2022年04月26日 (火) | 編集 |
僕が1話で切った『SPY×FAMILY』が妙にいい評判を聴くので、うっそだあと思いながら見返してみたら3話目でどうやら好きになりました。(笑)
新作
SPY×FAMILY (Wiki)
そのSPY×FAMILY。
切った理由としてはまず僕が基本的にスパイものに不信感があるのと"SPY×FAMILY"的組み合わせが"意外性"という名の予定調和、一種の数年来の流行りものに感じたというのと、とどめは多分1話で出て来た女暗殺者たちの謎の"愛国"主義で、それを肯定的に描こうと否定的に描こうといずれ陰鬱で頭でっかちになりそうな予感に見る前からうんざりして、かなり食わず嫌い的な切り方をしてしまったようです。(笑)
実際「企画書」レベルだと、つまんなそうだなという感想しか未だに無いんですけどね。ただ出来上がりは結構面白そう。
・・・女の子の"テレパシー"設定って最初からありましたっけ、記憶に無い。寝てたのかな。(笑)
原作は漫画。
監督・シリーズ構成の古橋さんは、監督としては初代『HUNTER×HUNTER』『RD 潜脳調査室』の印象が強いですね。シリーズ構成の印象は無かったですが、過去作としては『ジパング』『あまつき』があります。
可愛いだけじゃない式守さん (Wiki)
こちらも何か"公式"通りの「意外性」という感じで疑いながら見てましたが(最近の方法論的"洗練"はたまに息が詰まる)、爽やかでいいですね。
"不運"主人公はそれ以外特に何も無い感じに見えますが(式守さんには"優しく"見えているよう(笑))、式守さんの"変身"(男前化)は極端なようで意外な程不自然さやグロテスクさがなく、何か人格の貫通性なり「男前」とは何かみたいな普遍的な問いを作者がちゃんと見た上での造型なのかなと思ったりはしますが、もっと感覚的なものな気も。
最新3話で出て来た主人公のご両親がなんか良かったです。正体不明な感じですが何かしら"深い"描写が・・・されてるようにも見えたんですがでもやっぱり勘でやってるのかも。(笑)
まだ謎です。
原作は漫画。
監督はイラストやゲームの世界でも活動している人で、アニメの監督歴としては『先輩がうざい後輩の話』。なるほど、分かる。
副監督は監督未経験の人で、"助手"的な位置づけか。
構成は小説家作詞家の顔も持ち、主に子供向け作品で活動して来た人のようですが、近年はその『先輩がうざい後輩の話』や一転"大人"向けな(笑)『抱かれたい男1位に脅されています。』などにも進出して来て売れっ子になりつつある人のようです。
BIRDIE WING -Golf Girls' Story- (Wiki)
なんか意外でしたがバンダイナムコによるオリジナル作品。ゲームでも作る予定があるんでしょうか。
主人公のド直球な性格とゴルフは初発のインパクトは抜群ですが、成功した漫画なり小説なりの裏付けが無いとそんな勢いでどこまで話をもたせられるのか、若干不安ではあります。現時点でも既に余りにも"ピーク"的シーンばかりで、ストーリー上の位置感というか遠近法みたいなものが分からない感じで見ているところが。(笑)
監督は業界キャリアは長いようですが、過去の監督作品は一本も記憶に残っていなくてううむという感じ。見事に一本も無い。
構成の黒田さんの方は勿論存じ上げております(笑)。『ハチミツとクローバー』『おおきく振りかぶって』『機動戦士ガンダム00』『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』あたりが印象に残っている作品。
それにしてもえらい序盤で宿命のライバルらしき相手との"再戦"が実現してしまって、これからどうするんでしょうね。"2人"にスポットが当たり過ぎて、これからライバル群像劇みたいにするのも難しそうだし。とりあえず見てはみますが。
勇者、辞めます (Wiki)
