東京V等サッカー、漫画、アニメ、アイドル 他
'22年堀ヴェルディまとめ (&城福ヴェルディ初戦)
2022年06月20日 (月) | 編集 |
結局開幕2戦で受けた印象(『さぐりさぐり順調/’22.2月のヴェルディ』)の範囲から、最後まで一歩も出ないまま終わってしまった感じの'22年堀ヴェルディでした。

一応戦績。

1節 △1-1長崎
2節 〇3-0栃木

3節 △1-1徳島
4節 〇1-0群馬
5節 〇2-1町田
6節 △3-3山形
7節 〇5-2琉球

8節 〇1-0大分
9節 ●2-3熊本
10節 ●1-3山口
11節 △1-1千葉
12節 ●0-2甲府

13節 ●1-2岡山
14節 〇3-1仙台
15節 ●3-4新潟
16節 ●0-2水戸
17節 △3-3秋田
18節 ●1-3金沢
19節 △1-1大宮

[天皇杯2回戦 〇2-1秋田]
20節 △1-1横浜FC
21節 △2-2岩手


全42節のちょうど半分、一回りの対戦が終わったところでの退任という行儀の良さは、何となく堀監督らしい気はしないでもないです(笑)。誰からも嫌われはしないいい人。まあ江尻GMの方の意図的な区切りだったのかもしれませんが。
客観的にだけ見ると(J2チーム相手の)天皇杯含めて直近4戦負けは無しという成績での解任は、割と異例と言えば異例かもしれません。上向きとは言えないまでも少なくとも下向きではなかった訳で。まあその内容の横這い感、別な言い方をすると"変わらない"感自体が解任の理由なんでしょうしそれ自体に異議はないですが。でも珍しいは珍しい気が、割と。"常勝"チームという訳でもないのに。(笑)
逆に言えば(9節以降の)行き詰まりからの特に打開策無しでもそれなりに勝ち点を拾えるだけのポテンシャルのチームであり、だからこそ"横這い"では許されなかった、そこに「監督の責任」を強めに認定する正当性が存在した、そうも言えるかも知れません。

話を冒頭に戻して。
"開幕2戦の印象"とは何かというと。

・基本的には、"一生懸命"やってるだけみたいなところはあると思います。
・そこからの手癖的にそれなりに色々出来ることはあるんだけれど、どこまで大きく意図的に共有されたものがあるかというと、やや疑問。
・そこまで監督の目は届いていないというか、やはり"自然残存"で選手が勝手にやってるだけみたいな部分は少なくないのではないかという。
・その限界はどこかで来そうには思います。

・ある意味既に"出来上がってる"ように見えるところもあるんですよね、このチームは。
・つまりこのチームは、言わば"西野ジャパン"的なチームなのではないか。"ハリルジャパン"の後の。
・特殊戦術の後の"常識"のチームというか。その時の全部乗せの"バランス"のチームというか。
・そういう意味での伸び伸びとした良さはあるものの、そこから何か意図的に変化・運用する余地があるかというとそこには疑問がという。
・何か"骨組み"的な戦術がある訳ではないので、変化させる為の"手がかり"が薄いというか。
・西野ジャパンがその場限りの"好チーム"であったように、どの程度の"先"が、長期的運用可能性がこのチームにあるのかという。
・上手く行かなくなった時に、何が出来るのかという。


「自然残存」も「特殊戦術」も、前任の永井秀樹監督の(ポジショナルプレー)要素を指しています、時間が経ってるので念の為。
まとめて言うと戦術的(ポジショナル&パスサッカーやハイプレス/ネガトラ&縦に速い攻撃)にも戦力的(伝統の上手い選手と現フロントが集めた強い/戦う選手)にも、目の前のチームが出来ること出来そうなことをいっせいのせでまとめて"全部乗せ""一生懸命"やっているチーム、やっているだけのチーム。それらの優先順位や関係性が意識されているのかが怪しい、チーム作りに時間性や構造性の見出し難い"瞬間"のチーム。
そうした特徴が上手く回転して良い結果が出ていたのが8節までで、負けをきっかけに回転が悪くなったあるいは隠れていた問題がむき出しになって行ったのかそれ以降と、僕の観察の精度や関心の熱量だと(笑)、ほとんどそれだけでまとめてしまえるorそれしか言うことの無いチーム、21試合でした。
いい所、いい時期は確かにあった、でも凋落の仕方は全くもって予想の範囲だったという。

