ヴェルディ、代表、グラドル、漫画、アニメ、等
大和證券個人向け国債のCMのエビちゃん
2007年06月19日 (火) | 編集 |
個人向け国債

オフィシャル動画ページはこちら
誰かちゃんとした画像をあげてくれ。

余りに気に入ってるので分析(笑)しちゃいます。


「いけますか?」篇(内容)

オープンカフェで友達(女)とお茶してる態のエビちゃん。
隣りのテーブルに背中合わせで座っている、ちょいデブややブサメンのサラリーマン風の男。(30代中頃?)

男、座ったまま背中越しに話しかけて来る。

「エビちゃんですよね?」

振り返ってややいぶかしげに、しかしとりあえずは丁寧に答えるエビちゃん。

「はい」

繰り返し。

「エビちゃんですよね?」
「はい」

エビちゃんのバックショット越しに男のアップ。

「国債のCM、出てましたよね」

エビちゃんアップ。

「大和證券ですか?」(語尾笑い)

再び2ショット。

「ああ。ああ。」(一人で納得。エビちゃん曖昧に笑い)

いったん会話終わりかけるも、また話しかけて来る男。

「個人向け国債の、”個人向け”っていうのは、僕向けですか」(自分を指す)

「ああ、そうですね」(既に軽く引き気味に)

「イケますか」
「はあ」(硬い表情で)
「イケますか」
「はい」(一転して妙にはっきりと)

「よし・・・・よし・・・・」(一人で小さくガッツポーズ)

やや引きつった表情のまま、それでも何事もなかったように友達との会話に戻るエビちゃん。

字幕&ナレーション、「個人向け国債は、お近くの大和證券で」



30秒の中に、かなり色々なタイプの葛藤を想像させる(笑)作品だと思います。
列挙してみると

(1)当代随一のぶりっ子タレントとしての”蛯原友里”と、素の女性としての彼女。
(2)男の見かけのキモメンぶりと、”普通のサラリーマン”としての社会的記号。
(3)男の問いかけ&質問内容のとりあえずの常識性と、一方で明らかな自足性。
(4)同様に男の意図の見かけの正当性と、本質としての嫌がらせ性。
(5)(2)〜(4)に対するエビちゃんの反応の迷い。
(6)そのエビちゃんの態度のまずは遺漏のない優等生性と、そこはかとなく感じられる冷たさ。


解説
(1)
好き嫌いはともかくとして、エビちゃんがある意味今時珍しいくらいの「ぶりっ子」タレントなのは間違いのないところだと思います。
ベイビーフェイスのベイビースマイルのベイビートークで、それを売りとして高いレベルで成立させているプロデュース力/演技力がエビちゃんの凄いところと言えるでしょうが、さすがにそろそろヤバいかなと。寿命orしっぺ返しが来てもおかしくないかなというそういう頃合いだと思います。

ラインアップを見れば分かると思いますが、恐らく大和證券のCMのスタッフはそこらへんに意識的で、別にエビちゃん延命という意図はないにしても(笑)、それを逆手にとってギャグにする形で今までも作品を作って来たわけですが、今回は更に踏み込んで、禁断の(?)「素顔」、「素」のエビちゃん、一人の普通の女としての蛯原友里を演出しに来ているわけですね。
ただし”タレント”という体裁/役柄も一方でキープしてあるので、芸術的な「人間探求」の作品とかにはならずに、どちらかというと”どっきり”的なギャップの快感、ひりひりするような覗き見感覚が最終的にはこの作品の味になっています。実にひねくれているというか、底意地悪いというか。(笑)

(2)
・・・・というようなスタッフだという前提で以下も見て行きますが、この男の容姿は仮に野暮ったい私服だったら、あるいは少しでも汚さor気持ち悪さの感じられる服装であったら、少なくともこんなオシャレスポットでは頭ごなしにキモメン扱いされてもおかしくないものだと思います。
ただとりあえずきちんとスーツを着たサラリーマン風の装いなので、特に怪しむところもないし、タレントという立場は別にしても、エビちゃんとしても拒絶的な反応・扱いを最初からするわけにはいかないわけです。例え内心あっち行けよと思っていたとしても。

