2023年07月02日 (日) | 編集 |
Mリーグ2023-24シーズン、ドラフト会議開催および指名選手のお知らせ (Mリーグ公式)
【Mリーグ2023-24ドラフト会議】結果発表 新たなMリーガーが決定!!【速報】(キンマweb)
一昨日行われたMリーグの23-24シーズンを戦う(補充)選手を指名・お披露目する"ドラフト会議"で、"各チーム4人"の選手枠に空きのあった3チームが、男子4人女子3人の計7人の選手をそれぞれに新たなMリーガーとして指名しました。
下交渉の結果を披露するだけの"会議"なので、普通に行けばこのまま決まる筈。

そこで指名された女流3選手が、それぞれ自分的にもそれなりに馴染みのある選手だったので、日頃女流メインに見ている身として取り急ぎ簡単にコメントをつけておきたいと思います。
・・・つい最近、そのよく知っている筈の女流たちの成長力を見誤っていたと反省したばかりなので、あんまり偉そうなことは言えませんが(笑)。あくまでこれまではこう見えたという話で、活躍予想とかは話半分で。正直活躍"出来ない"絵なら容易に浮かんでは来る(笑)んですけど、これまでも何だかんだ、指名する側はよく見てるなと感じさせられることは多かったので、僕に見えてないポテンシャルがあってもそれはそれで驚かないです。(つもりです(笑))
まあそれでも"予想"はしてしまうものなので、ここで書いておいて後で答え合わせをしましょう。
「BEAST Japanext」2位指名 菅原千瑛[ひろえ]選手(日本プロ麻雀連盟) [Wiki]

先頃行われた今年度Mリーグ新規参加チーム"BEAST Japanext"の、ドラフト会議指名オーディションで優勝して、すっかり知名度爆増の困り顔のプリンセス。
ひろえ(千瑛)って珍しい読み方ですよね。彼女を放送対局を見始めてからかれこれ5年は経っている筈の僕ですが、そう読めるようになったのは割と最近で、それまでは"菅原さん"とだけ呼んでました。
名前の方は・・・千(せん)なんとかいうコみたいな。(笑)
それだけ活躍が目立って、"名前"を呼ばれる機会が増えて来たということで、ふわふわした見た目ですがそれなりに十分に、"ついに""満を持して"感はあります。
その約5年前、ほぼ初見時だろう感想。
"邪悪"と感じてたんだ。(笑)
確かに未だに彼女の一番の通り名は「清純派黒魔術師」なんですけど、最近の菅原さんを見ていてそういう印象を受ける人はほとんどいないんじゃないかなという。
いかにも男受けしそうな"甘い"感じのルックスと、割と濃い目のメイクがくっきりはっきりよりは"正体不明"の方に作用していて、そういう印象を受けたんだと思います。性格的な"悪"さは特に感じないんですけど、「種族」として悪魔とか魔女とかそういうものを連想させる。・・・なるほど、だから"黒魔術師"だけど"清純派"なのか、要するに同じことを感じていた人がつけたようですね。(笑)
未だに"媚び"自体は強めな人だと思うんですよね。"男"の方を向くことに躊躇が無いというか。ただそれが"腹黒"とか"策略"というよりも、一生懸命な健気さとかシンプルに優しいとか、時が経つ程そういう風にのみ見えて来るようになった人。これが更にもう一枚かぶっている"仮面"だとしたら、いよいよ魔女ですけど。(笑)
いや、そんなことよりも麻雀の腕の酷評の方が問題だろという感じかも知れませんが(笑)、でも本当に解説者がフォローに困る場面の印象の、当時は強い人で。どんな選択にもそれなりに理屈はつけられるものですが、そもそもどんな"選択"なのかよく分からないみたいな一打がちょいちょいあって。
多分凄く感覚的体感的な打ち方の人で、ただそれは直感的に天才的に打つということではなくて、理屈を自分の体に落とし切るまではなかなか使えない、むしろ"地道"で"篤実"みたいな打ち手なのではないかなと。一つ一つ納得しながら、じりっじりっと出来ることを増やして、結果的に用意されている"答え"としての理屈・正論にもすんなり乗れるように段々なって来て、"上手い"女流の部類にちゃんと見えて来たという。5年前に感じた"頑固"という印象の、中身は一つにはこういうことなんだろうなと。
閃き型ではないので当然守備と粘りが中心の打ち方になって、その派閥の代表多井隆晴(たかはる)プロの贔屓を受けたり
それをすぐMリーグで発揮出来るかというと・・・まあなかなか難しそうではありますね、普通に見れば。「ボディ麻雀は緊張しちゃうと打てない」と、誰か言ってた解説者がいましたが。"緊張"というか"場"にちゃんと入れないとね。初めての(超)大きな舞台でそれが出来るのか。トーナメントや短期のタイトル戦で出せる決定力を、長期のリーグ戦でも出せるのか。息切れしないのか。
ただここまででも十分苦心惨憺舞台を上げて来たように見えるので、Mリーグだからといって今更怯まない、意外とすぐに適応して見せる、そんな絵も浮かべられなくはないかも。正直もう1,2年後の方が、良かったような気はしますけど。いずれ来てもおかしくないと思ってはいたんですが。
まあ努力家ですよね。他のプロもみんなそうだと言うかもしれないですけど、上で言った"媚び"みたいな部分も含めて、変なスタイル意識が無いというかやれることは何でもやる感は、凄くあるコです。若い時のオーディション映像などを見ても(なんかR-1かみたいにがっつりネタを仕込んで来ていて笑いました)。それで煙たがられたり同性の反感を買っている様子も無く、ちゃんと広く可愛がられているようだから大したものだなと。5年前の最後に予測していたように、メディア仕事も実際かなり達者にこなしています。その割に自分自身のインタビューはさほど面白みがまだ無いので、そこはこれから要改善。(笑)
頑張ろうひろえちゃん(最近はそう呼んでいる笑)、あなたは成功に値する人だよ。(でも"出来る"かどうかはそこまで自信無い。やはりまだ少し早い気もする)
「BEAST Japanext」4位指名 中田[だ]花奈選手(日本プロ麻雀連盟) [Wiki]
ご存知元乃木坂46一期生のプロ雀士中田花奈さん。