僕が、あ、これは駄目だな、やっぱりやばそうだなと最初にはっきり思ったのは、9節に初黒星を喫した直後の、10節山口戦のスタメンですね。
それまでコンディション理由を除けばほぼ固定スタメン(GK高木和[他]、DF山越、馬場/ンドカ、谷口、深澤/加藤蓮、MF理仁、梶川、石浦/森田、FW小池、佐藤凌、杉本)でやっていて、それで問題が見えていなかった訳ではないけれど所謂勝っているメンバーはいじらない論法も含めて、それはまあいいでしょうとして。

そして負けた。ついに。
いつかは負けるものですし"一生懸命"やるチームならではとも言えるミラクルな展開に踊っていた部分も少なからずあったので、まあ仕方がない仕切り直しだ、ここからだと、サポの雰囲気は概ねそういうものだったと思います。
そこで堀監督が次節山口戦に選択して来たスタメンは、基本メンバーは固定したままの、前線の両サイドをそれまで"スーパーサブ"として使っていた/活躍していたバスケス・バイロンと新井に入れ替えるというものでした。当時それを特に問題にしていた人は見当たりませんでしたが(見えない所にはいたかもしれません)、僕自身はうーんとなっていました。
何か、"必死"だなと。"力ずく"だなと。敗戦をいいきっかけにそれまで出ていた問題点の落ち着いた検討や、チームの戦術構造や戦力編成の再確認や洗い直し、あるいは"固定"で滞っていた色々を通す流す試み、僕が期待していたのはそういうことでしたが、そうではなく8戦無敗(の栄光)をもたらしたチームとにかく維持しよう何とか継続させよう、その為に緊急用の虎の子の戦力も最初から使ってしまえ、何は無くても燃料だ熱量だという、そういう余裕の無い姿勢。あるいは既に確立している"セット"の、先発用と途中用を入れ替えるだけのひねりの無い視野の狭い起用法。そういうものを僕は感じてしまいました。
単純に"スーパーサブ"を先に使ってしまうという策自体どうかというのもありますし。そりゃ確かに彼らの能力は高いけれど、先発が調子が悪いからといってストッパーを先発させて後どうするんだよ、能力が高い順に使えばいいってもんでもないだろ的な一般的疑問もありましたし。ポストシーズンの緊急時とかならともかくまだ前半戦だぜ(野球の話はもういい)。彼らの"スーパーサブ"感が、余りにもハマっていたというのもありましたし。(その後もハマり続けたように)

結局だから、本当に"瞬間""その時"しか無い監督なんだなと、あるいは"全部乗せ"の結果出来上がったある意味たまたまの最初の"成功"チーム、そのチームのイメージを追うだけしか出来ない。
基礎があって上(うわ)ものがあって、幹があって枝葉があって、ベースがあって応用・運用があって的な奥行きや立体性が何も無い。
上で言ったことを繰り返すと、"時間"性と"構造"性の無いチーム作り。
サポの方では"親切"に(笑)、チームの特徴なり拠り所なりを特定してそれぞれに論じていた(当然そういう意識が当事者にあると想定して)訳ですが、不調に陥ってからも堀監督が何かそこらへんの整理整頓や順位付けを改めてしていたようには僕には見えなくて、ただ最初からそうだったように、チームが持っている選択肢の全てを同時に一生懸命に等価に、実現しようとしていただけに見えます。
直前の試合の結果を承けての多少の重点の変化が無かったとは言いませんが、基本が"全て同時に"なのでなまじ重点を作るとかえってバランスが崩れて、てんやわんやになることも少なくなかったような(笑)。勿論"重点"の方も、徹底されることは無かったと思います。

