2022年06月30日 (木) | 編集 |

『リエゾン -こどものこころ診療所-』
前提というか、この店長さんは彼が"障害"者であることは知らないということでいいんですよね。
"色々な性格"の人をなるべく受け入れようという寛大さは持っていても、病気だとは思っていない、正確の範囲であって認知が違うとまでは思っていない。
それをこれから知ることに・・・はならないのかな。
なんかそっちも"救って"あげたい気もしますが。
先週も言ったように、「性格」と「病気」の区別が今かなり難しいんですよね。"親切"や"寛容"だけではカバー出来ないレベルというのがあって、そこは知識・科学の出番な訳ですよね。でも親切なのが寛大なのが、無駄な訳ではない。
『グラゼニ ~大リーグ編~』
代わりに誰かを落とすという話をされると、確かに辛いですね。
"年齢"の問題が俄然大きくなるというか。
実際にはどのみち好不調で適当に入れ替えればいいようには思うんですけど、"獲得"は確かにハードルが高い。
『ガクサン』
「動画」は「授業」だから余り問題は解かない。(だから参考書は必要)
なるほどね、言われてみれば。
つい"敵視"というか"択一"的に考えてしまいそうにはなりますが。(笑)
やっぱり手を動かさないと覚えられないことは多いでしょうし、意外と健在・安泰ですね、参考"書"業界。(笑)
『シビは寝ている』
読切。
フリーズドライ。なるほど、皮を剝いだり詰め物したりせずに剝製に出来るのか。それならグロさ不自然さがだいぶ和らぐので、ありかも知れない・・・と、猫の死体と3日暮らしたことのある僕は思いましたが。(臭くなったので仕方なく埋めた(笑))
全体としては、特に何が言いたいということではなくて、"飼い猫"(への感情)という「本物」「聖域」をめぐって現われて来る人間の感情や反応のリアルをそのまま描いた、描いたら自然にストーリーになったみたいな印象の作品ですね。(実は陰てテクニカルなのかも知れないですが(笑))
大変良かったです。大変"精度"が高く感じたというか。
"スーパーの人間関係"とかは若干生焼けな感じもしましたが(嘘ではなくても)、"怒り慣れてないから緊張と興奮で涙が止まらない"というのはなんか分かります(笑)。連載作家として、期待しても良さそうだなという感じ。

『陸上自衛隊特務諜報機関 別班の犬』
"何となく"は分からないではないですけど、ハチとヒロインはいつからそこまで深い関係になったのか、これからそういう説明エピソードがあるのかあるいはひとえにハチ自身の(特殊な?)性格や生い立ちによるものか。
"GRS"は架空の強化人間か何かかと思いましたが、どうやら実在する組織のよう。
Global Response Staff。CIAの海外拠点などの警備やCase Officer(工作担当官)の警護を担当する非正規のスタッフ。主に米軍特殊部隊の元隊員で構成される。(Wiki)
『長谷川無双』
巨漢現代人の珍道中的な話かと思ったら、一応"歴史の意志"(によるタイムスリップ)的な『戦国自衛隊』的設定があるらしい。
だからと言って、読み方がシリアスになったりはしませんが。(笑)
『創世のタイガ』
一応の一般教養的なものとしてドイツ語らしきものは喋れたユカと、驚愕する相手。
こういう情報ギャップは、"タイムスリップ"や"転生"もののシンプルな楽しさですね。(笑)
『相続探偵』
依頼人は旧知のようですが、そもそも今回のは"相続探偵"としての受任なのかそれとも一般探偵業なのか。
『法廷遊戯』
"無辜ゲーム"などを挟みつつも基本的には法律職へ向けての(またはなってからの)本格法廷サスペンスなのかと思ってましたが、なんか横に横に展開してますね。または過去に。
ただの恩讐サスペンスだとどうもなあ、興味が。
えぐい報復を既にすまし済みらしい主人公のパーソナリティは面白くはありますが。
あと未だに男性キャラは誰が誰だかよく分からないです。概ねみんな曖昧にイケメン。

