないでしょうし出来なければ責めるとかそういう構えではないんですが、目標は目標でしょうし少なくとも最初くらいは。
・その内には"'22堀ヴェルディ"なりの基準や(真の)目標みたいなものも、見えて来るかもなと。


チームの"アイデンティティ"のあり方

・他の人の書いていることも色々参考にすると。
・現チームの特徴/長所は「縦への早さ、直接性」「ネガトラの勤勉性」の2点に大きく求められるよう。
・言語的に言うと"ストーミング"的なイメージはある訳ですが、現監督が曲がりなりにも前監督の"副官"であった以上、そこに永井監督時代の正統"ポジショナルプレー"的な要素/遺産がどのように絡むのか残るのかが、チームの全体像を決めるようには思います。
・一つの基準としては、「永井ヴェルディの発展形/改良形」なのか、それとも最早「別チーム」なのか。
・この問いを直接ぶつければ、恐らくは前者だという答えは返って来るだろうと思います。"副官"ですし。(笑)
・ただ去年の代行就任後の歩みを思い出すと、就任しばらくのある意味驚くほど何も変わらなかった継続/改良試行期のありていに言えば"失敗"を経て、現在のような特徴のチームに変化しての立て直し/立ち直りが与えた印象は、どちらかというと"別チーム"、別な戦術ないしは現存選手の特徴を活かす為の"フラット"な戦い方への開き直り的な移行、そういうものに近かったように僕なりには記憶しています。

・その場合"永井"要素に関しては、ある種の"自然残存"に期待することになる訳ですが。
・選手の顔触れは大きく変わらないとはいえ、"主"を失ったチーム戦術/チームの形がどこまで生き永らえるかについては、経験的にはかなり悲観的にならざるを得ません。
・何なら2,3試合で面影が無くなってしまっても、基本全然驚かない。
・堀監督は"副官"とは言っても、吉武コーチなどとは違って戦術面のパートナーというよりもむしろお目付け役やフロントとのパイプ役みたいなものに近いタイプの存在だったと思われますし。
・そして堀監督が前年チームにもたらしたものは、戦術的な"派閥"性はともかくとして、大きくは「単純化」「カンフル的活性化」の類だったろうと思う訳で。
・その効果がシーズンを跨いでどこまで続くのか、改めて姿を現す"堀監督のチーム"にどのような生きた全体性が期待出来るのか、僕は不安でしたし続投が発表された時にあちこちで挙がった戸惑いの声の中にも、そういう含みは多くあったろうと思います。(笑)

・結果目の前に現れた今年のチームは・・・
・思ったより、"ちゃんと"してるなと。(笑)
・特徴ははっきりしつつも、一本鎗や単純化の果てのスカスカ感も特になく、一つの"チーム"という感じがちゃんとありますし、「永井」の面影も随所に見られる。
・手直し&補強は今後も必要としつつ、これが今年の"スタイル"だと言われても、まあそれはそれで納得がいくというかそれなりの「全体」感、行き届き感はあるなと。
・少なくともここまでは。
・堀監督がそんなに複雑な仕事をしているとも思えないんですが、やはり前監督が単にここ2年のトップ監督であっただけでなく、それ以前から下部組織の監督であってそこで育った選手たちが現チームの主力(候補)として各ポジションに残っているのは、大きいのだろうと思います。
・トップ監督になってから接した選手たちに対しても、"教育者"(別に例の件に絡めての皮肉ではなく)という性格を強く持っていた、持ち得ていたというのも、同時にあるでしょうし。
・ただの"いち監督"の"戦術"ではないので、その分自然残存の寿命も長く、生命力も強いと。
・そもそも「ポジショナルプレー」自体が、"戦術"以上の改造効果を持つものだという一般論的テーゼもありつつ。

