2008年02月16日 (土) | 編集 |
(1)より。
(レム)睡眠の機能
あえて単純化しているのかも知れませんが、こういう言い方というのは、要するに”睡眠=休止”という観点から出て来ているわけですね。逆に言えば”活動=覚醒”であるし、”思考=意識”でもあると。
これは一見当たり前のようですが必ずしもそうではなくて、睡眠中もちゃんと活動はしているというか、睡眠中ならではの精神活動/効能というものもあるということがほぼ分かっていて、その代表的なものが「夢のシミュレーション機能」みたいなもの。
例えばこの本
とかですけど、これはつまり夢の意味・・・・は精神分析に任せるとして(笑)、夢の機能、そもそも人は、あるいは同様に夢を見るらしい他の動物は、何の為に夢を見るのかということ。で、端折りますが結論だけ言うと、どうも夢、つまりレム睡眠中の脳活動によって、その動物は覚醒中の経験を整理・消化して、将来へ向けた行動戦略のシミュレーションをしているらしいんですね。
関連して卑近な事例を挙げると、試験勉強などをする時に、無闇にギリギリまでやるより寝た方が効率が良い、つまり覚醒時に詰め込んだことは、その後の睡眠によって効率的に定着するのだというのは、かなり広く認められたノウハウ/定説だと思います。(とはいえどうしても頑張りたくなるものですけどね・笑)
合わせて言えば、睡眠中の精神活動は覚醒中のそれに負けず劣らず重要である、というより、睡眠時と覚醒時の思考・精神活動は一つのトータルなものであって、だから睡眠が少ないから削ったからより活発に多量に活動しているとは、単純に言えないはずなんですね。(言いたくなる気分は分かります)
起きながら見る夢
実は上で誤解を招くような言い方をしている糸井重里も、また”睡眠なんていらない”派(笑)のさんまも、別の観点からは、根っこの部分では、そのことを分かっているようにも見えます。
前のパートで僕は主に睡眠の擁護、”無”と思われがちなそれに覚醒時の精神活動と結びついた特定の重要な機能があることを説いたわけですが、しかしそうして睡眠がその機能によって覚醒と地続きのものとして把握されたなら、逆にもしその特定された機能を覚醒時に覚醒したまま満たせる/代用出来たなら、再び睡眠の必要性は低下し得るわけです。
そしてそれは結構出来るらしいのです。さんまが言っているのはそういう事態ですね。
考えてみればそれはある程度当たり前のことで、つまり別に地球上の全ての生物がレム睡眠を持って夢を見るわけではない。確実に言えるのはヒトも含む哺乳類くらいでしょう(正確なところは知りません)。上の本でもレム睡眠を持たない過渡的な珍種の哺乳類の研究によって、逆に夢の機能に当たりがついたという経緯が書かれています。
一方で「経験の整理・消化と戦略作り」(↑)という”機能”自体は多かれ少なかれ、どんな生物の生存にとっても重要なはずなので、何らかの形で満たされて来たそれを、恐らくはより精緻化効率化するものとして夢=レム睡眠は進化的に発明され、我々高等動物を支えかつ特徴付けたわけですね。
糸井重里の”もともと、夢って、そういうものみたいですね”というコメントは、具体的には分かりませんが、恐らくそこらへんのことを言っているのでしょう。
その場合、さんまのように睡眠の重要性を抑制して覚醒時の活動で代用しようとするタイプの人が、先祖帰りなのか更なる進化なのか、それは僕には何とも言えません(笑)。あるいはただのレアケースか。
ともかく僕自身はノーマルなのか逆方向のレアケースなのか、どうもとても切実に睡眠/沈潜的な精神活動を必要とする人らしい。もしくは覚醒/明示的で連続的な精神活動からの自らの引き剥がし、休息。
原則的に言えば、要はそれぞれに最もトータルの生産性が高まるようなバランスを見出せばいいのだとは思いますが。本来的には一つのものですし。
・・・・次からが本題というか、本格的にヤバい話に入ります。(笑)
(レム)睡眠の機能
糸井「考えてみると、さんまさんは、人が寝ないあいだに、いろんなことをやってるんですね。その量って、すごいですよね。」
さんま「まぁ、そうですね。」
糸井「けっきょく、さんまさんっていうのは、なにかを考えてる時間が人よりも圧倒的に長いんですね。」
糸井「ぼくも長いですけどね、さんまさんほどじゃないですよ。さんまさんより寝てますしね。」
