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女子春高バレー2023まとめ
2023年01月11日 (水) | 編集 |

いやあ、誠英強かったですね。ほぼ勝ったかと思いましたけど。
古川学園も昨年よりは明らかに強くなっていて、これならタピアという"反則"込みでも優勝の資格は十分と、よそとの相対含めて準決勝までは普通に思ってたんですけど。
対して今年はノーシードからの誠英はそのバイアスもあってか強いことは強いけれどこれと言って目立つ強みは無いな、"泥んこバレー"と言ったってもっと"泥んこ"売りのチームはいくらでもいるし、強いて言えば"泥んこ"界の最名門?なんか半端なアピールだな(笑)みたいなそんな印象で。でも実際に両者が当たってみると、タピア・阿部(明音)そして新星南舘絢華の三枚看板が揃って圧倒しながら勝って来た古川は、逆にその"三枚"が思うように決められず"強み"になり切れなくなると、急にチームとしての心細さが生まれて去年までのタピア頼みのチームの"ランク"感に戻ってしまった感じで、誠英が盛り返し始めた第2セットの途中あたりからかなり雲行きが怪しく。一方の"強みの見えな"かった誠英は逆にその地力メインで勝って来た中から元から(センター)エースではあった182cmのミドル北窓絢音が勝ち上がりながら更にフィットして来て、能力自体は怪物的ではないものの、相手(古川)の状況が完璧に見えている感じの的確な動きに自分の能力を乗せて決定率自体は怪物的になって、止まらない感じに。

古川側の問題としては、タピアと共にチームを引っ張っていた阿部が準決勝辺りで既にピークアウトというか疲労が限界に達していたように見えて、それでも勝ててはいたので攻撃パターンを変えられないまま、準決勝までの相手より実力が一段上の誠英にぶつかってしまっていたことで、(25-19で獲った)1stセットの結構早々から、「違う、熊谷(セッター)、そこは阿部じゃない」とかテレビの前でつぶやいていました。ほとんど"敗因"を語る原稿が頭の中で出来かけていた(笑)くらいでしたが、それでも勝てた盛り返せたのは、それまで"三枚看板"の陰に隠れていた髙橋陽果里らの他の選手が巡って来た"出番"にきっちり活躍をして見せたことと、互角以上の情勢になればやはり要所でのタピアのアドバンテージが大きかったこと、勿論熊谷も中盤以降は、阿部以外の選手への配球の比重を増やして、適応もして来ましたしね。決め手はやはりタピアでしたけど、タピアだけでは流れ自体は盛り返せなかった(途中本人の焦りも目立って来てましたし)と思います。そういう意味では総合力の勝利というか、"脇役"たちも伊達にここには立ってない実力者であることは最後の最後に強く印象付けられました。
ちなみに"三枚看板"の残り一人南舘選手は、か細い体で(笑)意外な程最後まで疲労も見せずに決め続けていましたが、ライトなので打数に限界があるのと体勢的には阿部程無理は利かないので、"代役"までは難しくてどちらかというとマイペースにチームの得点数の"保険"の役割を担い続けていた感じ。

とにかく"ピーク"の高さという点では古川学園が最強であり、優勝に値したのは確かだと思いますが、ベース/ボトムの強さでは誠英強しの印象の強かった、決勝戦でした。
とりあえず"監督"としては、田渕(正美)監督の方を、ベスト監督として強く推したいですね僕は。そういう誠英の底堅い強さを作っただろう監督力自体も勿論ですし、何よりテレビ画面越しに見える選手たちへの接し方の好感度が圧倒的に高い。高ぶらず出しゃばらす、淡々と要点だけを言い聞かせ、多くの他校の監督たちのように怒鳴ったり声を荒らげたりは決してしない。(陰では知りませんが(笑))
(田渕監督に限らず)それだけでいい監督に見えるし、公衆の面前で高校生相手に大声を出している時点で、何を言ってても結構げんなりする部分が僕は大きいです。時に怒鳴ってしまうことはあるかも知れないけれど、怒鳴る前提な感じなのはどうもなあ。

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決勝のファイナルセットで(15点中)4点の先行を許すというぎりぎりの状況でも、にこやかにタイムアウトの意思表示をする田渕監督。