・具体的には特に、ファイナルサードやペナルティエリアへの侵入、崩しのプレーには、ストーミング的な直接性・強引さや日本代表的即興以上の合理性や練られた機知がちゃんと感じられます。"遺産"が、
・ある意味そこは安心して見ていられる。
・不安があるのはその"前"ですかね。(笑)
・"中盤"というか崩しのプレーの発射台を作るプレー、そこまでの持ち上がり。
・開幕2戦の先発インサイド梶川・石浦が共に身体的な頑強さには欠けるのもあって、強い相手にどこまで通用するのか、ちゃんとボールを持ち上がれるのか圧力負けして中盤を失うことにならないか、不安というか余り確信は現時点ではありません。
・ここまででも一定頻度で出ている、個人的ミスやコンビネーションミスによる、割とあっさりしたボールロストが、管理できるのかリカバリー可能な範囲に収まるのか。
・今後森田や井出が戦列に加わって来れば、ある程度は改善が期待出来る部分ではありますが、恐らくそれだけでは"昇格"レベルまでは苦しそう。
・やはりもう少し、チームとしての安定感が欲しいパートかなと。

・もう一つは、縦に早い流れに乗っての崩しのプレーは上で言ったようにそれなりに計算の立つものに見えますが。
・一方で一回止まってからの、ゆっくりじっくり崩すプレーに関しては、永井時代のいい時に見せていたものに比べると、ちょっと落ち着きというか覚悟みたいなものは見られないかなと。
・やはりそこは、"チーム戦術"として推奨されていない部分だというのがあって。
ボールが動いている限りは何とかなる感じはある。でも一回止まると、そこからどうしようというか止まった状態から動かせる感じが余りしない。
・出来れば両方出来たいですけどね、少なくとも前のチームが出来ていた程度には。
・上の中盤の落ち着かなさという話とも、多分繋がってるだろうと思いますが。
・基本的には、"一生懸命"やってるだけみたいなところはあると思います。
・そこからの手癖的にそれなりに色々出来ることはあるんだけれど、どこまで大きく意図的に共有されたものがあるかというと、やや疑問。
・そこまで監督の目は届いていないというか、やはり"自然残存"で選手が勝手にやってるだけみたいな部分は少なくないのではないかという。
・その限界はどこかで来そうには思います。
・まあ永井監督時代がそんなに立派だった訳では勿論なく、その頃はその頃で"考え過ぎ"ての失敗や立ち往生みたいなプレーもよくあったわけですけど、それとはまた違う種類の欠点が、今のチームには見えるという。
・ある意味必然的に。

(チームの伸びしろ問題)

・予備的な論として。
・ちょっと気が早いかなという気もするんですが、まあ当たるも八卦で思い付いた時に書いてしまおう。(笑)
・こうした個別の"改善点"とは少し違う観点として。
・矛盾するようですがある意味既に"出来上がってる"ように見えるところもあるんですよね、このチームは。
・具体的には上の前シーズン回顧での、「現存選手の特徴を活かす為の"フラット"な戦い方」辺りに関係して来ることなんですけど。
・つまりこのチームは、言わば"西野ジャパン"的なチームなのではないか。"ハリルジャパン"のの。
・特殊戦術'(当事者感覚での)の後の"常識"のチームというか。その時の全部乗せの"バランス"のチームというか。
・そういう意味での伸び伸びとした良さはあるものの、そこから何か意図的に変化・運用する余地があるかというとそこには疑問がという。
・何か"骨組み"的な戦術がある訳ではないので、変化させる為の"手がかり"が薄いというか。
・西野ジャパンがその場限りの"好チーム"であったように、どの程度の"先"が、長期的運用可能性がこのチームにあるのかという。
・上手く行かなくなった時に、何が出来るのかという。
・本当に"ストーミング"をやってますくらいのはっきりした意識があればまた別なんでしょうけど、そういう訳ではないだろうと思いますし。
・江尻強化部長にはかなりの程度明確なヴィジョンがあるらしいのは分かるんですが、やはり現場は現場ですし。そのヴィジョンに基づいて"招聘"した監督という訳ではないわけですし。
・当分は個々の手当てや"改善"で十分忙しいだろうとは思いますけど、それ以上に出来る余地が何かあるのかなと逆に。
・まあ結果チームの戦闘力が十分ならば、別に変化させる必要も無いわけですけどね。
・一応現時点での先取り的心配。