原作はゲーム会社の名前かなと思ったら、ラノベ作家のペンネームでした。
"クオンタム【quantum】=量"ってスケールが大き過ぎて、かなり有名にならないとなかなか検索上位に出て来なそうな感じ。(笑)
総監督は『ハイスクール・フリート』『最果てのパラディン』『終末のハーレム』の人。なんか統一性が無さ過ぎる気が。(笑)
監督は『雨色ココア』シリーズの人。
構成は『ゾンビランドサガ』『群れなせ!シートン学園』の人。
なんか全体的に、"そこそこ"の実績のスタッフが寄り集まって作ってるような印象の作品。
勇者や魔王が転職する話(今回は勇者)は書き尽くされている感じですが、今回は勇者の再就職先の「魔王軍」の満更ただのギャグや意外性狙いでもない感じの人情深さ、"仕事"への真剣さが異色な感じで、戦争にも倫理を求める魔王のヒューマニズム(?)がどこから来るのかそもそもの狙いは何なのか、結構真面目に関心があります。
基本本当に、"仕事"もの"会社員"ものという感じですね。(笑)
アオアシ (Wiki)
原作は『フェルマーの料理』『てんまんアラカルト』の2大傑作料理漫画で知られる、"才能"や"技量"、そこに込められた「理」について描かせたら当代屈指と僕も尊敬している漫画家さん。
一転サッカーを描いたこの作品の原作は、僕は2巻かな、3巻かな?、主人公がヴェルディ・ユース(風名門ユースチーム)の動機の仲間たちとファーストコンタクトを遂げたあたりまでは読んでいます。
監督は『RELEASE THE SPYCE』の人、て言っても知りませんが。
"チーフ演出"の人は、要はサッカーシーンの演出の監修。
構成は『ケロロ軍曹』『ワールド・デストラクション』『べるぜバブ』とやや傍流な感じの作品から始まって、ただ後には『Free!』『ALL OUT!!』とスポーツもので実績を積んでいる人なので、そういう意味では結構作品の題材に合わせてちゃんと集めたスタッフのようですね。
まあ単純に読みかけの原作の続きを見られるのが、楽しみです。(笑)
あんまり"Eテレ"っぽい作品には思えないんですけどね、総合ならまだ分かりますが。
続編
まちカドまぞく 2丁目 (Wiki)
基本スタッフは前作と変わらず。
相変わらず面白いというのと、キャラが増えて焦点が分散しても、"それぞれがそれぞれに絶妙にすれ違いながら共存している"というこの作品独特のバランスが、全く崩れないのが凄いなと思います。こんなに幸せなディスコミュニケーションがこの世に存在するとは!(笑)
まあ主人公がお馬鹿過ぎて桃がいいコ過ぎるだけとも言えるかもしれませんが、ただその他のキャラのそれぞれのずれ方を見ると、どっちみち作者はこんな感じに曖昧に「寛容」に、世界を落ち着かせたい人なんだろうなとは思いますね(笑)。ほんと上手い。
・・・「中世」「オカルト」好きということなので、いい意味での(?)"百鬼夜行"的なイメージですかね。(笑)
キングダム (Wiki)
ここもスタッフは前シリーズと変わらず。
この作品はともかく、"戦場"の大規模戦闘の描き方はほんと迫力&説得力があるんですよね。僕が知っているどの"本場"中国製歴史ドラマ/映画(それ自体はその方面において世界的に見ても抜けてレベルは高い)も到底及ばない"本格"感。("リアル"なのかどうかは、実際問題誰も見たことが無い(笑)でしょうから分かりませんが)
軍師系の戦略の話も面白いし、恐らく本来の作者の資質はそちらにあるんだろうなと。
だから主人公周りのいかにも"熱血"「少年漫画」的な振る舞いや性格表現やそういうのは、不本意というかある種型に合わせてやってるだけなのではないかと、思ったりします。(恋愛描写とか箸にも棒にもかからないですよね)
ほんとにいつまで経っても主人公が好きになれなくて、そこが難点。あっちの親友の方が助かれば良かったのに。(それでは最初から違う話になる(笑))
以上。
新作
