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今号のモーニング”2”(’07.6.26)
2007年06月29日 (金) | 編集 |
morning2_vol04

オフィシャル

です。今号より隔月刊化!!!(まんま)


『Danza』

今までの中では一番好きです。内容が分かり易いというか素朴で共感し易い内容なので、落ち着いてタッチを、”Danza”を鑑賞出来るというか。本当の「内容」はむしろそっちの方だ、というのはこの前も書きましたね。
好きにも嫌いにもなりようがないし、僕にとっては正直どうでもいいの極みみたいな作品なんですが、御用イラストレーターというか『モー2』のシンボル的存在として、これからも活躍するんでしょうね。雑誌にそういうのが必要だというのはよく分かります。
・・・・なんて言いますかねえ、既に物語化されたものに対する物語であって、対象との距離が遠いというか、本当は人間に興味が無いんじゃないかというそんな感じ。

『チャイ・スー』

完結。
実によくあるタイプの漫画であると同時に、最近ならモーニング『ライスショルダー』などにも見られるような、ボクシングなりキックボクシングなり、言ってみれば「儲からない格闘技」(笑)特有の堅実で根源的なドラマ性・物語性みたいなものを感じさせてくれる好作でした。儲からない、陽が当たらないゆえに、じっくりと遺漏なく醸成される感情。
一気に完結させたのがどういう理由によるのか分かりませんが、あらかた展開読めるとはいえ、出来ればちゃんと過程を描いて欲しかったと少し残念です。この作者はこれ以外描けるのかなみたいな不安もなくはないですし。

『不思議な少年』

は?
・・・・・
オーラの泉の出演予定でもあるんですかね。
輪廻なら輪廻でもいいけどまた芸のない。
描くことがない、アイデアがないのならやめるべき、もしくは引退すべき。
と、年齢を知らずに言っていたら今年で48才と意外にお年だったので微妙に罪の意識が。(笑)

『BEATITUDE』

ずーっと読み飛ばし気味に来ましたが、実は結構いいんじゃないかということに前回論評後、インターバルの間に気付きました。
『ピアノの森』は”性のない世界”だとこの前言いましたが、ならばこれは原始的な性の世界、未分化な両性具有、または”汎性的な世界”かなと。色々区別なくぐちょぐちょに交わっているので、それが気持ちいい人には気持ちいいし、悪い人には悪いのではないか。僕は変態ですが保守的なので(笑)、別に気持ち良くはないですけど不快なわけでもない、距離取って文化人類学的に鑑賞すれば風情を楽しむことは出来る。

『アースカイザー』

冷たい弁当も悪くはないんですが、なぜか腹持ちが良くないんですよね。

『群青』

年寄りでずれてるのかと思ったら新人で未熟の方でしたか。
いや、嫌いじゃないですよ。レズ・モチーフもそれなりに新鮮だし。
ただちょっとウェット過ぎるというかやり過ぎかなと。(特に”ギャル”)
2割方抑えてくれると読み易くなるし、同時に勢いで描けない部分を冷静に深める契機にもなるかなと。
・・・・あれ、これ連載するのか。いかにもちゃんと読み切りしてる感じなんですが。(笑)
続くとなるとどうかな。感情的な部分がストーリーのグダグダに繋がらないか、あるいは単なる桐野夏生のコピーにならないか。

『TRIBAL GEAR』

絵に力を入れることで「見」易く、分かり易くなるならいいんですが、逆のパターンが圧倒的なのではないかと。
「漫画は絵が付いてるから分かり易い」というのがそもそもの基本なのでは?

『聖☆おにいさん』

ちなみにこのオチは、ブッダが飢えた虎の親子に自分の体を食わせたという逸話のパロディですね。虎が猫になってニャーン。

『×天』

菩薩に触れても悟れぬヤツは地獄へ堕ちるぞ。
御意。
というわけで、前にも言いましたが娼婦にこそ優しくしましょう。
良い社会とは売春のない社会ではなくて、安心して売春の出来る社会だと思います。

『宇宙うさぎ』

『Danza』と似た臭いがします。だから?という感じ。
まあSFって意外と様式美ですけどね。

『変ゼミ』

女狐オン・ザ・ランて。バービーボーイズでしたっけ?
基本的なことはこちらで書いちゃいましたが。
しかし松隆って実に高機能の狂言回しですよね。カモというか(笑)。俺にも苛めさせて。
怒るところ、譲らないところははっきりしてるんだけど、同時に虚心で柔軟でもある。必要十分な拒否反応。
これからもあくまで常識人として、果敢に翻弄され続けて下さい。多分いいことありますよ。

『荒呼吸』

お先にいただくわよ、か。分かるような気もしますが。
「女らしい女」の強さというのは、必ずしも男の頭の固さにだけ理由を帰せるものではないと思いますね。やはり何か普遍的で根源的なものが。
ま、彼は男ですけど。(笑)

『漆黒二本角圧迫事件』

相変わらずこの人の描写する”嫌悪感”はリアルで、そういう意味では優れてるんですが、今イチ楽しみ切れません。しかしどこが悪いとも・・・・・。ううむ。


・・・・『ファンタジウム』はあまりに良いので雑に語りたくないので別枠にしたいんですが、その元気があるかが半々。
良い、けど必ずしもテンションは上がらない、書く勢いがつかないという厄介な作品。
その至高のマイルドさが特徴、とは言えるかも知れませんが。


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