マガジンの城のインタビュー。横浜ＦＣ以外に複数のＪ１チームや韓国からのオファーがあったこと、それどころか１部か２部かは分からないがスペインリーグのクラブと仮契約まで漕ぎ付けていたという興味深い事実が分かった。ただねえ・・・・

３年前から「突然」点が取れなくなった。その理由は城によると「変なプライド」であり、スペインに戻り損ねた虚脱感からだという。だから「ゼロから始めなきゃいけない」。これが他のより条件の良いオファーを断り、なおかつ仮契約を反故にしてまでＪ２最下位横浜ＦＣを選んだ理由だという。

ストーリーとしてはそれなりに出来ているけど、あまりにもナイーヴで僕的には納得感が薄い。そのスペインのクラブの担当者が気の毒。日々より上を目指そうと、あるいは明日の職場そのものがあるのか無いのかで悩んでいる無数の日本人選手たちに失礼な気もする。

だいたい全部精神論でしかないというのがどうも。自分が良かった時になぜ良かったのか、悪い時になぜ悪かったのか、要するに具体的には全く分かってないという事でしょう？（僕も知らないけど）。Ｊだ海外だスペインに行ってれば、どのチームならばと状況因子ばかり問題にするのは自分のプレーの分析の努力が乏し過ぎるから。ここらへん、ブラジルに渡った頃の前園とかぶる気がする。

まあ決まってしまったものは仕方が無い、頑張って欲しい。日本サッカーのある時期に確かに一定の役割を果たした選手だし、怪物ではないにしても日本人として一つの理想的な身体能力を持った選手だとは思うので。

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