SPY×FAMILY (Wiki)
そのSPY×FAMILY。
切った理由としてはまず僕が基本的にスパイものに不信感があるのと"SPY×FAMILY"的組み合わせが"意外性"という名の予定調和、一種の数年来の流行りものに感じたというのと、とどめは多分1話で出て来た女暗殺者たちの謎の"愛国"主義で、それを肯定的に描こうと否定的に描こうといずれ陰鬱で頭でっかちになりそうな予感に見る前からうんざりして、かなり食わず嫌い的な切り方をしてしまったようです。(笑)
実際「企画書」レベルだと、つまんなそうだなという感想しか未だに無いんですけどね。ただ出来上がりは結構面白そう。
・・・女の子の"テレパシー"設定って最初からありましたっけ、記憶に無い。寝てたのかな。(笑)
原作は漫画。
監督・シリーズ構成の古橋さんは、監督としては初代『HUNTER×HUNTER』『RD 潜脳調査室』の印象が強いですね。シリーズ構成の印象は無かったですが、過去作としては『ジパング』『あまつき』があります。
可愛いだけじゃない式守さん (Wiki)
こちらも何か"公式"通りの「意外性」という感じで疑いながら見てましたが(最近の方法論的"洗練"はたまに息が詰まる)、爽やかでいいですね。
"不運"主人公はそれ以外特に何も無い感じに見えますが(式守さんには"優しく"見えているよう(笑))、式守さんの"変身"(男前化)は極端なようで意外な程不自然さやグロテスクさがなく、何か人格の貫通性なり「男前」とは何かみたいな普遍的な問いを作者がちゃんと見た上での造型なのかなと思ったりはしますが、もっと感覚的なものな気も。
最新3話で出て来た主人公のご両親がなんか良かったです。正体不明な感じですが何かしら"深い"描写が・・・されてるようにも見えたんですがでもやっぱり勘でやってるのかも。(笑)
まだ謎です。
原作は漫画。
監督はイラストやゲームの世界でも活動している人で、アニメの監督歴としては『先輩がうざい後輩の話』。なるほど、分かる。
副監督は監督未経験の人で、"助手"的な位置づけか。
構成は小説家作詞家の顔も持ち、主に子供向け作品で活動して来た人のようですが、近年はその『先輩がうざい後輩の話』や一転"大人"向けな(笑)『抱かれたい男1位に脅されています。』などにも進出して来て売れっ子になりつつある人のようです。
BIRDIE WING -Golf Girls' Story- (Wiki)
企画・原作・制作 - BN Pictures
監督 - 稲垣隆行
シリーズ構成・脚本 - 黒田洋介
なんか意外でしたがバンダイナムコによるオリジナル作品。ゲームでも作る予定があるんでしょうか。
主人公のド直球な性格とゴルフは初発のインパクトは抜群ですが、成功した漫画なり小説なりの裏付けが無いとそんな勢いでどこまで話をもたせられるのか、若干不安ではあります。現時点でも既に余りにも"ピーク"的シーンばかりで、ストーリー上の位置感というか遠近法みたいなものが分からない感じで見ているところが。(笑)
監督は業界キャリアは長いようですが、過去の監督作品は一本も記憶に残っていなくてううむという感じ。見事に一本も無い。
構成の黒田さんの方は勿論存じ上げております(笑)。『ハチミツとクローバー』『おおきく振りかぶって』『機動戦士ガンダム00』『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』あたりが印象に残っている作品。
それにしてもえらい序盤で宿命のライバルらしき相手との"再戦"が実現してしまって、これからどうするんでしょうね。"2人"にスポットが当たり過ぎて、これからライバル群像劇みたいにするのも難しそうだし。とりあえず見てはみますが。
勇者、辞めます (Wiki)
原作はゲーム会社の名前かなと思ったら、ラノベ作家のペンネームでした。
"クオンタム【quantum】=量"ってスケールが大き過ぎて、かなり有名にならないとなかなか検索上位に出て来なそうな感じ。(笑)
総監督は『ハイスクール・フリート』『最果てのパラディン』『終末のハーレム』の人。なんか統一性が無さ過ぎる気が。(笑)
監督は『雨色ココア』シリーズの人。
構成は『ゾンビランドサガ』『群れなせ!シートン学園』の人。
なんか全体的に、"そこそこ"の実績のスタッフが寄り集まって作ってるような印象の作品。
勇者や魔王が転職する話(今回は勇者)は書き尽くされている感じですが、今回は勇者の再就職先の「魔王軍」の満更ただのギャグや意外性狙いでもない感じの人情深さ、"仕事"への真剣さが異色な感じで、戦争にも倫理を求める魔王のヒューマニズム(?)がどこから来るのかそもそもの狙いは何なのか、結構真面目に関心があります。
基本本当に、"仕事"もの"会社員"ものという感じですね。(笑)
アオアシ (Wiki)
原作は『フェルマーの料理』『てんまんアラカルト』の2大傑作料理漫画で知られる、"才能"や"技量"、そこに込められた「理」について描かせたら当代屈指と僕も尊敬している漫画家さん。
一転サッカーを描いたこの作品の原作は、僕は2巻かな、3巻かな?、主人公がヴェルディ・ユース(風名門ユースチーム)の動機の仲間たちとファーストコンタクトを遂げたあたりまでは読んでいます。
監督は『RELEASE THE SPYCE』の人、て言っても知りませんが。
"チーフ演出"の人は、要はサッカーシーンの演出の監修。
構成は『ケロロ軍曹』『ワールド・デストラクション』『べるぜバブ』とやや傍流な感じの作品から始まって、ただ後には『Free!』『ALL OUT!!』とスポーツもので実績を積んでいる人なので、そういう意味では結構作品の題材に合わせてちゃんと集めたスタッフのようですね。
まあ単純に読みかけの原作の続きを見られるのが、楽しみです。(笑)
あんまり"Eテレ"っぽい作品には思えないんですけどね、総合ならまだ分かりますが。
続編
まちカドまぞく 2丁目 (Wiki)
基本スタッフは前作と変わらず。
相変わらず面白いというのと、キャラが増えて焦点が分散しても、"それぞれがそれぞれに絶妙にすれ違いながら共存している"というこの作品独特のバランスが、全く崩れないのが凄いなと思います。こんなに幸せなディスコミュニケーションがこの世に存在するとは!(笑)
まあ主人公がお馬鹿過ぎて桃がいいコ過ぎるだけとも言えるかもしれませんが、ただその他のキャラのそれぞれのずれ方を見ると、どっちみち作者はこんな感じに曖昧に「寛容」に、世界を落ち着かせたい人なんだろうなとは思いますね(笑)。ほんと上手い。
・・・「中世」「オカルト」好きということなので、いい意味での(?)"百鬼夜行"的なイメージですかね。(笑)
キングダム (Wiki)
ここもスタッフは前シリーズと変わらず。
この作品はともかく、"戦場"の大規模戦闘の描き方はほんと迫力&説得力があるんですよね。僕が知っているどの"本場"中国製歴史ドラマ/映画(それ自体はその方面において世界的に見ても抜けてレベルは高い)も到底及ばない"本格"感。("リアル"なのかどうかは、実際問題誰も見たことが無い(笑)でしょうから分かりませんが)
軍師系の戦略の話も面白いし、恐らく本来の作者の資質はそちらにあるんだろうなと。
だから主人公周りのいかにも"熱血"「少年漫画」的な振る舞いや性格表現やそういうのは、不本意というかある種型に合わせてやってるだけなのではないかと、思ったりします。(恋愛描写とか箸にも棒にもかからないですよね)
ほんとにいつまで経っても主人公が好きになれなくて、そこが難点。あっちの親友の方が助かれば良かったのに。(それでは最初から違う話になる(笑))
以上。
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