『ゾミア』
主人公のたまに入る(ようになった)"ずっこけ"キャラがどうも慣れない。(笑)
「言語を教わる為に赤ん坊になる」あれまで行くと、ある種"凄絶"でかっこ良くて、そういうこともあるかなと思えるけど。
それ以外の時はしゅっとしていて欲しい。もし編集の入れ知恵だったら余計なことをという感じ。
西遼もまあいずれモンゴルに滅ぼされる立場な訳で組めないことはないとは思いますけど、転変忙しい中央アジアの乱世では、"いずれ"より"今"が大事だろうしさてどういう展開になるのか。
『税金で買った本』
主人公(?)のこだわりor矜持みたいなものが語られていましたが、説明がごちゃごちゃしていた是とも非とも言えない感じ。
その自分モラルに恥じることをしてしまったということ自体は、分かりましたが。
それで改めてモラルに立ち返るのか、それとも理屈通りには行かない人の弱さや習い性の抜き難さに気付いてもっと寛容にでもなるのか、あんまりそういう"先"の描写がある感じの作品でもないですが。
『ツワモノガタリ』
"陰"流にそんな意味("カウンター")が。合気の"合"とか"柔"とかにも近い考えか。
意外とあるんですよね、実は"読んで字の如し"という場合が、昔の一見意味深げな難しい言葉の意味として。
ただ"負けたら死ぬ"剣術武術の世界において、初見の相手に手の内を読ませないのはむしろ基本な筈で、流派名で傾向が分かってしまうのはどうなんだろうというもありますが、有名流派だから今更なのかな?
『1日外出録ハンチョウ』

ホラーがツッコミ易くて集団鑑賞に向いているのは勿論、コメディ↑がむしろツッコミ辛いというのもよく分かります。(笑)
余りに笑いのツボが違うと友情にひびが入りそうですし。(笑)
『ゴミ溜めと中華鍋とあなた』
読切。
"女の裸"売りっぽいオープニングにははいはいと思ってしまいましたが、かなり良かったです。いくつか整理すれば連載レベルではないかなと思うくらい。
冒頭の「ごちそうさまでした」がいいなと。(笑)
タイトルから料理ネタなんだろうというのは想像がつきますが、仮にあっちの方の"いただき"だったとしても楽しいお色気感。(笑)
二人の関係とかもいいとは思いますが、問題があるとすれば"センパイ"の「完璧」も「無愛想」も、どちらかというと愛嬌があるタイプの体型もあってどうも言葉で"説明"されているだけという感じで、あんまりピンと来ないところかなと。それでも"陰口"への怒りは共有出来ましたが。
でもなんかいいですね。もっと浸っていたい世界。

『無二の一撃』
新連載。
ヤンキー/貧民系負け犬の一発逆転ストーリーは見飽きた感じはするんですが、境遇が予想を上回って悲惨で迫力があったのと、"空手少年"の方にも結構な裏事情がくっついていたので目を引かれたというか飽きずに読めたというか。
"脳のバグ"なんて「科学的」な設定も入ってますしね。なんかごちゃごちゃした印象もありますが、上手くすれば面白いかも。
『はじめの一歩』
やっぱり一歩が褒められると嬉しい。(また言ってる(笑))
ボクサーの本能本能でひたすら対話が展開している、シンプルで楽しい回でした。
『青のミブロ』

これ自体は大いに賛成・納得。
まあ親にならずとも、(自分で)猫でも飼ってみればすぐ分かります。
"可愛い"以上の「報酬」なんて無くて、それ以上に"恩"なんて感じてもらいたいとは全く思わない。たいていの(養育の)苦労なら、余裕で収支はプラスに既になってる。
他ならぬ自分自身についてさえも、"可愛い"時期に十分な報酬を親は得ている筈だと、臆面もなく言えます。(笑)
ただこれが"土方歳三"の言葉として語られているのは面白いですね。何か史実に基づいていそうな感じはしますが。
・・・『シビは寝ている』と併せて猫好きのたわ言という面もあって、どれだけ共感してもらえるか謎ではありますが。(笑)
僕は猫に、人生を教わっています。(笑)
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