ヴェルディ等サッカー、漫画、アイドル 他
願わくば
2003年04月05日 (土) | 編集 |
”過密日程によるコンディション不良”なんてつまらん、でもいかにもありそうな理由でレアルがタイトルを獲り逃がしませんように・・・・。と、いうような気にさせられるCLマンU戦でありました。

だいぶ前に掲示板の方で「頼れる仲間に囲まれてそれぞれが8割の力で適当にこなしながら勝ってるようでどうもそそられない」というようなことを書いたけど、実はもうとっくにその魅力に降参してたりして。だからこそ安定感があるというのはあの時点でも分かってたけど、最近はそれどころか8割の力だからこそ出せる12割の力(?)みたいなものがあるんだなと、ほとほと感心させられる。10割を目指すといいとこ9割5分くらいなんだよね、実際のところ。それが現代の大部分のサッカー。

こういうレアルみたいなサッカー/チームというのは事実上消滅していて、他にはいい時のセレソンくらいしか思い当たらない。瞬間的にはローカルながらヴェルディ川崎にもそういう状態があったのかもしれない。とにかく走らなくても必要なスペースがちゃんと確保できてるのが不思議だ。基本的には個々の能力とあうんの呼吸というくくり方になってしまうんだろうけど、サンプルがもっとあればある程度は「方法」「スタイル」として定式化することも可能なのかもしれない。例えば李さんはそういうことを考えていたのだろうし、漠然としたイメージだけで方法論は何も無いに等しいのではないかと疑ってはいるけどジーコの目指すところも一つにはこれなんだろう。

ただこの試合でもそういう流れになったことがあったけど、あまりにも見事なポゼッションがなされるものだからそれが崩れた時に実際以上に”風雲急”みたいなムードになってしまって、単純な速い攻撃につけこまれることがままある。基本的には役者が違うと思うけど、マンUが2点目を入れていたら分からなかった。これは戦術的ではないけど構造的な問題だ。到達する境地が圧倒的な割りにはこういうチームは強くない。取りこぼしが多い。特にサッカーは実力差ほど点差が開かないスポーツだから。効率が悪い。
まあ希少な美しいものは脆いというわけで、こんなようなサッカーが主流な時代にはそういうことは特に無かったのかもしれないが。

しかしジダンだのフィーゴだのラウールだのといった本物のサッカー選手と並べてしまうと、ベッカムというのはいかにも貧相だ。機能的な部品に過ぎない。こんな奴にバロンドールをあげてはいけない。


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テーマ:欧州サッカー全般
ジャンル:スポーツ
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