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『スターゲイト』中間報告
2006年07月07日 (金) | 編集 |
参考(1)(2)

ついに見終わってしまった第8シーズンまでのAXNベルト(再)放送。
もう夕方6時の放送から逆算して外出や睡眠を合わせて、あれこれ生活の組み立てを考える必要がないなんて。寂しい、寂しいよオチョーさん!(笑)
第9シーズンの日本公開は来春ということですが、主役の一人、リチャード・ディーン・アンダーソン扮するジャック・オニールの本格退場で明らかにひと区切りがついたところで、いくつか回顧兼総括をやっておきます。ちなみにもろネタバレです。

大きく言えばさしもの超優良シリーズも、第7シーズンの声を聞く頃にはかなり失速気味で、第8シーズンが終了前提で作られたというのも分かる気がしました。むしろそれまでが凄過ぎたと言えばそうですが、一応いくつか原因(というか要因)と思われるものを挙げてみますと・・・・
1.人事関係のゴタゴタ
(1)ジョナス・クインとダニエル・ジャクソンの出入りの不透明さ。
(2)SG−C司令官人事の朝令暮改。
2.敵の設定及び基本ストーリーのグダグダ
(1)レプリケーターの扱いは難しい。
(2)ゴアウルドとジャファって結局どうやねん。
といったあたりが特に僕が気になったことです。以下詳述。


1.(1)ジョナス・クインとダニエル・ジャクソン

プロセスをおさらいしますと、シーズン5の終わりに半自主的に死亡→高次元知性体に転生(?)したオリジナルメンバーダニエル・ジャクソンに代わり、シーズン6はそれまでゲストだった亡命宇宙人ジョナス・クインがSG−1メンバーに加わります。その間ダニエルの方も折りに触れて登場して、異次元存在のまま間接的に戦いに参加します。
ところがその状態がある意味落ち着いたかに見えた第7シーズン、紆余曲折を経て再び人間界に舞い戻ったダニエルは、結局SG−1に復帰してジョナスは母星に帰り、その後はまたゲストのみの登場となります。

正直このゴタゴタ、ダニエルの「出戻り」はかなり萎えました僕は。それまでのスムーズな思い入れが急ブレーキをかけられた感じ。
一つは勿論ジョナス・クインが好きだったというのがあります。余り特徴のないルックスで最初はそもそも誰だったか思い出すのにも苦労したくらいでしたが、慣れてみると能力は申し分ないし、ダニエルとは違ってオタク臭のない(笑)ノーブルな浮き世離れ感が心地良いし、何より先輩サマンサ・カーターとのインテリ師弟関係がとても良かったです。
ジョナスとカーター

なんか「仲の良い姉と弟」みたいというか、深い敬意と相互理解に基づいた理想的な”男女の友情”というか。こういうの好きなんですよね。

でまあ僕の好みは好みとして、根本的な問題はダニエルが”復帰”であるということで。
その理由がキャラ萌え視聴者の要望やそれを背景とした会社側の指示によるのか、ジョナス役のコリン・ネメクの都合によるのか諸説あるようですが、前者なら勿論噴飯ものですし、後者等のやむを得ない事情であったとしても”復帰”という形はやめて欲しかった。せっかくの”高次元”ダニエルの設定を活かしつつ、あくまで前向きに新要素を取り込んで独特の明朗感・疾走感を損なわないようにして欲しかった。


(2)SG−C司令官の人事

こちらもおさらいしますと、シーズン7の最後にオリジナル司令官ハモンド将軍が栄転/退任した後、いったんは民間登用のウィアー博士が女性ながらの外交交渉力を買われて新司令官の任に就きますが、すぐに退場して今度はそれまで現場指揮官だったジャック・オニールが昇格/就任します。

この件に関しては明らかに俳優側の事情、つまりいつまでもお飾りやってられないドン・S・デイビス(ハモンド将軍)と、同様にそろそろ長期シリーズの呪縛を脱したいリチャード・ディーン・アンダーソンの出番削減策、それから少ない出番の中でなおかつひっそり女優を取り替えてたりする(笑)ウィアー博士の不人気といったことがあったのだと思いますが。

裏事情はともかく問題はその効果で、オニール司令官は実にまずかったと思います。
前線に出るオニールを見られない寂しさというのは予想されたことでしょうが、それよりもむしろそれまである意味では「体制」「管理」側の人間として、しばしば現場とぶつかることによって物語にリアリティと立体感を加えていたハモンド将軍がいなくなって、代わりに言わば「身内」であるオニールが司令官になってしまったことで、どうにも内輪でチマチマやってる感じが濃厚に出て来てしまった。『視野の広さ』や『バランス感覚』と『オタク性』の両立というスターゲイト・シリーズの美点が目減りしてしまった。

そういう意味で僕はウィアー博士はかなり気に入ってました。「女性」「民間人」という新要素をどう組み込んでいくか、興味津々でした。むしろマンネリ打破の切り札となり得る存在だったと思います。かえすがえすも残念です。


2.につづく。

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