ヴェルディ等サッカー、漫画、アイドル 他
今週の地上波アニメ(’07.5.19)
2007年05月19日 (土) | 編集 |
関東ローカルのも多いですし、実際にどれくらいの人が作品をフォローしているかは疑問ですが(笑)、それなりに好評のようですし僕もアニメについて書きたいことはいくつかあるので、とりあえず今期分くらいはやってみることにしました。・・・・まあ13話で終わるやつはあっという間ですけどね。

取り上げるのは以下の10作品。並びは日~土曜日の放送順。
前回「脚本」や「原作」について書いた時は、正直かなり超特急でいいかげんだったので、一応改めてリサーチして原作とメインのスタッフについてはチェックしておきました。


『ヒロイックエイジ』  原作 XEBEC

監督 鈴木利正
シリーズ構成 冲方丁
脚本 冲方丁、能戸隆、小出克彦、久島一仁、田邊軍平、林壮太郎

「真向から本格的なSFファンタジーを作ろう」的な企画サイドの意欲がみなぎっている作品で、そこらへんに好感が持てると同時に、脚本家は職人に徹しろということでこの人数か?

『エル・カザド』

監督 真下耕一
シリーズ構成 金巻兼一
脚本 金巻兼一、西園寺悟、川崎ヒロユキ

今週(川崎ヒロユキの回)もヌルかった。金巻さん以外だと、単なる萌え/情緒アニメみたいになっちゃうので、推薦者としては辛いところです。

『ぼくらの』  鬼頭莫宏(月刊 IKKI)

監督 森田宏幸
脚本 川崎ヒロユキ、与口奈津江、西田大輔

満点に近く面白いですこれ。どう面白いかあえて言うと、『エヴァンゲリオン』が子供騙しに見えるというそういう感じ。(まあ実際そうですが。)
ただ「シリーズ構成」がいないことからも想像出来るように、かなりの部分原作の力にそのまま乗っかってるんじゃないかなというそういう感じ。

『キスダム -ENGAGE planet-』  原作 サテライト、長岡康史

総監督・シリーズ構成 長岡康史
監督 佐藤英一
副監督 神戸洋行
脚本 佐藤英一、中瀬理香、佐藤和治

製作現場が大混乱中とのことですが、元々勢いと雰囲気の作品だと思うのであまり気になりません(笑)。脚本も特に違いが感じられませんし、なんか大雑把でかえって好きです。

『クレイモア』  八木教広(週刊少年ジャンプ)

監督 田中洋之
シリーズ構成 小林靖子
脚本 小林靖子、西田大輔、ふでやすかずゆき

ジャンプと日テレの押しが強いのか(笑)、監督が中間管理職的に見える作品。いわゆるテレビの”D”的というか。脚本は小林・ふでやすと『怪物王女』とかぶってますが、全く共通性は感じられないので、これも要するに雇われ仕事でしょうね。

『風の聖痕(スティグマ)』  原作 山門敬弘(富士見ファンタジア文庫)

監督 坂田純一
シリーズ構成 関島眞頼
脚本 関島眞頼、久保田雅史、大久保智康、吉村清子、浦畑達彦

こちらは何と言うか、原作との円満な共同作業みたいな雰囲気が感じられます。書き手が多くても文体は安定していますし、けれんのない原作をけれんなくアニメ化しているのかなというそういう感じ。

『おおきく振りかぶって』 原作 ひぐちアサ(月刊アフタヌーン)

監督 水島努
シリーズ構成 黒田洋介
脚本 黒田洋介、滝晃一、沢村塁、ヤスカワ正吾、兵頭一歩、白根秀樹

祝・講談社漫画賞受賞。
黒田さんは『ハチクロ』に続いての名作のアニメ化挑戦ですね。美味しいのか手柄が目立たなくてしんどいのか、よく分かりませんが(笑)。今のところいたって快調。

『怪物王女』  原作 光永康則(月刊少年シリウス)

監督 迫井政行
シリーズ構成 ふでやすかずゆき
脚本 ふでやすかずゆき、小林靖子、博多正寿、高屋敷英夫

どうも今のところ第2話だけ担当した、高屋敷英夫という人の筆力に騙されたような気がしてきました。他の人の回はなんというか安定して不安定、ギラリと光る部分と凡庸な部分がごちゃまぜ。原作のポテンシャルと監督のセンスはいいと思うんですが、完成度としてはまだまだか。あきらめ切れない好きな世界なので、脳内で完成させながら見ています。(笑)

『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』  原作 BONES・岡村天斎

監督 岡村天斎
脚本 岡村天斎、野村祐一、菅正太郎、大西信介

なるほど監督が原作と脚本に関与しているのか。どうりで隅々までこだわりが。
正直それが狙い過ぎと硬さに繋がっていると、これは何回も言ってますが。今週の毛色を変えた”探偵”エピソードも、変え方が一生懸命過ぎてノレませんでした。

『グラビテーション』  原作 村上真紀(幻冬舎コミックス)

監督 白旗伸郎
シリーズ構成 横手美智子
脚本 横手美智子、面出明美、池田眞美子

WOWOWで昔やったやつの再放送だということです。原作は「きみとぼく」に連載していた少女漫画。テーマの”ボーイズラブ”(少年ホモ)にもバンドマン生活にも、全く緊迫感は感じられないんですがでもリアリティはあるという、変な世界。絵柄にもあらわれているように、多分原作の人はすんごく無邪気というか素直な人なんじゃないかなあというそういう感じ。


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