あえて単純化しているのかも知れませんが、こういう言い方というのは、要するに”睡眠=休止”という観点から出て来ているわけですね。逆に言えば”活動=覚醒”であるし、”思考=意識”でもあると。
これは一見当たり前のようですが必ずしもそうではなくて、睡眠中もちゃんと活動はしているというか、睡眠中ならではの精神活動/効能というものもあるということがほぼ分かっていて、その代表的なものが「夢のシミュレーション機能」みたいなもの。
例えばこの本
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とかですけど、これはつまり夢の意味・・・・は精神分析に任せるとして(笑)、夢の機能、そもそも人は、あるいは同様に夢を見るらしい他の動物は、何の為に夢を見るのかということ。で、端折りますが結論だけ言うと、どうも夢、つまりレム睡眠中の脳活動によって、その動物は覚醒中の経験を整理・消化して、将来へ向けた行動戦略のシミュレーションをしているらしいんですね。
関連して卑近な事例を挙げると、試験勉強などをする時に、無闇にギリギリまでやるより寝た方が効率が良い、つまり覚醒時に詰め込んだことは、その後の睡眠によって効率的に定着するのだというのは、かなり広く認められたノウハウ/定説だと思います。(とはいえどうしても頑張りたくなるものですけどね・笑)
合わせて言えば、睡眠中の精神活動は覚醒中のそれに負けず劣らず重要である、というより、睡眠時と覚醒時の思考・精神活動は一つのトータルなものであって、だから睡眠が少ないから削ったからより活発に多量に活動しているとは、単純に言えないはずなんですね。(言いたくなる気分は分かります)
起きながら見る夢
実は上で誤解を招くような言い方をしている糸井重里も、また”睡眠なんていらない”派(笑)のさんまも、別の観点からは、根っこの部分では、そのことを分かっているようにも見えます。
さんま「夢は、少ないですねぇ。」
さんま「ちっちゃいころはよく見ましたけど。いまは、起きながら見るというか、考えてるうちに見ているような、そういう感じはありますね。」
さんま「たまに、ふつうに考えてても、とんでもないところに飛ぶんですけど。」「その、おかしなところに飛んだ考えが、夢といえば夢じゃないかと思いますけどね。はい。」
糸井「もともと、夢って、そういうものみたいですね。」
前のパートで僕は主に睡眠の擁護、”無”と思われがちなそれに覚醒時の精神活動と結びついた特定の重要な機能があることを説いたわけですが、しかしそうして睡眠がその機能によって覚醒と地続きのものとして把握されたなら、逆にもしその特定された機能を覚醒時に覚醒したまま満たせる/代用出来たなら、再び睡眠の必要性は低下し得るわけです。
そしてそれは結構出来るらしいのです。さんまが言っているのはそういう事態ですね。
考えてみればそれはある程度当たり前のことで、つまり別に地球上の全ての生物がレム睡眠を持って夢を見るわけではない。確実に言えるのはヒトも含む哺乳類くらいでしょう(正確なところは知りません)。上の本でもレム睡眠を持たない過渡的な珍種の哺乳類の研究によって、逆に夢の機能に当たりがついたという経緯が書かれています。
一方で「経験の整理・消化と戦略作り」(↑)という”機能”自体は多かれ少なかれ、どんな生物の生存にとっても重要なはずなので、何らかの形で満たされて来たそれを、恐らくはより精緻化効率化するものとして夢=レム睡眠は進化的に発明され、我々高等動物を支えかつ特徴付けたわけですね。
糸井重里の”もともと、夢って、そういうものみたいですね”というコメントは、具体的には分かりませんが、恐らくそこらへんのことを言っているのでしょう。
その場合、さんまのように睡眠の重要性を抑制して覚醒時の活動で代用しようとするタイプの人が、先祖帰りなのか更なる進化なのか、それは僕には何とも言えません(笑)。あるいはただのレアケースか。
ともかく僕自身はノーマルなのか逆方向のレアケースなのか、どうもとても切実に睡眠/沈潜的な精神活動を必要とする人らしい。もしくは覚醒/明示的で連続的な精神活動からの自らの引き剥がし、休息。
原則的に言えば、要はそれぞれに最もトータルの生産性が高まるようなバランスを見出せばいいのだとは思いますが。本来的には一つのものですし。
・・・・次からが本題というか、本格的にヤバい話に入ります。(笑)
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