(3)
次にそういうアンビバレンスをルックスに抱える男が実際に取った行動ですが、プライベートタイムにやや不躾ではありますが、とりあえずエビちゃん自身が出ているCMの商品についての話ですし、望ましくはないにしてもまあまあ社会的に許容されるだろう質問なわけです。
だからエビちゃんも努めて丁寧に答えてはいるわけですが、結局のところ男はしてもしょうがない相手に対する質問に予想通りにお座なりな答えを得たのみで満足して、妙にリキ入れて納得しいるので、「ああ、やっぱり変な人なんだ。最初から微妙だったけど」というのがエビちゃん(&視聴者)の中に残された感想でしょう。迷った数秒間を返してくれとは言わないまでも。

(4)
これは作中の男のというより演出意図のレベルかも知れませんが、そもそもなぜこんな会話をした/させたのか。(”個人向け国債の宣伝”というのは別にして(笑))
それは結局こんなキモメン(言っちゃった)が、あるいはその陰にいる無数の同類が、エビちゃんないしはああいうタイプの華やかで勝ち組然とした普通なら近付き難い女の子に対して、まずは正当な(?)理由を楯に話しかけ、引き伸ばし、一通りの会話を交わして満足感を得る。
更に隠しようもなくキモいそのプロセスにエビちゃん(的女)を付き合わせることで、はっきり言えば変なものをなすり付けて汚す、それによって間接的な征服感を得るという、そういう悪趣味ながらある程度普遍的な男の快感、またそれを視聴者に感じさせるというそういう動機が隠れているのではないかと。

(5)
ここまで述べて来たように、作中のエビちゃんは男のルックスに対する生理的反応と社会的儀礼、男の行動の分かるようで分からない意図とそれへの対応の難しさに居心地の悪い時間を過ごすわけです。
それによってエビちゃんが汚されるかどうかはともかくとして(笑)、そうした”揺らぎ”は「ぶりっ子」としての役割演技とは真反対のもので、正にこのプロセスを見せること自体が『蛯原友里のCM』というこの作品の一つの狙いなわけですね。2回目の「イケますか」に対する投げやりな元気の良さとか、そのあとのそそくさと友達との日常に復帰しようとする感じとか、かなりリアルでいいと思います。

(6)
再び男/人間的な観点に戻ると、こういう綺麗な、かつ一定の社会性を身に付けた女性の遺漏・如才はないけれどそれ以上でもない反応というのは、「てめえこのやろう上っ面で来やがって、どうしてくれよう」というS心「ああ結局俺は拒否されてるのね、丁寧な分逆に効くわ」というM心、ともにそそるものがあるわけです。(笑)
どちらのサイドからもストーカーや性犯罪は生まれ得るので全く厄介な話ですが、ともかくそういうものです。別にそれを喚起しようとしているわけではないでしょうが、ともかくそうした男の女に向ける視線の一つのリアリティの断面を活写もしている、そういう作品だと思います。


・・・・なんかこう、凄く「蛯原友里を見た!」という気にさせるCMだと思います。
”見る”と、”惚れる”んですよね。逆に言えば滅多に人が人を”見る”ことはない。


コメント
この記事へのコメント
なかなかCMもあだやおろそかに見てられないものなんですね。みんなそんなに深く読むのでしょうか。たかが宣伝なのに。大和證券の意図はどうだかわかりませんが、えびちゃんて女の子に大変ご執心な様は見て取れます。私らえびもカニも何の興味もないので、彼女を知らない奴は遅れてるみたいにたいそうに言う押し付けがましさが嫌いです。モデルだかなんだか、知ったこっちゃないでしょう、えびがナンボのもんじゃい・・・出てくるいいトシした男がありがたがってるのがアホらしい、なんだかとても独りよがりな感じのするCMだといつも思います。えびと呼ばれる娘のことがわかる人を顧客にしたいんでしょう。
2008/06/14(Sat) 17:23 | URL  | えび嫌い #-[ 編集]
本文にも書いたとおり、「嫌いだ」もしくは「いい加減ハナにつく」と感じている(いた。当時)人も一定数以上いて、それを逆手に取った演出意図のCMだという”読み”ですね。
製作者が「ご執心」かどうかは・・・・。分かりません。使い捨ててるようにも見えるし、別な魅力、または”使い方”を提示しているようにも見える。とまあこれも本文に書いたことですが。

好感度という意味では、このCMが”宣伝”になるかどうかは微妙ですが、「何?この変なの?」という印象度で、少なくとも『個人向け国債』というものの存在自体の認知には、役に立ったかも。

基本的には単にこういう変な空気の映像を、作りたいから作ったんだろうと思いますが。
2008/06/15(Sun) 00:21 | URL  | アト #/HoiMy2E[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック