2003年07月08日 (火) | 編集 |
それでもいつものグダグダになる危険をあまり感じないのはあちこちで触れられているように意志統一とやらが出来ているということだろうが、特に目に見えて今までと違うのは「まずプレスから始まる」というのがはっきりしていること。別に組織的に囲いこんだりはしていないが前から順番にきちんきちんとチャレンジしていって、それにあわせて無理なく中盤のラインも作れている。で、そこで落ち着いてからまた攻撃も始められる。
ありきたりと言えばありきたりだが取りあえずチームに一本芯を通すのにはやはり有効な方法で、まあ結局積み上げるより逆算していく方が簡単だと言うことか。ヴェルディの場合は今までが今までだけにカルチャーショックというか心理的覚醒みたいな効果も出ているようで、なかなかいい緊張感である。
他にも色々と戦術以前の細かい具体的な指導/約束事が存在しているだろうことは選手一人一人の自信に満ちた表情、変化する状況状況に対する落ち着きから明白で、まああっさり変わるものだなと、今まではなんだったんだろうなという感慨はわいてくる。書くのを忘れたけど前の浦和戦でも既にそれは感じられて、そんなにシステム的に機能していたわけでなくてもちゃんとやれている印象が強かったのは結局そこなんだろう。
まああっさり言ってしまえば交代のリフレッシュ効果による、監督の指導に対する注意力なども含む前向きな緊張感、統一感なんてものはそれこそ松木→小見交代時の市原戦あたりにだって見ることが出来たので(前園が幼稚なレッドでぶち壊したけど)、問題は&本当に中身が問われるのはこれからだというのは言うまでもない。勿論さすがにあの時より手応えは上だが。選手の質も上だし。攻撃が自由なのかどうかも本当のところはこれから指導が進んでみないと分からない。過去のオジーのチームの印象からすると、基本的には今日の感じの延長なのではないかと思うが。
当面気になるのは、まずは今まで苦しい時期を支えてくれていた神様仏様桜井様の空転ぶりかなやっぱり。非常に宜しくない。ファール狙いも苦し紛れで貧乏臭かった。原因は皮肉なことに後ろが整ってしまったことで、基本的にはあれはあれで意図されたものではあったけど李時代と同じで、与えられた時間的・空間的・頭脳的(?)余裕が限定されてしまっているから。当時はああいう選手、”律儀なドリブラー”みたいなのが地なんだろうと思っていたが、その後ヴェルディの変化やエジムンドの影響などで、桜井がそれにとどまらない振幅のある選手に成長したのは周知の通り。確かに職人/一芸選手的なところもあるけどむしろ変種のファンタジスタ、存在自体が戦術みたいな選手に化けてしまった。うまくはまってくれるか不安が残る。
もっと広くツートップのタイプの問題として考えてみると、例えば一方がポストorゲームメイカー的な選手、具体的にはエムボマだとすると、もう片方はもっと単純に点で合わせるような分かりやすいストライカータイプの方が良い。武田とか(笑)。トップ下(ラモン)もからめて3人で役割を交換しながら変幻自在にやっていたああいう自由はもうない。そういう意味では桜井に限らずヴェルディのFW候補の陣容はあまりふさわしいとは言えないし(佐野くらいか?)、センターハーフを無難にこなしていたとはいえラモンの能力も生かされているとは言い難い。意外と早く何か動きがあるかもしれない。
まあとりあえずは勝ってよかった。あちらがチャンスを決めていれば負けてもおかしくなかったけど、少なくとも心理的には強さを感じる内容であったと思う。柳沢はお見事。いつものクロスの際に見せるタイミング・狙いの良さそのままをゴールにターゲッティングした感じのシュートで、滅多に入るシュートではないけどまぐれではない。2点目のバテた相手をイビり倒すような狭いエリアのボール回しからの得点は、何やらヨミウリ/ヴェルディ川崎的な憎々しさ。どうだ?!て感じ。快感。
ありきたりと言えばありきたりだが取りあえずチームに一本芯を通すのにはやはり有効な方法で、まあ結局積み上げるより逆算していく方が簡単だと言うことか。ヴェルディの場合は今までが今までだけにカルチャーショックというか心理的覚醒みたいな効果も出ているようで、なかなかいい緊張感である。
他にも色々と戦術以前の細かい具体的な指導/約束事が存在しているだろうことは選手一人一人の自信に満ちた表情、変化する状況状況に対する落ち着きから明白で、まああっさり変わるものだなと、今まではなんだったんだろうなという感慨はわいてくる。書くのを忘れたけど前の浦和戦でも既にそれは感じられて、そんなにシステム的に機能していたわけでなくてもちゃんとやれている印象が強かったのは結局そこなんだろう。
まああっさり言ってしまえば交代のリフレッシュ効果による、監督の指導に対する注意力なども含む前向きな緊張感、統一感なんてものはそれこそ松木→小見交代時の市原戦あたりにだって見ることが出来たので(前園が幼稚なレッドでぶち壊したけど)、問題は&本当に中身が問われるのはこれからだというのは言うまでもない。勿論さすがにあの時より手応えは上だが。選手の質も上だし。攻撃が自由なのかどうかも本当のところはこれから指導が進んでみないと分からない。過去のオジーのチームの印象からすると、基本的には今日の感じの延長なのではないかと思うが。
当面気になるのは、まずは今まで苦しい時期を支えてくれていた神様仏様桜井様の空転ぶりかなやっぱり。非常に宜しくない。ファール狙いも苦し紛れで貧乏臭かった。原因は皮肉なことに後ろが整ってしまったことで、基本的にはあれはあれで意図されたものではあったけど李時代と同じで、与えられた時間的・空間的・頭脳的(?)余裕が限定されてしまっているから。当時はああいう選手、”律儀なドリブラー”みたいなのが地なんだろうと思っていたが、その後ヴェルディの変化やエジムンドの影響などで、桜井がそれにとどまらない振幅のある選手に成長したのは周知の通り。確かに職人/一芸選手的なところもあるけどむしろ変種のファンタジスタ、存在自体が戦術みたいな選手に化けてしまった。うまくはまってくれるか不安が残る。
もっと広くツートップのタイプの問題として考えてみると、例えば一方がポストorゲームメイカー的な選手、具体的にはエムボマだとすると、もう片方はもっと単純に点で合わせるような分かりやすいストライカータイプの方が良い。武田とか(笑)。トップ下(ラモン)もからめて3人で役割を交換しながら変幻自在にやっていたああいう自由はもうない。そういう意味では桜井に限らずヴェルディのFW候補の陣容はあまりふさわしいとは言えないし(佐野くらいか?)、センターハーフを無難にこなしていたとはいえラモンの能力も生かされているとは言い難い。意外と早く何か動きがあるかもしれない。
まあとりあえずは勝ってよかった。あちらがチャンスを決めていれば負けてもおかしくなかったけど、少なくとも心理的には強さを感じる内容であったと思う。柳沢はお見事。いつものクロスの際に見せるタイミング・狙いの良さそのままをゴールにターゲッティングした感じのシュートで、滅多に入るシュートではないけどまぐれではない。2点目のバテた相手をイビり倒すような狭いエリアのボール回しからの得点は、何やらヨミウリ/ヴェルディ川崎的な憎々しさ。どうだ?!て感じ。快感。
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