とにかくそういう監督の、そういうチームでした。
最初から最後まで。
この一面性というかチーム作りの外面(なぞり)性が、堀監督自身の資質・限界なのかそれともクラブ/フロントの"方針""注文"に対して受動的過ぎたゆえの"他人事"感なのか、そこらへんはよく分かりませんが。堀さん自身も元々は"体制"側の人だった訳で、"受動性"を言い訳に出来ないようには思いますが、一方でにじみ出る人の好さが(笑)。多少の同情・斟酌の余地を。
まあ成績的には昨季は残留をともかくも果たし、今季も一時は首位に立ちつつ今も11位と大怪我までは行ってないので、期間も短いですし歴代"退任"監督の中では、かなり感情のいいままお別れ出来た人ではありますね(笑)。お疲れ様でした。



そして就任した城福浩新監督。

J2第22節 東京V 〇3-0● 山口 (味の素スタジアム)

結果初戦を快勝では飾った訳ですが、ご存知のように前半25分早々の相手の退場(とその際のPKによる先制)というイレギュラーに恵まれた試合であり、かつ上で言ったようにそこまで直近の成績が悪かった訳でも無いので、なかなか改善した!新監督効果だ!と、盛り上げるのも難しい状況・内容ではありました。初陣3-0勝利の新監督にしては。(笑)
とにかく先制してもリードしても勝ち切れない、お決まりのように追いつかれる逆転されるのが"癖"になりかけていたチームとしては、圧倒的優位な状況とはいえ無失点で逃げ切れたことは監督が変わっていい気分転換になった、ネガティブ思考を絶ち切れたと期待したいところではありますが。

それはそれとしての全体的な感想としては・・・やはり難しいなということでした。
何が難しいかと言うと前監督も蒙っていたこのチームの難しさ、ポゼッションでもダイレクトでも何でも、やろうと思えばそれなりに出来る能力と訓練のチーム的蓄積、上手い選手も速い選手も勤勉な選手も、右利きも左利きも、最近では高い選手までもそれなりにそれぞれのポジションで揃っている、下部組織からの伝統と新しいフロントの努力の合算、それ自体は決して"間違っている"とは言えないバランスの良さ。・・・"内部"と"外部"のバランスすらいいですからね。
だからこそ堀前監督も"八方美人"的なチーム作りをした、出来たというところはあって、またそのアウトプットがそれ自体として決して大きく"間違った"ものではなかったからこそ、調子が良ければ開幕から8戦無敗などという状態も生まれていた訳で。

それで何が難しいのかというと、"出来る"とは言うけれど"出来る"だけ、メニューには載っているけれど美味いとは限らない(笑)、そのどれかがそれ自体として(ロティーナの徹底介護とか抜きに)J1を窺えるレベルに達することは滅多に無い、卑下する必要はないけれど"出来る"という前提で戦おうとすると足を掬われがちという"レベル"の問題、絶対値・徹底性の問題。それが一つ。何だかんだと離脱者が多くて結局"足りない"思いをすることの方がここ2,3年多い気がする&実際足りない所(中盤の強さなど)もあるにはあるという問題と併せて。
そしてもう一つは、直前堀監督が大きく間違ったことをやっていた訳でも極端に不成績だった訳でもないだけに、後任監督が差別化をする、チームを変えるのは結構難易度の高い仕事だよなという部分。"色々"ある"色々"出来る中で、余程はっきりしたor新たな基準を打ち出すか、出来る/出来ないの曖昧さを打ち壊すような厳しい基準でも持ち込まない限り、結局前監督の仕事のマイナーチェンジか多少の改善に留まるのではないか、チーム自体が持っている慣性を止められないのではないかという、そういうこと。それが城福監督に出来るのかという。

出来なくても責める気には余りなりませんが、出来ない可能性は高そうに思えるなという。
"壊す"可能性は・・・どうでしょう(笑)。そんなパワーがあるなら、かえって期待出来るかも知れませんが。
ともかくスタートは上々でした。「マテウス」「小池」「佐藤凌我」という、前年までに比べて今季は精彩を欠いていた選手たちが揃って活躍したのを、良い"象徴"だと煽って煽れないことはないかも知れませんし。(笑)

まあ頑張りましょう。(笑)


スポンサーサイト



テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック