ヴェルディ、代表、二次元、女子バレー 他
スカパー岡田監督×フェラーラ対談
2010年05月24日 (月) | 編集 |
そうかあ、例の「ハエ」発言というのは、会見の場での思い付きではなくて、少し前から口にしていた最近お気に入りのフレーズだったのかあと、それはともかく。(笑)
(ロッベンやエトオを抑える方法として、一人では抑えられないし人数かけるのも限界があるから、繰り返し次々にチャレンジして行くしかないという、そういう文脈で使われていました)

総じて大した内容の話は無かった(バルサの"再プレス"をインテルが早めのロングボールでかわしていたという話が、唯一"戦術的"と言えばそうでしたかね)と思いますが、その中で岡田監督の言い回しに、僕が引っかかったというかある種なるほどなと思った箇所を、少し。


「日本人てのは基本的な闘争本能みたいなところで、やっぱりまだまだ優しいところがあるっていうかね」
「勝負の厳しさっていうかね、本来持っている動物としての闘争本能、生存競争に打ち勝つ闘争本能みたいなものをね、出して行かないといけないでしょうね」


日本が世界と戦って行く上で、足りないものこれから必要なものというテーマでの、一見何気ない発言。
前提として、イタリアサッカーの凄さとして過去の視察で何を感じたか、それは技術戦術以前の強さ、球際やメンタリティの強さだという、そういう話がありました。
それらを岡田監督は、『闘争本能』という言い方で総括するわけですが・・・・

日本人にメンタル的な強さが足りない、対してイタリア人は強い、これ自体はいいとして、ただそれを(闘争)「本能」という言い方で把握するのは、少々違和感があります。「本能」だとするとそれは基本的に生来のもので、決定論的で、"まだまだ"もクソもないじゃないかというのはともかくとして、何というか「本能」という固定的な言い方をしてしまうと、その"強さ"の中身や形成過程や構造についての洞察・考察が、放棄されてしまう感じがするからです。
実際に僕は、そうした強さやあるいは「勝者のメンタリティ」のようなものを生むのは、"本能"のようなプリミティヴなものというよりは、むしろ徹底した合理精神と、それによるやるべきことの明確化なのではないかと、基本的には思っています。・・・・それを今日象徴しているのが、例えばモウリーニョという監督と彼の作るチームであると。一つの言い方ですが。
明確に把握しているから、迷わず実行出来るし、本能や感情の気まぐれな発露に頼らずに、意識的努力で持続・維持可能になるのであると。

で、岡田監督もそこまで身も蓋も無く決定論的に考えているわけではなくて、だからこれからの教育の必要性を語るわけですが、しかしではその中身は何かという説明になると、やはり「本来持っている」「動物としての」という定義に、戻って行ってしまうんですね。・・・・ちなみにその前の「勝負の厳しさっていうかね」というのは、司会の西岡明彦アナが、"本能"というドギツイ言い方を"勝負の厳しさ"(を知る)という言い方にそっと置き換えた(笑)のを、わざわざ否定的に引き継いでの、語り出しです。
やはり「本能」というイメージ自体は、割りと動かし難いものとして、岡田監督の中にあるようです。

これはつまり、岡田監督が日本を、そして勿論現在率いている自分のチームを強くする為の"方法"論として、非常に「内発」的で、「掘り起こし」タイプのものをメインに考えていて、訓練形式化といったタイプのものは重視していないということを、あえて意図してではないでしょうが(笑)、改めて示していると思います。
これは過去の主だった発言、"ゾーン"(参考)であるとか、あるいはそれ以前の"ジャズ"であるとかにも、勿論繋がっているでしょう。

"ゾーン"の時は、要するにゴール前での判断力・決断力を上げる為にという話でしたが、球際の強さや勝者のメンタリティを身につける為にも、やはり眠っているプリミティヴな力を、部分を、掘り起こし呼び起こすというのが、岡田監督の基本的なアプローチのようです。そして呼んだ後は、それに委ねると。"ジャズ"だと。
ある種楽観的ではありますね。「動物」としての「本能」なら、必ず存在はしているはずなわけですし。もしそれが答えなら、そんなものがあるのなら。だから現状をある程度無視しても、奇跡を信じられる/語れるわけですね。


