2022年06月17日 (金) | 編集 |

『ガクサン』
ちょいちょい話の腰を折る強引さから相談者の問題は"段取りを自分流にしたがる"(忠告を聞かない)ことかと思いましたが、それ以前に学力が足りてなかったんですね。それを気付いていたのか見て見ぬふりしていたのか・・・ああそうか、"自分は出来た"という自信の表れが段取りしたがりで、"学力不足"も同様の自信(過信)の問題と、この二つはパラレルなんですね。
『リエゾン -こどものこころ診療所-』
一番弟子・・・。なんかちょいちょい横着でむかつくんですけどこの主人公、これも"障害"ゆえなんですかね。
「苦手」なことをやりなさいという、一見励ましているようで実は否定的でもある親の教育に子供が苦しめられることは、別に発達障害じゃなくてもありますよね。決まり事を忠実にやってしまう発達障害のコの場合、それが極端に出るという例ですか。しかし営業て。
『ハコヅメ ~交番女子の逆襲~』
最後は素直に泣かして終わりで良かった気がします。
"藤との別れ"というのは、そんなギャグにしてすませるネタではない気が。
(同居という)落ち自体がだいぶ安易な気がしますし。
次は新連載ですか。ふうむ。この人の漫画家としての素の力量(僕はそこまで評価していない)が見えるか、逆に慣性の強い題材から逃れて蓄積した経験を素直に出せるというパターンも。
『幽遊白書』の後の(評価の高い)『レベルE』のように。
『マタギガンナー』
白金高菜(女子高生)がゲーマーとしてなっちゃないのは分かりましたが、それがリアル狩猟/射撃を知らないこととどういう風に繋がるのか。基本他のゲーマーも知らない筈ですしね。(笑)
『ワールド イズ ダンシング』
犬王とやら。
正直忘れていたキャラですが(未だによく思い出せない)、今後はライバルなのか共に世阿弥能を作り上げる協力者となるのか。(両方ではあるんでしょうけど)
てっきり増次郎との協力で作って行くのかと思ってましたが。(思いませんでした?)
とりあえず観阿弥の逸話をもっと聞きたいなと。

『陸上自衛隊特務諜報機関 別班の犬』
うーんどうなんだろう。モラルとは無縁でもその分官僚主義からも遠いのがこういう"裏"組織の「良さ」な筈ですが、ヒロインの"懸念"に対する対応が少し雑な気がしました。
ペーペーのヒロインが現場責任者を任されていること自体は"裏"ならではなんですが、だからこそもう少し注意深く話を聴くべきかなと。
それともヒロインが"遠慮して言わなかった"「失敗」が、今回のエピソードのテーマの一つだったりするのか。
『SUPERMAN vs 飯 スーパーマンのひとり飯』
意外と急に終わりましたね、筋書き通りではありそうですが最後若干急いだ気は。人気無かったのかな。
僕的にはもっと全然読みたかったんですけど、"食"の方のネタがそろそろ無いのかも。
『法廷遊戯』

"法廷遊戯"というタイトルではあっても、「法廷」とは「遊戯」であると主張したい訳では無さそうですね。(そういう立場の意見自体は出て来るでしょうけど)

こういう"層"の存在を暗示したというのが、今のところのこの作品の、僕にとっての一番のインパクトです。
なんか"格闘家崩れ"の喧嘩好きがそこらをうろうろしているような怖いイメージ。
ただこの学校の先生たちは結構優秀そうで、そんな"底辺"なのかなという違和感もありますが。
『長谷川無双』
なるほど。戦場の"老人"はそこまで生き残っているという事実自体がむしろ恐怖の対象と。
ただしそれが大将クラスだと、単に自分は危険を冒さないだけという可能性もあるので、わざわざ老人風扮装を施す程そんなに一様に怖くはない気も。

『税金で買った本』
"絵が描ける"="オタクと思われる"という繋がりもなんだなあという感じはしますが、でも確かに"文章が書ける"と比べた時のフィット感は強めですね。(笑)
「オタク」性というのを単に"趣味""こだわり"というより"フェティシズム"と定義づければ(僕はそう思ってますが)、「意味」メディアである文章に比べて「具体」「細部」つまりは「もの」メディアである絵(への嗜好)は、実際オタク性の本丸に近い部分にいるような気はします。(突然のオタク論)
『ツワモノガタリ』
凄い今更感がありますが、新撰組である原田左之助にとって、討幕勢力(の指導者)である高杉晋作は"敵"なんですね。
めっちゃ今更感(笑)。そういう次元で動いてる話にはもう見えないというか。
柳生新陰流の連続性。なるほど、特に但馬守あたりはいかにも得意にしそう。(合理主義者だから)
ちなみにそれは、そもそもの「新陰流」もそうなのかな。
続きは『テンカイチ』(の新陰流始祖上泉伊勢守編)で?(笑)
『1日外出録ハンチョウ』
結局助けないんかい。(笑)
長らく資本側の"鬼"雇用政策と言えば首切りと減給でしたが、現代の"ワンオペ"はそれが巧妙に最悪に極まった感じですね。
人としてやってはいけないことな気がする。
『ゾミア』

まあ理屈ですよね。
ただそれで暴君になってその国の人には迷惑でしょうけど、結果弱体化したら敵国には有利なので、必ずしも"暗殺しない"理由にはならない気も。・・・"暴君"というか"攻撃的な"王になって無駄に戦を仕掛けて来る可能性が高いという意味でなら、理由になるかもしれませんが。

そして文化系主人公の、意外なモチベーション。(笑)
意外というか、それであの知力と適応力を持ってるって、かなりやばい奴だなという。腕っぷし自慢とは周囲を巻き込む力が違い過ぎるので、最悪の扇動者虐殺者になるかも。
"素朴じゃない"英雄願望なんて、禍々しいですよ。
『カイジ』
おばちゃんに化けて逃げたのかとも思いましたが、ただそんな準備があったとは思えないし。
何よりカイジが力みかえっての「賭け」の内容としては、少し間抜け過ぎる。(笑)

『ブレス』
いきなりなんかえらくハードルが高い所へ。
それに対して悩むのかと思ったらこちらもいきなり果敢に闘志をむき出しにしたのは意外でした。そういうキャラだったかな。
しかしメイクはメイクで奥深いんだろうなということは伝わって来るんですが、言ってもメイクでしかないので漫画という枠組みで、画面で、これからちゃんとそれぞれの違いを表現できるものなのかなと、心配というか何というか。
"人の顔"にしろ"ライティング"にしろ、漫画でどこまで表現できるものなのか。
『濁る瞳で何を願う ハイセルク戦記』
なんか勝ったらしい。(笑)
とにかく迫真の戦場描写でした。
ただ魔法にスキルにとそれなりに内容はバラエティ豊かなので、絵柄的にはもう少しクリアな方が良かったんじゃないかなという気も。割とリアリズム一本みたいな泥臭い画風なので。どうしてもごちゃごちゃして見えるというか"変化"や"バラエティ"が見えにくいというか。
『嘘つきユリコの栄光』
うーん分からん。一言で言って分からない。
目の前で描かれていること自体はまあ分かるんですが、それが作品全体の中でどういう位置にあるのかそもそも必要なのか、どうも納得できないまま話が進められている感じ。まずは家康たちの家の"中"の問題の処理をもっと進めて欲しかった。(もちろん関連はしてるんでしょうけどどうも一気に場面転換してしまった感じで)
スポンサーサイト
| ホーム |