"まだ少し"どころかだいぶ早いと、多くの人が思うだろうし言っているでしょうが、僕もやはり現時点ではそう言わざるを得ません。
だいたい乃木坂っつってもさあ、だいぶ"端っこ"の人だしさあ、地上波時代('95-'08)の『われめDEポン』で、マイナー芸能人を引き込んで必死に"普及"活動していたような時代を思い出して、あんまり嬉しくはないんですよね麻雀界での今の中田花奈さんの"お姫様"扱いは。
岡田紗佳はいいのよ、"グラドル"としてはマジに役満ボディ(笑)


の相当のレベルの人だったし。"あの"岡田紗佳が!とストレートに僕も反応してました。わざわざ麻雀界にねえという。
正直中田花奈さんでは僕は・・・テンションが・・・。好き嫌い以前の問題として。
フォーチュン!

・・・突然ですが、元は『乃木坂工事中』で始まったらしい(うっすらしか覚えてない)

"フォーチュン中田"という(タロット)占いキャラが中田さんにはありまして、TBSCSの冠麻雀番組「かなりんのトップ目とれるカナ?」では毎回その回のゲストアイドルの運勢を、どうやら完全ガチで占うのがオープニングのお決まりのコーナーになってまして。

それが滅茶苦茶いいんですよね。むしろそっちを目当てに僕は番組を見ていて、その後の麻雀パートは余程興味深いゲストが卓についてない限り、ほぼ見ません。(笑)
まず上で言ったように占い自体がガチなのが良くて、悪い結果もまあまあ出ることがあって、それをどう伝えようと中田さんが悩んだりするのがいい。さほどまだ密ではなく気を遣う関係の相手への占いで、良い結果が出た時に心底ほっとしたりするのも。(笑)
そうやって時に深刻な占いの時間を過ごした後に、唐突にカメラ目線で「フォーチュン!」で終わって見せる


のも、毎回来ると分かっていても笑ってしまいます。(笑)
占い内容も馬鹿に出来ない説得力があったり妙に示唆に富んでいるように感じられたりすることも多くて、"占い師"としての才能も真面目にありそうだなと。ならば"運"の作用する比重の大きい麻雀にも、中田さんには何かしらの才能が・・・とそこまではっきりした繋がりはまだ感じたことは無いですが。(笑)
分かるのは中田さんが飄々とした存外面白いパーソナリティの人で、一つ一つの言葉のチョイスなどにはドライな割り切りの良さや質のいい理性などを感じる瞬間もあって、ここらへんが麻雀でちゃんと出て来るようになれば魅力のある雀士になるかもなあと、そういう感想。
ただ現実には飄々どころか四方八方気を遣って何者でもないような(退屈な)麻雀になっている時間が圧倒的にまだ長くて、最初見た時はこりゃ駄目だと普通に思ってしまったんですが、何度か対局を見る内に追い詰められたり何かの弾みで吹っ切れると急に変な爆発力を見せたり、なんかよく分からないけど結果として勝つ時は妙に勝つなあみたいなシーンもちょいちょい見るようになって、若手の女流としてはとりあえず放送対局に出せる感じにはなって来たのかなというそういう近況。とはいえ何が特に出来る訳でもないので、どんだけネームバリューで下駄を履かせてもMリーガーはあんまりだろ、だいたい中田花奈の宣伝力を必要としているのは"麻雀界"一般であって、既に十分ブームなMリーグじゃないだろうとか思ってはしまいますが。外でやれ外で。
雀風自体は"守備型""バランス型"のような言い方を解説の人にはされることが多いですが、果たしてそれが彼女の固有の何かから来るものなのか気を遣った"日和見"の結果なのか、まだよく分かりません。どちらかというと攻撃力の方が、勝つ時には貢献しているように見えますが。
どうするんでしょうねえ、どうなるんでしょうねえ、将来はともかく直近のシーズンは。赤坂ドリブンズの"育成枠"丸山奏子プロの試合数抑制が相当評判が悪かった中(参考)、同じことをするのも空気的にやり難そうですし。一方で雀力的には、丸山プロどころじゃない"育成"枠相当な筈ですし。
公式の本人コメント。違ったベクトル。麻雀以外ということ?
などと割り切ってのコメントならある意味天晴な気もしないではないですが、成長途中の若手にそんな気の遣わせ方するのもなあという感じですし、何らか上手く行けばいいけどそもそもよせばいいのにと、名前が発表された瞬間からどうしても暗い方に気持ちの行ってしまう今回の指名でした。
裏ドラカンドラ沢山乗っけて"フォーチュン!"(幸運)なんて瞬間も、一年やれば一回くらいは、あるかも知れませんね。(笑)
頑張れフォーチュン中田!("中田花奈"の方は、特には応援していない)

「赤坂ドリブンズ」1位(1巡目)指名 浅見真紀選手(最高位戦日本プロ麻雀協会) [Wiki]

向かって右。左はくだんの"育成枠"の丸山奏子プロ。
探したけどソロより人と写ってる時の方が、表情がいい感じ。そういう人なんでしょうね。
CSのモンドTVでよく見かける人で、その看板タイトル戦である女流モンド杯初登場はプロ2年目の2011年のようですから、12年前の姿から僕は目撃していることになりますし、つい最近も夕刊フジ杯2023で見たばかり。
だからよく知っていると言いたいところですが・・・。はて。
どんな人だったっけ。(笑)
細身で小動物的なルックスは好きな方ですし、さばさばした爽やかな人柄の印象もありますし同様の印象のこの前見た麻雀実況も良かった。
ただどんな雀士なのかと聞かれると・・・。はて。(笑)
びっくりする程特定の印象が無い。
それだけ多分、そつが無いタイプというか女流的な大振りをしない、少なくとも悪目立ちはしない冷静なタイプなのかなと思いますが。プロ2年目の分際で、得意技は「テンパイ取らず!」とか言ってますし。(笑)
でもWikiだと"プロ入り直後のキャッチフレーズは「守備を忘れた特攻シンデレラ」"だったとある。どっちやねん。
まあこういうキャッチフレーズはぱっと見だけのいい加減なものも多いですし、"特攻"は恐らく元ヤンの方の経歴(?)から来ているんだろうと思うので(笑)、自分で言っている「テンパイ取らず!」の方が当時の本質に近いのではないかなと。
更に言うならば同時に指名された渡辺太プロがネット麻雀メインの人で、浅見プロも対象となったドリブンズの女流オーディションでは論理思考力のテストが特に強調されていたということなので、まあそういう人選なのかなと。デジタル系の、平均値重視の。
正直女流の中でもフレッシュでもないレジェンドでもない微妙な位置の人ですし、実況者としてMリーグに初登場して来ててっきり競技プロとしては諦めてる人なのかと思ってたくらいで(笑)かなり意外な指名でしたが、よっぽどそういう(デジタル?)面で、特長(この場合こっちの字の方が良さそう)を認めてのことなのだろうなと。
今言えるのはこれくらいですかね。実況や解説が良いプロは、むしろプレーヤーには回って欲しくないと思ったりする人なので指名にはええとなりましたが。渋川さん、解説席に帰って来て?(笑)。悪いけど今のところ麻雀は解説程面白くないよ?
まあ人柄は好きなので、頑張って欲しいとは思います。
・・・あ、なんか思い出して来たぞ。女流モンド初登場時から"野口恭一郎賞"受賞という聴き慣れない(レジェンドの名を冠した業界内輪の賞のよう)経歴を引っ提げていて、「女流にしてはしっかりした打ち方をする」的なコメントを解説からいただいていたような(それだけ"しっかりしてない"女流が当時はまだ多かったんです)。そういうタイプか。(ほぼ自分だけ納得している)
まあ知っている人が3人も新たに入って来て、モチベーションは当然更に上がり目ではあります。
フォーチュン中田が大惨事に見舞われなければ・・・
ひろえちゃんの"困り顔"を、笑えないような事態にならなければ・・・
心配だ。(笑)
浅見さんはまあ、別に。何とかするんじゃないかと思いますし、ならなくても割と平気そう。
【Mリーグ2023-24ドラフト会議】結果発表 新たなMリーガーが決定!!【速報】(キンマweb)
一昨日行われたMリーグの23-24シーズンを戦う(補充)選手を指名・お披露目する"ドラフト会議"で、"各チーム4人"の選手枠に空きのあった3チームが、男子4人女子3人の計7人の選手をそれぞれに新たなMリーガーとして指名しました。
下交渉の結果を披露するだけの"会議"なので、普通に行けばこのまま決まる筈。

そこで指名された女流3選手が、それぞれ自分的にもそれなりに馴染みのある選手だったので、日頃女流メインに見ている身として取り急ぎ簡単にコメントをつけておきたいと思います。
・・・つい最近、そのよく知っている筈の女流たちの成長力を見誤っていたと反省したばかりなので、あんまり偉そうなことは言えませんが(笑)。あくまでこれまではこう見えたという話で、活躍予想とかは話半分で。正直活躍"出来ない"絵なら容易に浮かんでは来る(笑)んですけど、これまでも何だかんだ、指名する側はよく見てるなと感じさせられることは多かったので、僕に見えてないポテンシャルがあってもそれはそれで驚かないです。(つもりです(笑))
まあそれでも"予想"はしてしまうものなので、ここで書いておいて後で答え合わせをしましょう。
「BEAST Japanext」2位指名 菅原千瑛[ひろえ]選手(日本プロ麻雀連盟) [Wiki]