堀監督の選手起用の特徴(仮)

・材料の乏しい中での、全くの仮説なんですけど。
・上て言ったように基本的には選手に伸び伸びやらせるのが堀流だとは思うんですが。
・その一方今季は、既にいくつかおやと思わせる選手起用が。
・初戦からの深澤の左サイドバック起用や、2戦目の新井の先発右ウィング起用。
・並行して山越の右サイドバック固定も、勿論特徴的ではありますが。
・まあコロナ離脱の問題があって、ぶっちゃけ物理的に使える選手がどの程度いるのか分からないという問題はあるんですが。
・それはそれとして昨年あれだけ右サイドバックとして良い働きを見せた深澤を、あえて左で使って来たのは結構意外だったと思います。
・出来なくはないようですけどね、能力的には。どのポジションでも変わらず本当に頑張るいい選手ですし。
・ただ積極的に"活かす"起用とは言い難い。対面の山越が必ずしも"本職"というわけではないだけに、違和感はあったと思います。
・一方の新井も、"右利きのドリブラー"を"右ウィング"で使うこと自体は、特に変則的な訳ではないわけですけど。
・ただ新井"個人"の問題としては、去年はっきりと左FWでのカットインを織り交ぜたウィングプレーに特権的な適性を誰の目にも明らかに見せていただけに、意外な起用なのは確か。
・こちらも能力的には出来なくはないんだろうと思います。ただわざわざやるかねという。
・右を主戦場としていた快足フォワード山下移籍の穴埋めの模索という、意味合いはあるんでしょうが。
・そこで思い出したのが、昨年就任直後の堀"采配"の、最初の特徴というか代名詞的(笑)存在だった"ファイヤーフォーメーション"
・後半途中からの、"攻撃的"選手のある意味機械的足し算的な一挙投入
・あれを当時は堀監督の、地味な外見に似合わない(笑)意外な"ヤマっ気"という風に苦笑交じりは我々は捉えていたわけですが。
・違うのかもしれない。
・むしろ"機械的足し算的"の方が、本質なのかも。
・"出来る"からやらせるという、一種の生真面目な機能主義/形式主義みたいな傾向が、堀監督にはあるのかも知れない。
・選手の特徴の把握が大掴みというか。
・"個性"や"感性"というよりも。
・まあほんと思い付きなんですけど。
・上の二つは結構意外だったので。

・まあこの論には、"山越右サイドバック"起用をどう捉えるかという問題が鍵としてあるようには思うんですけどね。
・こちらはかなり気に入って使っているように思うので。その起用意図によっては話が変わって来る。
・例えばCB的性格の(若狭より更に?)濃い山越を、擬似3バックの右として逆側は上げて偽SB的に使う前提なら、"SB"としての深澤の左右はそこまで問題ではなくなる。
・ただ一方でその"SB"深澤が去年のチームに与えた好影響も考えると・・・というのもあるんですけど。
・山越自体は、人材不足の穴埋めのイレギュラーという以上の重心を明らかに感じる起用ではあると思いますけど。
・個人的にも、たまに見せる器用ではないけれどパワフルな攻撃参加は嫌いではない。
・まあよく分かんないですけどね、まだ。大宮時代のプレーも特に注意していた訳でもないですし。
・やっぱり思い付き・・・かなあ。(笑)

以上、やはり連続性不足で余り自信は無いながらも、とにかく書いてみました。
何かの足しになったでしょうか。
正直去年あたりは神戸についての方がまだ自信を持って書けるような状態だったので、何ともリハビリ感。(笑)


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テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
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