Seiei_tabuchi2Seiei_tabuchi3

そうして集まって来た選手たちに、(言うべきことはもう言ってあるから)「後は自分たちでゆっくり相談して来て」とユーモラスなボディ・ランゲージで伝える田渕監督。

準々決勝あたりからでしたかね、マイクの設定が変わって各校のタイムアウト中の会話がよく聴こえるようになったんですが、その中のどこかで田渕監督が、「・・・という風に俺は思うけれど、そうするかどうかは自分たちで決めて?」と言っている場面があって、へえ、そんな関係性なんだ、そんな言い方するんだと興味深かったですね。ただの指示でもないし、ただの"委任"でもない。
決勝戦の実況の中では、「教師と生徒ではあるけれど、一緒に戦っている(対等な)仲間であるということを忘れないでいたい」という、田渕監督の基本的な考え方も紹介されてましたね。
とにかく内情は知りませんが(笑)、見た目ナンバー1監督は文句なしに田渕監督でした。優勝した古川の岡崎監督も名将と言われているそうですが、元々怒鳴りタイプなのは置いておくとしても、決勝戦では劣勢の時は焦り倒して優勢になったら有頂天になってという感じに見えて、まずあんたが落ち着け、大人だろうとか思ってしまいました。
東九州龍谷の相原監督みたいに、大きな声を出したりはしゃいだりするのがそもそも好きで、試合中に「俺も声出したいんだよ入れてくれ」と選手のエールの中に飛び込んで行ったりする(そういう場面があった(笑))のは、あれはあれで微笑ましくていいと思いますけどね、"大声"派でも。(笑)

とにかくそういう田渕監督含めて誠英の"好チーム"感は強かったですし、一方で"助っ人"タピアも含めて後述するように魅力的な選手が多くて、そちらはそちらで古川も応援してましたし、途中からは結構自分的に困った感じ(笑)もありましたが、まあ"優勝しに来た"度は近年の実績からも古川の方がかなり高かったでしょうし、この最終結果で良かったかなと、そんな決勝戦でした。



春高バレーはなぜ面白いのか

去年5年目と言っているのでもう6年目なのか、毎正月大会期間中はほとんど部屋に缶詰めになって(特に準々決勝までの最初の3日間は、仮眠時間を確保するのもひと苦労)、放送される限りの全試合を夢中になって見ている春高バレー。(の女子)
バレーボール自体は必ずしも僕のフェイバリットスポーツではないですが(3,4番目くらい?)、スポーツ"イベント""チャンピオンシップ"としては、結構断トツに近く楽しい/興奮させられる存在です。

なぜそんなに面白いのか、他競技との比較とかになると色々と要素が多くなり過ぎて面倒なのでよしますが、同じ"バレーボール"の枠内で、かつ特殊な"国籍"要素が加わる国際大会は置いておいて、国内最高峰の筈の実業団リーグVリーグとの比較で考えてみると。

一つ目としてはまず観戦初年度から気が付いたように、

1.「高校」「部活」チームならではの練度・求心性の高さと、そこから来るチームの個体化度の高さ

という要素。
チームにもよりますが毎年11月から3月一杯+α、年末年始休みを挟んで5か月前後の開催で、社業の傍ら活動しているVリーグチームに対して、大雑把に夏のインターハイ、秋の国体、冬の春高と3つの目標/ピークが年間通してあり、一応"学業の傍ら"とは言うものの(笑)実際には社員選手とは比べ物にならない専心の出来るだろう高校バレー部とでは、シンプルに練習時間も違うでしょうし上で言った"パワハラ"的指導も時に含んでの純粋な高校生に対する各校監督の指導の浸透も、"大人"に対するそれよりは良くも悪くもだいぶスムーズでしょうし、競技経験の無い僕には理由は確かとは分かりませんがとにかく結果として高校チームの"チーム"感"まとまり""個性"両面におけるそれは、Vリーグチームの平均を大きく上回っているように見えて、単純に試合が見てて楽しいです。飽きません。比べるとVリーグは、どのチームのどの試合を見ても、少数の例外を除いてぶっちゃけいつもおんなじように見えてしまう。よっぽど詳しい人でないと、違いが分かり難いというか。
勿論春高にある"トーナメント"の、"青春"の緊迫もそこには無い訳ですが、それはまあ仕様上仕方が無い(笑)ので言うべきではないだろうと思いますが、とにかく事実としての比較はそう。

2.3セットマッチの潔さ

春高は試合数的にはその大部分にあたる、1、2、3回戦及び準々決勝までは、2セット先取の3セットマッチで行います。
確かに若干刹那的ではあって、実力差にばらつきのある各都道府県代表の高校生チームの集中開催ゆえに取られている許されている形態というところはあるかも知れませんが、ただ実際に6年間見ていてそれゆえのアップセット、弱い方が勢いでうっかり勝ってしまうようなことはほぼ無くて、5セットマッチでも結果自体は特に大きく変わらないだろうというのが、僕自身の印象。
そして準決勝以降は3セット先取5セットマッチVリーグ仕様で春高も行われるんですが、やはりちょっと、同じ高校生どうしの試合でも空気感は変わりますね。そこまで勝ち抜いて来た実力校どうしなので退屈するということは無いですが、あえて言えば"密度"が薄まる感じはあります。こちらの見る目も、少し冷たくなる(笑)。5セットの果ての帰結を見通しながら、遠間で見てしまうというか。どうせこうなるだろう的な。(それはそれで"成熟"した試合及び試合の見方ではあって、だからこそバレーボールの最も正式な試合形式ではある訳ですが)
そして勿論、試合時間は長くなる。準決勝以降の3試合ならまあそれもいいでしょうが、もし1回戦から5セットマッチだったら、間違いなく僕はこんなに熱中していないです。試合中&大会中にあくびをこらえる時間は大幅に増えるでしょうし、特に然程興味の無い高校どうしの試合を今のようにコンプリートするのはかなり厳しいだろうと思います。(そして試合というものは"選び"出すと、どんどん見る対象が減って行くもので。それによって恐らく"大会"自体への感情移入も薄くなる)
バレーボール自体、本当に現状の5セットマッチがベストなのかという疑問はかねがね僕は持っているんですが、それを言い出すと話が長くなるので置いておくとして、とにかく"2セット先取の3セットマッチ"形式が、僕にとっての大会の価値/興奮度を高めているのは確かですね。
国際大会との兼ね合いなどからはあり得ない話ではありますが、もしVリーグが3セットマッチに移行したら。・・・見るでしょうね僕は、少なくとも今よりは。"チェック"したい気持ちは今でも十分にあるんですよ。ただ"チェック"以上の興味は余り無いので、その為の毎試合5セットマッチ、最低3セットは長いなあという。だったらここぞという試合だけでいいやという感じに。

3.カメラ位置の問題

今回新登場の、イチ押しの説。(笑)
意外とこれが大きいんじゃないかと、6年目にして今更気が付いた要素というか。

現在の春高本大会は、巨大体育館東京体育館を縦に4面に区切って、女子の試合はその両端のAコートとDコートで、準々決勝までは行われます。(+別会場もあり)
そしてそれを中継するフジCS放送の画面は、こんな感じ。

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対して"センターコート"と呼ばれる準決勝以降の、体育館の真ん中に横向きに作られたコートでの試合画面は、こんな感じ。

harukou_angle2

カメラ位置が準々決勝まではかなり遠く高く、俯瞰的で、準決勝以降は近く低く平面的になっているのが分かると思います。

勿論"近く"で撮っている準決勝以降の方が"扱い"としては上で、一般的には「臨場感」のある画面ということになるのでしょうが、こと競技としてのバレーボールを見る上では実は前者の"遠い高い"アングルの方が適している面が多いと思うんですよね、僕は。特に目まぐるしく行き交うボールを目で追いながらそれぞれのプレーの繋がりを一望して直感的に理解するには、上の画面の方が圧倒的に優れている。下の画面は近過ぎて追い切れなかったりシーンシーンがいちいち分断したり、あるいはカメラ自体の動きやカット割りに繋がりを依存する傾向が強い。(ちなみに例に挙げたのは、"近い"中では比較的"遠い"アングルのもの)

このこと自体は実は前から気付いていて、それは以前"皇后杯"という同様に大型体育館で一斉開催される年末のトーナメント戦を見に行った時に、大して観客も入っていないのを幸いに(笑)試合中ころころ見る場所を変えた中で発見したもの。カメラの位置よりは少し上だったかなと思いますが、角度的にはほぼ前者のような"画面"で、最終的には落ち着いて見ていました。見易いなあと。面白いなあと。
一方でせっかく会場に足を運んだのに麗しの女子選手たちを間近で見られないという問題(笑)もあった訳ですが、適宜アップの挟まるテレビ/ネット中継ならその難点も無い。"3セットマッチ"とは違って、これに関しては割と本気でVリーグでも国際試合でも、実装して欲しいなと思っていますね。まあ見た目が若干貧相なのは確かなので、サッカーの国際試合で一部やっているように平面モードと俯瞰モードを切り替えられるようにするのが妥当かも知れませんが。
・・・それで思い出しましたがフィールドの広いサッカーに比べてバレーのボールの行き交う目まぐるしさは段違いなので、"プレーの繋がりを体感的に理解出来る"効果・メリットもまた段違いなんですよね。逆に言えば僕がVリーグのチームプレーを淡白に感じるのも、"平面"画面でしか見てないからなのかも知れないと、思わなくはないですが。

3セットマッチの俯瞰画面のVリーグ(中継)。是非やって欲しいです。(笑)
それでもつまらなければ・・・。理由"1"に戻る。(笑)



今大会の注目選手たち
・競技部門

何だその部門は(笑)。まあ後に控えるものがあるので。(笑)

各校それぞれに感動的な活躍を見せるエースたちがいた中で、しかしことシビアに将来の全日本の主力候補というレベルで考えると、必ず注目すべきなのはこの二人かなと。
東九州龍谷の飯山エミリ選手(3年 185cm MB)と、熊本信愛女学院の原嶋睦夢選手(3年 177cm MB)。

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飯山選手は少なくとも2年の時から認知はしていて、日露ハーフらしい目鼻立ちのはっきりした容貌と恵まれた体格を活かしたプレーで勿論目立ってはいましたが、正直そこまで強い印象はありませんでした。いかにも予想の範囲(のプレー)というか。
ただ3年になった今大会のプレーは圧倒的でした。一つ一つのプレーがパワーアップしていたのは勿論ですが、何より存在感が。基本的には正統派のミドルのプレーであって、高校バレーでありがちな馬鹿みたいに打数の多いようなタイプのエースでは決してないんですが、にも関わらず僕の6年間の観戦経験の中でこれほどチームとゲームに影響力のある、支配力のあった選手を見たことがありません。強豪中の強豪であり今大会も各ポジションに優れたプレーヤーをきっちり揃えて来ていた東九州龍谷高校ですが、しかしあくまで今回の東龍は"飯山エミリのチーム"だったと思います。そのことは1回戦で当たった、恐らくはベスト8級以上の実力を持ちながら運悪く初戦敗退の憂き目を見てしまった都市大塩尻の選手たちならよく分かるのではないかなと。飯山エミリさえいなければ、あるいは飯山エミリが2年までの飯山エミリであったならば、あの試合は都市大塩尻のものだったろうと僕は思います。内容では勝っていましたし、そもそも実力も十分で"番狂わせ"などという怪しい要素も必要無かった。ただ東龍には飯山エミリがいた。要所要所のブロックでスパイクで、消沈しかける味方を引っ張り上げ、ワンプレーワンプレー確実に都市大塩尻の選手たちの心をバキバキと折って行く(笑)飯山エミリのプレーがあった。
何というか一つ一つの"メッセージ"性が強いんですよね。コースも力加減も"狙って"やってる感が凄くて、決められた側の削られ方が半端無い。頭のいい選手では勿論あるんでしょうし、そして3年になってエース/主将になってから急にそういう面が感じられるようになったことからすると、天性のリーダーなのかなと。リーダーシップを取ることで、本領を発揮する。何かと"リーダー"から逃げたがる(笑)シャイな内国産日本人選手たちとの、最大の違いは実は将来的にそこになるのかも知れない。
勿論純粋なミドルとしての素質・能力も、近年最強クラスなのは間違いないかと。飯山"リーダー"の率いる全日本を、見てみたいです。異質な強さを手に入れたチームが、そこにはあるのではないか。

そしてもう一人の、原嶋睦夢選手。こちらもポジションはミドルですが、サウスポーでもあり、長い手足と成長途中ながら既に3m越えのジャンプ力を活かした外国人選手的な間合いのなかなか既存の日本人選手では比較の対象の思い浮かばない強烈華麗なスパイク力で、全日本OBの解説陣からはサイド/オポジット転向の将来像が強めのニュアンスで語られていましたね。僕も思ってましたが荒木(絵里香)さんなんかも身長はまだまだ伸びそうという感想を漏らしていましたし、確か中学まではバドミントンをやっていたという変わり種で、技術的にもまだ伸びしろがありありで、まあロマンですね。しかも割と確実性も感じる。高校の先輩である古賀のいるNECに行くことが決まっているそうですが、どうなるんでしょうね。山田・島村の全日本組のいるミドルでやるのか、突然の引退で驚かされた曽我啓菜的にサイドに転向させて育てられるのか。
長岡の後のサウスポーはほんとに日本は育っていないので、やはり最終的にはサイドでやって欲しいとは思いますが。
・・・余談ですが世代的な問題なのか、今大会は全般的に、手足の長い体形の選手が増えていたように思います。名前を覚えているのは郡山女大附浅利麻央選手(178cm MB)とかですが。そしてそれによってその手足の長さが、バレーボールのプレーにおいていかに有効かも、再認識しました。国際試合で度々ぶつかる外国人選手たちのやり難さは、単に高いだけでなく長いからでもあったのだなと。
そういう意味でも、期待の原嶋選手であります。
大きいですが体の動きは軽快で、鹿みたいで可愛いと思います(笑)。タイムアウト中とかもよく発言してますし、性格面も強そう。


・アイドル性面

そして(笑)。当方お馴染みの。(笑)

まず前回大会でチェックしていた当時2年生以下の選手たちその後はというと。
青森西の控えセッターらしかった大塚怜美選手は、チームは無事出場を決めたものの当人はメンバー外。事情は知りませんが今年二年生でまだ来年もある筈ですから、次回にまた期待。
開智の望戸凪智選手は今回も無事出場して、中心選手として活躍していました。ルックスもほとんど変わってなかったですね。
そして最大の楽しみだったのは、就実の高濱日菜穂選手

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との再会だったんですが・・・。(メンバーにはちゃんと入ってましたし)


3連覇挑んだ就実が新型コロナ欠場で敗退・・・ルール見直し求める声【春高バレー】(中日スポーツ)

バレーボールの全日本高校選手権で3連覇が懸かっていた女子の就実(岡山)が5日に新型コロナで欠場したことを受け、SNS上ではルール見直しを求める声が出始めている。
就実は5日の2回戦で初戦を迎える予定だったが、出場全チームを対象とした新型コロナウイルスの抗原検査で陽性者が認められたため、欠場が決定。対戦相手の新潟中央は不戦勝となった。

という何とも無念な結果に。
卒業後の進路はどうなってるんでしょうね。ミドルで173cmではそこまで"大物"感も無いですし、だからこそ春高での再会を期待してたんですが。辞退の報を聞いた時は、結構落ち込みました。


・・・気を取り直してここからは、今大会での新顔推しメンバーを。

まず最初に目を留めたのは、秋田令和のダブルリーダー、ミドルの髙坂雛乃選手(3年 175cm)とサイドのエース荒谷美稀選手(3年 170cm)。

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向かって左が高坂選手、右が荒谷選手。
二人共特別目立つ"美人"という訳ではないんですけど、平均してじゃがいもか豆柴みたいな感じが標準な(笑)部活系女子高生たちの中で、二人の"出来上がってる"感、誤解を恐れず言えば"女"感は妙に印象的で、部の後輩や周囲の(むしろ)女子高生たちからはさぞかし憧れの視線を送られているんだろうなという少女漫画的な想像を勝手にしながら見ていました。(笑)
170オーバーの女子高生とか、間近で見たらかっこいいですよ、多分。ガチで。しかもコンビ。


続いてより"アイドル"的に目を留めたのが、高松南の稼ぎ頭、ミドルの山内晴加選手(3年 168cm)

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見ての通り、ボーイッシュなタヌキ系ですが、このコの場合はむしろ168cmの体で跳ね回ってエースをこなすプレーぶりや、それ以外の時の佇まいの"野生児""野生動物"的なナチュラルな美しさが魅力。
最上級生でエースなんですがあんまりそういう重さは無く(笑)、むしろみんなの妹みたいな雰囲気。
マイペースでやりたいようにやってる感じで、ほとんど笑顔は見せずにたいていは気の強そうな無表情のまま。
それをタイムアウト中に監督にいじられて、和むチームメートの図。

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頭ポンポンからの、あごクイッ。
「顔、顔」(笑顔!)とか、監督に言われてます。
周りは笑ってますけど、多分本人は笑ってない。(笑)
女性監督ということもありますが、こんなタイムアウト他で見た記憶が無い。(笑)


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後ろ姿が綺麗。
こういういますよね。(猫?)

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なんか吠えてます。(笑)
口の開き方が、やっぱり猫っぽい気がする。

・・・気が付くと正面からの画像が一枚しかないですが、でも動物ってあんまり正面からじろじろ見ると嫌がるじゃないですか!
だからひっそり盗み見/観察するくらいがちょうどいいんですよ。
そんな感じのコ。(笑)


そして最後に、今大会僕的にナンバー1の美少女、古川学園のサウスポーライト、"白い妖精"南舘絢華選手(3年 168cm)。[みなみだてあやか]

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言ってて恥ずかしくないかと言われると少し恥ずかしいんですけど(笑)、でも可憐なんですよね、妖精っぽいというかアニキャラっぽいというか。
基本はこのコもボーイッシュ系ではあります。でも一方で滲み出る"美少女"感。

見た目は大丈夫か?というくらいに細身軽量で、ジャンプしてる様子は今横から風が吹いたらそのまま飛んでっちゃうんじゃないかなという感じなんですが(マジですって!)、そこからなかなかどうしてえげつない回転力と多彩なアングルの強スパイクをびしびし決めて来ます。冒頭で言ったように、初登場の二回戦から決勝の最後の最後まで、出続けて打ちまくって疲れを見せなかったのも、ポイント高いですね。ある意味古川の攻撃陣の中で、一番安定してたかも。
二年まではベンチにも入れなかった選手らしく、サウスポーの稀少性を除けばそこまでのランクの選手ではないのかも知れませんが、一方で性格的には怖いもの知らずというか"天然の腕白"みたいな感じで、一切気後れすることも考え過ぎることも無く、打ち続けました。なかなか競技者向きではあると思いますね、この美少女さんは。(笑)


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優勝決定後、真っ先に泣き出して&最後まで泣いていて(笑)、阿部明音選手にずっと慰められていた南舘選手。(姉妹みたいですけど同学年(笑))

ところがその後の胴上げの輪では、照れて遠慮し合うチームメイトを尻目に、自ら胴上げを志願する天真爛漫な南舘選手。

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画面の右端で、ドミニカ留学生タピアもびっくりしてます。(笑)

そして胴上げ。

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そんなコでした。
プレー中に感じてはいましたが、ほんと天真爛漫なのね。怖いもの知らずの。


・・・しかし去年の高濱選手、

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今年の山内選手南舘選手と並べると、どうも僕はいじられキャラというか年齢無関係に"末っ子"キャラのコが好きみたいですね。(笑)
割と分かり易い共通性で、少し恥ずかしい。(笑)
まあ世話好きではあるかも知れません。動物好きというか。(笑)


南舘選手の"妖精"感は、古川のユニフォームのセンスに負うところも大きいかもですね。

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クールビューティーな司令塔熊谷仁依奈キャプテンと、コートでもタイムアウト中も闘志むき出しでみんなを引っ張る日本人エース阿部明音選手。
南舘選手を加えた3人は、いずれも170前後の細身コンパクト型で、プレーも含めてなんか質感が似ています。勿論リズムも。その確立された日本人選手たちによるベースカラーに、不思議に違和感なくタピアの全く異質なプレーが乗っかってるのが、今年ついに完成した古川クオリティ。
何か構造があるというよりも、単純にタピアが持ち前の頭の良さと性格の良さで、時間をかけて"馴染んだ"という風に見えますが。それが優勝レベルに達したのが、今年という。


という訳で、優勝おめでとうございました古川学園。
本当に惜しかったと思います、誠英も。
全体としては去年に引き続いて、それ以外の名門強豪校の不振の目立った大会ではありましたね。金蘭はまたもメンバーの代表キャリアだけが目立つ不発、"高さも加えた"という触れ込みの"速さ"の東龍も結果中途半端、だったのか単に完成度が低かったのか。八王子実践の毎度お馴染み大艦巨砲路線も伝統芸的なまでにやっぱり駄目で、正直監督替えないといくら素材だけ集めてもザルで水を掬う感じにしかならないのではという印象。同じく監督自ら"素材"を自慢していた熊本信愛も、ベスト4には進出しましたが正直過去のチームより完成度では劣っていたと思います。
就実が出られてたらどうなってたんですかね、まあ"深澤シスター"版以外の就実は、僕はよく知らないんですけど。

ともかく来年も楽しみではありますし来年も夢中にはなるんだろうとは思います。(笑)
日程は何とかならないんですかね、もう1日だけ増やして、せめて3日目の3回戦と準々決勝のダブルヘッダーだけは、回避して欲しい感じ。それぞれ目に見えて出場校のレベルの上がるポイントなので、慌ただしく消化しちゃうのは勿体ない。
今年は特にまとめが長くなりました。(笑)
ではまた来年


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テーマ:バレーボール
ジャンル:スポーツ
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