先頃行われた今年度Mリーグ新規参加チーム"BEAST Japanext"の、ドラフト会議指名オーディションで優勝して、すっかり知名度爆増の困り顔のプリンセス。
ひろえ(千瑛)って珍しい読み方ですよね。彼女を放送対局を見始めてからかれこれ5年は経っている筈の僕ですが、そう読めるようになったのは割と最近で、それまでは"菅原さん"とだけ呼んでました。
名前の方は・・・千(せん)なんとかいうコみたいな。(笑)
それだけ活躍が目立って、"名前"を呼ばれる機会が増えて来たということで、ふわふわした見た目ですがそれなりに十分に、"ついに""満を持して"感はあります。
"女"のプロという感じで、少し邪悪な感じもしますね。
でも可愛いです。しっかり"網"に捕まります。(笑)
打ち方は・・・変ですね。"プロ"という前提が無いと、ぶっちゃけ下手に見えます。基準がよく分からない、解説者泣かせの打ち筋。多分頑固ですね、今まで指摘されても、容易には変えて来なかったんだろうなという感じ。
喋りが結構達者で、今後活動範囲は広がるんじゃないかなという予感。
その約5年前、ほぼ初見時だろう感想。
"邪悪"と感じてたんだ。(笑)
確かに未だに彼女の一番の通り名は「清純派黒魔術師」なんですけど、最近の菅原さんを見ていてそういう印象を受ける人はほとんどいないんじゃないかなという。
いかにも男受けしそうな"甘い"感じのルックスと、割と濃い目のメイクがくっきりはっきりよりは"正体不明"の方に作用していて、そういう印象を受けたんだと思います。性格的な"悪"さは特に感じないんですけど、「種族」として悪魔とか魔女とかそういうものを連想させる。・・・なるほど、だから"黒魔術師"だけど"清純派"なのか、要するに同じことを感じていた人がつけたようですね。(笑)
未だに"媚び"自体は強めな人だと思うんですよね。"男"の方を向くことに躊躇が無いというか。ただそれが"腹黒"とか"策略"というよりも、一生懸命な健気さとかシンプルに優しいとか、時が経つ程そういう風にのみ見えて来るようになった人。これが更にもう一枚かぶっている"仮面"だとしたら、いよいよ魔女ですけど。(笑)
いや、そんなことよりも麻雀の腕の酷評の方が問題だろという感じかも知れませんが(笑)、でも本当に解説者がフォローに困る場面の印象の、当時は強い人で。どんな選択にもそれなりに理屈はつけられるものですが、そもそもどんな"選択"なのかよく分からないみたいな一打がちょいちょいあって。
多分凄く感覚的体感的な打ち方の人で、ただそれは直感的に天才的に打つということではなくて、理屈を自分の体に落とし切るまではなかなか使えない、むしろ"地道"で"篤実"みたいな打ち手なのではないかなと。一つ一つ納得しながら、じりっじりっと出来ることを増やして、結果的に用意されている"答え"としての理屈・正論にもすんなり乗れるように段々なって来て、"上手い"女流の部類にちゃんと見えて来たという。5年前に感じた"頑固"という印象の、中身は一つにはこういうことなんだろうなと。
閃き型ではないので当然守備と粘りが中心の打ち方になって、その派閥の代表多井隆晴(たかはる)プロの贔屓を受けたり
もするわけですが、プラスして言うなら最近話題の"ボディ麻雀"的な部分も、特に勝負どころの押しや集中力決定力には感じますね。理屈以上の何かを背景に、ここという場面に全身でぶつかる感じ。この前の指名獲得オーディションの時もそうですが、ほんと大きな試合で勝つ時は、初見の人には"運に恵まれた"だけにも見えるくらいの、謎の決定力を発揮します。や、RTDガールズでも優勝してるから。
— ウヒョ助/塚脇永久 (@uhyoneko) June 17, 2023
強いよ。どのルールでも強いよ。
女性で唯一、あのたかはるが褒める、配牌オリができる女性だから。
結果、なんで最終戦オーラス詰んでるんだって思うけどw https://t.co/ToLgbJgsKK
それをすぐMリーグで発揮出来るかというと・・・まあなかなか難しそうではありますね、普通に見れば。「ボディ麻雀は緊張しちゃうと打てない」と、誰か言ってた解説者がいましたが。"緊張"というか"場"にちゃんと入れないとね。初めての(超)大きな舞台でそれが出来るのか。トーナメントや短期のタイトル戦で出せる決定力を、長期のリーグ戦でも出せるのか。息切れしないのか。
ただここまででも十分苦心惨憺舞台を上げて来たように見えるので、Mリーグだからといって今更怯まない、意外とすぐに適応して見せる、そんな絵も浮かべられなくはないかも。正直もう1,2年後の方が、良かったような気はしますけど。いずれ来てもおかしくないと思ってはいたんですが。
まあ努力家ですよね。他のプロもみんなそうだと言うかもしれないですけど、上で言った"媚び"みたいな部分も含めて、変なスタイル意識が無いというかやれることは何でもやる感は、凄くあるコです。若い時のオーディション映像などを見ても(なんかR-1かみたいにがっつりネタを仕込んで来ていて笑いました)。それで煙たがられたり同性の反感を買っている様子も無く、ちゃんと広く可愛がられているようだから大したものだなと。5年前の最後に予測していたように、メディア仕事も実際かなり達者にこなしています。その割に自分自身のインタビューはさほど面白みがまだ無いので、そこはこれから要改善。(笑)
頑張ろうひろえちゃん(最近はそう呼んでいる笑)、あなたは成功に値する人だよ。(でも"出来る"かどうかはそこまで自信無い。やはりまだ少し早い気もする)
「BEAST Japanext」4位指名 中田[だ]花奈選手(日本プロ麻雀連盟) [Wiki]
ご存知元乃木坂46一期生のプロ雀士中田花奈さん。

