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モーニング2(vol.3)
2007年05月02日 (水) | 編集 |
mor2_3

オフィシャルvol.2について

既にvol.4の6月発行も決定済みで、正に”加速開始。続々発売”という感じのモーニング2(巻末)。割りとオサレというか高踏的な感じが売りということなんですかね。
最終的にはモーニング(週刊)、イブニング(隔週)、アフタヌーン(月刊)、そしてモーニング2(隔月刊)という形で落ち着かせていくつもりか。

クオリティも安定してるし、どうせならアフタヌーンも買って、講談社モーニング系の犬になるというのも更新ペース的にはちょうどいいかなと。(笑)
皆さんも良かったらご一緒に。読書経験を共有しましょう。


『不思議な少年』  山下和美

作者的にはあの「歌の誕生」は”プリミティヴ”とか”根源的”というニュアンスで描いているんだと思いますが、僕には『”個人”の”内面”の表現』という全く近代的な芸術観の無雑作な押し付けに見えます。恐らく無知に由来する。
アフリカを筆頭とするどの民族音楽/芸術を見ても、あるいは定説としても、起源としてはもっと徹底的に集団的非個人的なものなのは明らかだと思うんですが、ひょっとして新説を唱えているつもりなんでしょうか。
「歌と信仰」という対比は、多分「非言語と言語」、「個人と集団」という2つの対比がごちゃまぜになってるんでしょうね。整理して欲しいor絞って欲しいというのと、そもそもの捉え方に疑問がある(かつしかし当然納得してもらえるという前提で描かれている)というのと。
本来フィクションにこんな正面切ったイチャモンはつけたくないんですが、この人の提示の仕方自体が「私が真実を知っている」という野暮から逃れられていないので、あまり容赦する気になりません。(女)王様は裸だと、言ってあげる人が周りにいないのかなと思いますが。

『Danza』  オノナツメ

内容がないようという感じですが、形を見せるものなんでしょう。だから”ダンス”?
別に不快ではないですが、読むのは結構しんどいです。メロディーでもつけば違うんでしょうが。

『聖☆おにいさん』  中村光

「後光」「薄ら暗い取引」「偶像崇拝禁止」「幽体離脱→パクりはまずい」が好きです。

『BEATTITUDE』  やまだないと

雑誌基準だとこういうどうということがないのも読み続けられるのがいいです。

『もどき』  小田扉

バスガイドの入れ替わりは本当にありそうですね。同窓会も、だけど笑えない。

『アースカイザー』  くぼたまこと

普通にサンドイッチ礼賛漫画。

『×天』  安宅十也

人気あるんだこれ。あ、そう。
相変わらず説得力があるのかないのか深いんだか浅いんだか微妙ですけど、安定はして来たかなという感じ。藤丸がいるんで助かります。

『ファンタジウム』  杉本亜未

絵についてぶうぶう言ってたら、画集とか出てるんで驚きました。(笑)
「漫画にとっての絵」というテーマでは、一度書いてみたいなと思っています。
内容はますます素晴らしい。星野くんが良いコなのが嬉しいなあ。
良いコと良い人こそ深いんですよ、本当は。悪やクセは仕掛けが見え見え。

『砂漠の商人』  笠部哲

カサベテスってこと?こういうのに発表の場を与えるのが、モーニング2の一つの目的なんでしょうね。

『変ゼミ』  TARGO

ピザ/食い物の話はリアルというか見た奴が真似しそうというか。この世に男と女がいる限り。
実際気を付けようがないですし、知らなきゃそれまででどうってことないと言えばない(?)ですし、なんだかなという。漫画としては何一つ嫌なところがないです。

『荒呼吸』  松本英子

痛いわけではないんですねえ。ふーん。頻尿とも違うと。

『惑星スタコラ』  加藤伸吉

ウザ。故人とかだったら傑作に見えそうですけどね。とりあえず話の進みを待ってみます。

『二世帯住卓』  川田

新鮮味はないですが、読み切りとしての(しかも新人)完成度はかなりのものかと。
”卓球”というジャンルのチョイスと、娘の視線の本気の冷たさが良かったかなと思います。


総じて世間の人の考える「高尚さ」や「深さ」と、僕の考えるそれとのギャップを思わされるところのある雑誌ですが、ともかくも色んなものがそれぞれにウケる中で、結果として自分の好きなものの発表場所が確保されるなら全くもって万々歳とすべきなわけで。
あと雑誌の好き嫌いは面白い率よりも肌が合う合わないだよなあと、非常に思う今日この頃。ついてきますよお、モーニング系。


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