"まだ少し"どころかだいぶ早いと、多くの人が思うだろうし言っているでしょうが、僕もやはり現時点ではそう言わざるを得ません。
だいたい乃木坂っつってもさあ、だいぶ"端っこ"の人だしさあ、地上波時代('95-'08)の『われめDEポン』で、マイナー芸能人を引き込んで必死に"普及"活動していたような時代を思い出して、あんまり嬉しくはないんですよね麻雀界での今の中田花奈さんの"お姫様"扱いは。
岡田紗佳はいいのよ、"グラドル"としてはマジに役満ボディ(笑)


の相当のレベルの人だったし。"あの"岡田紗佳が!とストレートに僕も反応してました。わざわざ麻雀界にねえという。
正直中田花奈さんでは僕は・・・テンションが・・・。好き嫌い以前の問題として。
フォーチュン!

・・・突然ですが、元は『乃木坂工事中』で始まったらしい(うっすらしか覚えてない)

"フォーチュン中田"という(タロット)占いキャラが中田さんにはありまして、TBSCSの冠麻雀番組「かなりんのトップ目とれるカナ?」では毎回その回のゲストアイドルの運勢を、どうやら完全ガチで占うのがオープニングのお決まりのコーナーになってまして。

それが滅茶苦茶いいんですよね。むしろそっちを目当てに僕は番組を見ていて、その後の麻雀パートは余程興味深いゲストが卓についてない限り、ほぼ見ません。(笑)
まず上で言ったように占い自体がガチなのが良くて、悪い結果もまあまあ出ることがあって、それをどう伝えようと中田さんが悩んだりするのがいい。さほどまだ密ではなく気を遣う関係の相手への占いで、良い結果が出た時に心底ほっとしたりするのも。(笑)
そうやって時に深刻な占いの時間を過ごした後に、唐突にカメラ目線で「フォーチュン!」で終わって見せる


のも、毎回来ると分かっていても笑ってしまいます。(笑)
占い内容も馬鹿に出来ない説得力があったり妙に示唆に富んでいるように感じられたりすることも多くて、"占い師"としての才能も真面目にありそうだなと。ならば"運"の作用する比重の大きい麻雀にも、中田さんには何かしらの才能が・・・とそこまではっきりした繋がりはまだ感じたことは無いですが。(笑)
分かるのは中田さんが飄々とした存外面白いパーソナリティの人で、一つ一つの言葉のチョイスなどにはドライな割り切りの良さや質のいい理性などを感じる瞬間もあって、ここらへんが麻雀でちゃんと出て来るようになれば魅力のある雀士になるかもなあと、そういう感想。
ただ現実には飄々どころか四方八方気を遣って何者でもないような(退屈な)麻雀になっている時間が圧倒的にまだ長くて、最初見た時はこりゃ駄目だと普通に思ってしまったんですが、何度か対局を見る内に追い詰められたり何かの弾みで吹っ切れると急に変な爆発力を見せたり、なんかよく分からないけど結果として勝つ時は妙に勝つなあみたいなシーンもちょいちょい見るようになって、若手の女流としてはとりあえず放送対局に出せる感じにはなって来たのかなというそういう近況。とはいえ何が特に出来る訳でもないので、どんだけネームバリューで下駄を履かせてもMリーガーはあんまりだろ、だいたい中田花奈の宣伝力を必要としているのは"麻雀界"一般であって、既に十分ブームなMリーグじゃないだろうとか思ってはしまいますが。外でやれ外で。
雀風自体は"守備型""バランス型"のような言い方を解説の人にはされることが多いですが、果たしてそれが彼女の固有の何かから来るものなのか気を遣った"日和見"の結果なのか、まだよく分かりません。どちらかというと攻撃力の方が、勝つ時には貢献しているように見えますが。
どうするんでしょうねえ、どうなるんでしょうねえ、将来はともかく直近のシーズンは。赤坂ドリブンズの"育成枠"丸山奏子プロの試合数抑制が相当評判が悪かった中(参考)、同じことをするのも空気的にやり難そうですし。一方で雀力的には、丸山プロどころじゃない"育成"枠相当な筈ですし。
尊敬している M リーガーの皆様とはまた違ったベクトルで M リーグに貢献ができると信じて、M リーガーにして良かったと思ってもらえるよう精進してまいります。
公式の本人コメント。違ったベクトル。麻雀以外ということ?
などと割り切ってのコメントならある意味天晴な気もしないではないですが、成長途中の若手にそんな気の遣わせ方するのもなあという感じですし、何らか上手く行けばいいけどそもそもよせばいいのにと、名前が発表された瞬間からどうしても暗い方に気持ちの行ってしまう今回の指名でした。
裏ドラカンドラ沢山乗っけて"フォーチュン!"(幸運)なんて瞬間も、一年やれば一回くらいは、あるかも知れませんね。(笑)
頑張れフォーチュン中田!("中田花奈"の方は、特には応援していない)

「赤坂ドリブンズ」1位(1巡目)指名 浅見真紀選手(最高位戦日本プロ麻雀協会) [Wiki]

向かって右。左はくだんの"育成枠"の丸山奏子プロ。
探したけどソロより人と写ってる時の方が、表情がいい感じ。そういう人なんでしょうね。
CSのモンドTVでよく見かける人で、その看板タイトル戦である女流モンド杯初登場はプロ2年目の2011年のようですから、12年前の姿から僕は目撃していることになりますし、つい最近も夕刊フジ杯2023で見たばかり。
だからよく知っていると言いたいところですが・・・。はて。
どんな人だったっけ。(笑)
細身で小動物的なルックスは好きな方ですし、さばさばした爽やかな人柄の印象もありますし同様の印象のこの前見た麻雀実況も良かった。
ただどんな雀士なのかと聞かれると・・・。はて。(笑)
びっくりする程特定の印象が無い。
それだけ多分、そつが無いタイプというか女流的な大振りをしない、少なくとも悪目立ちはしない冷静なタイプなのかなと思いますが。プロ2年目の分際で、得意技は「テンパイ取らず!」とか言ってますし。(笑)
でもWikiだと"プロ入り直後のキャッチフレーズは「守備を忘れた特攻シンデレラ」"だったとある。どっちやねん。
まあこういうキャッチフレーズはぱっと見だけのいい加減なものも多いですし、"特攻"は恐らく元ヤンの方の経歴(?)から来ているんだろうと思うので(笑)、自分で言っている「テンパイ取らず!」の方が当時の本質に近いのではないかなと。
更に言うならば同時に指名された渡辺太プロがネット麻雀メインの人で、浅見プロも対象となったドリブンズの女流オーディションでは論理思考力のテストが特に強調されていたということなので、まあそういう人選なのかなと。デジタル系の、平均値重視の。
正直女流の中でもフレッシュでもないレジェンドでもない微妙な位置の人ですし、実況者としてMリーグに初登場して来ててっきり競技プロとしては諦めてる人なのかと思ってたくらいで(笑)かなり意外な指名でしたが、よっぽどそういう(デジタル?)面で、特長(この場合こっちの字の方が良さそう)を認めてのことなのだろうなと。
今言えるのはこれくらいですかね。実況や解説が良いプロは、むしろプレーヤーには回って欲しくないと思ったりする人なので指名にはええとなりましたが。渋川さん、解説席に帰って来て?(笑)。悪いけど今のところ麻雀は解説程面白くないよ?
まあ人柄は好きなので、頑張って欲しいとは思います。
・・・あ、なんか思い出して来たぞ。女流モンド初登場時から"野口恭一郎賞"受賞という聴き慣れない(レジェンドの名を冠した業界内輪の賞のよう)経歴を引っ提げていて、「女流にしてはしっかりした打ち方をする」的なコメントを解説からいただいていたような(それだけ"しっかりしてない"女流が当時はまだ多かったんです)。そういうタイプか。(ほぼ自分だけ納得している)
まあ知っている人が3人も新たに入って来て、モチベーションは当然更に上がり目ではあります。
フォーチュン中田が大惨事に見舞われなければ・・・
ひろえちゃんの"困り顔"を、笑えないような事態にならなければ・・・
心配だ。(笑)
浅見さんはまあ、別に。何とかするんじゃないかと思いますし、ならなくても割と平気そう。
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