と、いう岡田監督の把握自体もそうですが、更に僕が個人的に違和感を感じる、危うさを覚えるのは、岡田監督の語り方言語観そのもの。上の参考エントリーでも、同じようなことは言ってますが。

一言で言えば、「理」と「非理」の区別、便宜的過程的な区別を、少しこの人は真に受け過ぎているのではないかと。
(中略)
しかし実際には「理」と「非理」は、常に同時に存在しているわけです。まとめてそれが、一つの「世界」。少なくとも(理性ある)人間にとっての「世界」。・・・・逆から言えば、一つの「世界」を人間が便宜的に”理”という観点から分割したのが、この両者の区別なわけですね。


今回も要するに、「本能」という最早「」つきか特定的(学術的)な定義抜きでは使われなくなった古い概念を、余りにもストレートに、その実在を疑わない形で岡田監督は使ってしまっている。
今でも普通に使うことは使いますが、それは慣用的にか、他に呼びようがないよく分からないものを、"便宜"的に、一種の機能的定義として、仕方なく使うのであって、岡田監督のようにどっかりその上に腰を下ろして(笑)使ったりはしないわけですね。危険というか。

そんなものがあるのかどうかは分からない、ただ仮にそのものとしては実在しなくても、何らかあるように見えるある種の現象を記述して共有して、とりあえず話を進める為に使う。それが今日における「本能」という言葉の、妥当な用法だと思います。逆に余り強く言い過ぎると、決めつけや差別にすら繋がってしまう。(例・"母性本能")
それか勿論、繰り返しになりますが完全に学術的な用法ですね。

で、恐らく、こうした岡田監督の言語的哲学的な過度の素朴さが、彼のそれなりに優れたところもあるひらめきや問題意識を、利より害の方が多いものにしてしまっている。"無能な働き者"にしてしまっている、そのように僕には見えますね。改めて。
惜しいし、面白いんだけど、必ず間違える。人はカンのみにて生くるにあらず。


「自分なりの何か信念みたいなものを持ってるんだろうなと思いますね」
「あー・・・・」
「やっぱり意志の強さっていうかそういうのがあるんでしょうね、やっぱり凄いと思いますよ。」


これはグアルディオラやモウリーニョの優れたところを聞かれた岡田監督が、答えての言葉。
「あー」なんてのがわざわざ入っているのは、聞き手の西岡アナの「え?そこですかあ」という暗黙の抗議というか微妙な表情を、伝えておきたかったからです(笑)。(当社比)
まあ弱くちゃやってけないのは確かでしょうけど(笑)、"方法"や"理由"としては当たり前過ぎるというか何も言ったことになっていないというか。むしろその「信念」の中身や、強い意志を持てるに至る根拠とか過程の方が、大事なんじゃないのかな強いて言えば。

見えて来るのは、そうした「信念」や「意志の強さ」に憧れて励まされて、よし、俺も頑張ろうと妙に奮い立って頑なになる、未熟なまま固まってしまう厄介な人の姿というか。(笑)
その前にも、アンチェロッティの成功をめぐるエピソードとして、"自分自身"であることを通したという部分を、やたら強調して語っていましたが。

上の話と併せると、やはり基本的に「概念」や「言語」が"固い"というのは、感じますね。「」(カッコ)出番が少ないというか。(笑)
むしろ「信念」に囚われない、頼らないでも自分を維持できるのが、モウリーニョやグアルディオラの強さに、僕には見えますけどね。モウリーニョに「信念」とか言ったら、鼻で笑われそうな気がします(笑)。よくも俺様に、そんな野暮なことを。グアルディオラの場合は、バルサ/クライフ的伝統や強迫観念との、絶妙な距離感、かな。引き継ぎつつ囚われない。


そろそろ試合ですね。
信念のジャパン対、怨念のコリア?(笑)


予備登録メンバー雑感
2010年05月13日 (木) | 編集 |
見てちょっと笑いました。

予備登録メンバー (JFA公式)

DF
徳永悠平 FC東京
槙野智章 サンフレッチェ広島
MF
小笠原満男 鹿島アントラーズ
石川直宏 FC東京
香川真司 セレッソ大阪
FW
前田遼一 ジュビロ磐田
田中達也 浦和レッズ


なんちゅうか実に見事というか、出来過ぎなメンバーですね。
見事過ぎて、本登録メンバーに対する反応を見ての、後出しジャンケンじゃねえの?という。(笑)
"入れて欲しかった"という声の多い選手が、きっちり網羅されてる。これで許せと。(笑)

総じて言えるのは、実力的な「予備」というより、思考法的な「オルタナティヴ」という感じだということ。"あったかも知れない日本代表"
こういう考えもある。またこういう考えもある。でも俺が採ったのは、"こういう"(本登録の)考えだという。
具体的に言うと、「幅」(石川直・前田)より「核」「伸びしろ」(槙野・香川)より「即効性・実績」
まあ談話とも一致しますしね。

小笠原は実力的な予備のようで、本質的には「幅」要因(誤変換じゃない)ですよね。・・・・つまり小笠原の実力が「予備」相当なのは、プレースタイル的なズレがあるから(それが"幅"になる)なわけで。そう認めるかどうかは知りませんが。
田中達也は微妙で、コンディション含めた意味での"実力"的な予備なのか、仮に比較対象が矢野ならば、矢野の高さ強さという、「幅」を取ったという、ここだけはそういう話になるかも。ただもうここらへんは、迷いに迷ってそんな整然とした話ではないというか、「表」「裏」「表」「裏」と、花びらをちぎってる内に締め切りが来たというか。・・・・出来れば入れたかったろうと思いますよ、田中達也は。やっぱり。

徳永は明らかにDFラインでの(高さ強さという)「幅」要素で、入れる気は結構あったけど、その他の部分で本登録メンバー(最も直接的には駒野)の総合力評価を押しのけてというほどのクオリティが、結局無かったというそういう感じか。
小笠原と似てるけど、ちょっと違う。小笠原は異質性が実力評価の邪魔になってるだけですが、徳永は実力不足が希少価値を足しても、まだ足りなかったという、そういう形かと。

気合を感じるのが、GKの"0"人ですね。(笑)
西川や権田への待望論は、他のポジションに負けずに高いと思いますが(&必ず人数の補充が必要なポジションでもある)、"サプライズ"の能活への義理というか意地というか、「俺は川口で満足している」という宣言みたいな感じ。(笑)


結論
サッカーが23人制で、W杯のサブスティテュート枠が7人だったら、ちょうどいいメンバーになるのではないか。(笑)
22人制で8人枠でも可。(つまりGKが一人サブに回る)

下らないこと言ってごめんなさい。(笑)
しかしあれだよな、こういう構成だと、仮に本登録メンバーで2人くらいこれからコンディション崩すなんてことがあったら、結構チーム("23人")の性格が変わっちゃう可能性がありますよね。
まあ丸っきり新しく呼ぶことも可能らしいですけど。


W杯メンバーにじゅう(以下略)
2010年05月10日 (月) | 編集 |
予定通りレッズのホーム2連戦について書こうとしてたんですが、達也と石川直の落選にショックを受けて、急遽時流に。(笑)
笑えないけど。

岡田ジャパン南アフリカ本大会メンバー (JFA公式)

GK 楢崎正剛 川島永嗣 川口能活

DF 中澤佑二 田中マルクス闘莉王 今野泰幸 岩政大樹 駒野友一 長友佑都 内田篤人

MF 中村俊輔 遠藤保仁 中村憲剛 稲本潤一 阿部勇樹 長谷部誠 本田圭佑 松井大輔

FW 岡崎慎司 玉田圭司 大久保嘉人 森本貴幸 矢野貴章


細かいことですが、それぞれの並び順はどうやって決まってるんでしょうね。
年齢順でもないし、所属クラブの東西とかでもないし。
概ね岡田監督の中の優先順位順というか、確定済みから先にというようにも見えますが、そうとしても少々ランダム。
晴れの公式発表ですから、個人的には出来れば何か分かり易い基準が欲しい。入試の合格発表がランダムだったら、嫌でしょう?(笑)

岩政が妙に前に来ているのは、結構早い時期に決めていた"サプライズ"だったからかなとか。
松井は確定ではあったけど、影が薄いので「ほら、もう一人、誰だったっけ、ヨーロッパの端っこでやってる・・・・そうだ松井!!」とそういう感じで最後に書かれたのではとか。(笑)
本田圭と並んでるのは、二人が共に"外人"扱いの、飛び道具系だから?(笑)


真面目な話に移ると、田中達也と石川直の落選がショックなのは、心情的にというよりも純粋に意外だったからです。戦力的に。まずは。
それぞれの近況を見ても、戦力としての特別性という意味でも。
達也はバカプレスサッカーのギアを更に上げる、バカなりに切れ味を与える特殊な選手ですし、石川直は・・・・現状明らかに手詰まりの、いずれにせよ本番でも"詰まる"だろう攻撃の、ほとんど唯一の計算できる打開要素だと思いますし。俊輔か本田かだって?多分、どっちも大して役に立たないと思いますよ?

達也はブランク明けで、90分の運動量が不安視されたのか。それにしても常連だった時は、岡田監督も大いに心理的に依存しているように見えたので、復帰後の試合を見ている感じからは本当に意外でした。直接的には矢野に負けたということなのかなあ。矢野ねえ。
石川直の方も大船に乗った(?)つもりでいたので、大いに転覆させられました。考えられるのは彼の個人技とドリブル中心のスタイルが、やはり岡田ショートパスサッカーにとってはエキストラだったということか、今年は決定力が今いちだからか、あるいは例のセルビア代表戦(メンバー)への、口にしていた失望感が想像以上に本気だったか。

去年絶好調時の大怪我("中"怪我くらい?)からの「奇跡」の復活が、本当に間に合ったかとほくほくしていたのになあ。世の中捨てたもんじゃないと。やっぱり捨てたもんか。
彼の能力も勿論ですが、「代表に入る」ではなくて、「代表で(こう)仕事する」という使命感と意気込みは、他の攻撃の選手と比べても凡そ抜けたものだと思うんですけどね。

大久保なんて、正に「入る」ことが目的という感じの近況ですからね。
まあ直接競合したのは、松井でしょうけど。馴染みとブランドに負けたか。
共に故障持ちの達也と併せると、結局"コンディション"というのが一番大きな理由というか、大義名分なのかなという気もします。「選ぶ」というより「外す」為の。
・・・・そう言えば松井って、大して役には立たないけど、とりあえずいつも元気な感じはしますよね(笑)。フランスでも含めて。

あーあ。森本が入ったのは嬉しいですけど、残りの"チャンス"的には、直の方に入って欲しかった。
どのみちぶっちゃけ僕が本番で多少なりとも攻撃で信頼感があるのは、この二人だけですけどね。
遠藤はフィジカル的に、消される/守備に忙殺さて埋もれる可能性が、結構あるし。だいたい大丈夫なのかこの人のコンディション、それこそ。
本田はなにがしかの力はあるけど、いつ爆発するか計算できない、野球で言えば六番あたりに置いといた方がいい選手だし。それこそyoutube用の選手?

前田遼一はどっちでもいいけど、いずれにしてもアテネ世代(のアタッカー)は報われないなという感じ。
海外行って箔つけてない組は、「谷間」に落ちたまんまか。それなりにいい選手揃ってたんですけどね。
大久保の世渡り上手(?)が、なんか感じ悪いぞ。(笑)


川口が入ったのは今更という感じはしますが、これはどちらかというと、川島が頼りない・・・・というか、"第二""次世代"GKを遂に育てて来なかった、ここ数年の代表運営トータルの帰結という感じ。
"頼りない"というのは要するに何かというと、川島で負けた時に諦めがつかないということですよね。チームの「一員」という感じが未だにしていないので。まだ西川の方が、"フレッシュ"枠でどうにか。GKというのは、特にそういう心理的に特殊なポジション。

それにしてもその「川口」の枠に、せめて曽ケ端くらいが入って来なくては、いけなかったはずだと思いますけど。前後からするとやや無理やりではありましたが、アテネのオーパーエイジで曽ケ端を連れて行った、山本監督の気持ちは実は僕は分かるんですよね。この場合は、"トルシエ"組の残党としての。
お前は本来は、こういう場にいなくてはいけない選手だろう?という。何が悪かったのかは、よく分かりませんが。川口なんて最早国際試合に出すのは、少し恥ずかしいGKだと思いますけどね、基本的には。なんにせよ粗過ぎて。

ポジション的にはやはり、"FW"枠の混乱ぶりが、どうしても目に付きます。
期待役割がとっちらかってる(または何でもかんでも)なのと、揃って実力が半人前なので、人数いる割には能力にヴァリエーションが無いし、他のポジションに比べても「厳選」された「日本代表」という感じがしない。
岡崎を本番で"点取る"役割として期待できるのか?というのはともかくとして、玉田と大久保と矢野、三人もいるか?というか。それ以前に大久保ってFWなの?むしろ本田の方じゃねえの?とか(笑)。大久保は点取れなかったら叩かれるべきなの?べきじゃないの?(本田は"べき"なわけでしょう)

矢野が入ってるのも、こうして役割分担が曖昧に拡散する中で、申し訳程度に「高さ」も加えてみたと、そういう感じなのではないかと。どう使うという当ては、ほとんど無くても。
森本が入ったのは繰り返しになりますが嬉しいですが、同時に意外でもあって、「海外組」という差別化要因があって良かったねというのが、今の一番の感想ですが。
整理整頓が出来てないので、前田遼一だの渡辺千真だの、それから大黒だの、「点取る」要員の枠を考えるだけの余裕は、正直無いんだろうなと。(だから「海外」が利いて来るという)

・・・・あ、佐藤寿人。と、いう感じ。(笑)
やけくそでハーフナー・マイクとか連れてけばいいかもね。永井謙佑よりはこっちだろ。"プロ"だし。(笑)
今思い出しましたが、コオロキが外れたのも、微妙に残念。玉田か大久保、どっちかが少なくとも1点取るのノルマな。居残り組への落とし前として。


うるさく言えば、どうやら本田圭の大々的起用を決めたらしい以上、憲剛なんかも微妙に余剰なんですよね。俊輔同様、ベンチに置いておいてどうなる選手じゃないですし。「中心」的に使う以前は、実際ほとんど使ってなかったわけですし。アゴとはまた微妙なところを怪我したものだなあ。(笑)
小笠原だったら、ボランチで使える可能性もあるというものですが。・・・・それにしてもこういうことは、もっと早い段階で言って欲しかった。実際分かり難いのよ、あなたの気持ちは(笑)。トルシエや岡田じゃなくても。

まあ活躍できるのは"23人"というより"2,3人"である可能性の方が高いですし(笑)、いずれ単なる品評会みたいな話ではありますけど。
だからあんまり誰を入れろとか、俺ジャパンとかを平(ひら)で言う気は無いですけど。あくまで岡田的当落線近辺の話に限定。
香川を入れろと今頃盛んに言っている人とかもいますが、入れてたじゃん。結構使ってたじゃん、でも駄目だったじゃん。使い方に問題はあるにしても、反町岡田と二つ続けて結果的に駄目だったんだから、本人に責任が無いとはとても言えない。むしろ「なぜ入れる」という意見の方を、当時はよく見たような。

何でもかんでも岡田監督を叩けばいいということではありません。嫌いなら嫌いでいいですけど、その場合はしのごの言わずに、「嫌いだ」とただ連呼してればよろしい。変にもっともらしいことを言うな。本人もアンチも、どっちも気に入らないので、いつも宙吊りで困る。


最後に。
達也と直の落選は、'10年のJの優勝争いがレッズとFCの間で行われるフラグだと、適当に受け取っておくことにします。(笑)
"特別"な選手である二人には、実際それぞれのチームが特別な依存をしているわけですし。それが消耗しないで済むという、実際的有利さもある。"小笠原落ち"の鹿島も加えて三つ巴とか。清水も岡崎が、実は大して重要な選手じゃないのは有利。
名古屋はトゥーリオを引き受けた時点で、アウトか(笑)。玉田もいるし、ケネディもいるし。

ま、ほんと適当に言ってますが。(笑)


セルビア戦(後半のみ)
2010年04月08日 (木) | 編集 |
メンバー紹介のあたりでいきなり寝入ってしまって(笑)、気が付いたら後半が始まるところでした。

キリンチャレンジカップ2010 日本代表 ●0-3○ セルビア代表(長居)


つまり既に0-2のところからのスタートだったわけですが、そのせいもあってかセルビア代表の威圧感を、半端なく感じました。

デカい強い(しかも結構速い)というのも勿論そうですし、その自信を基に、一人一人がなんか鷹揚というかふてぶてしいというか。見事なまでに"ちょこまか"ジャパンとは真逆の印象ですね。これは別に、いち岡田ジャパンに限ったコントラストではないですが。

やはり思い出すのはブラジル代表で、さすが元「東欧のブラジル」・・・・て、多分少し意味が違うはずですが(笑)、とにかく何ともこう、"蛇に睨まれた"状態で、こっちの動きに一向に付き合ってくれる感じが無いので、"ちょこまか"がやり難く。
・・・・なんかこう、惨めな気持ちになるんですよね、自分たちのやってることをみすぼらしく感じるというか。

あえて言うのも虚しい感じですが、それでもあえて言うと日本の特に苦手なタイプの相手だと思います。
ただ上手くても、ただ速くても、ただ強くてもそれなりにはもう日本代表は戦えますが、こういうこちらの細かい神経の動きに反応してくれない感じの相手、じじいの鈍感力みたいなのを相手にすると、どうもこう、勝手に不安になるというか、相手が考えない分までこちらが考えてしまうというか。
似たカテゴリーとして、何回か言っていますがもう一つ日本が苦手なのがアングロサクソン系の「鈍感」「鈍重」な身体能力で、オーストラリアもその一つ。逆に例え怪物揃いでも俊敏でしなやかなアフリカ系は、まだしも調子の合わせようがある。

とにかくやっている間、ずーっとミロシェビッチ元大統領の鈍感そうなふてぶてしい顔のイメージが、脳裏にちらついて仕方がなかったです。・・・・という、「セルビア代表」の感想(笑)。やや無理やりですが。まだよく区別のつかない、旧ユーゴ諸国のそれぞれの特徴の差別化の試み。
やっぱり"ジャイアン"イメージはありますね、セルビアは。悪役というか。実際のミロシェビッチは、割りと普通の人だったみたいですけど。でも公人としては、ふてぶてしくしてないと格好がつかない、そういう風土はあるように、少ない見聞からは感じますが。

ブラジル人だってほんとは色んな人がいるはずだけど、いざという時にはまり込む行動パターンは、自ずと共通しているところがある。
逆に言えば日本人もね。だからある程度は仕方ないので、こうして恥を掻いても、基本的には"ちょこまか"は貫くしかないんだろうと思います。・・・・繰り返しますが、これは岡田ジャパンの話ではないですよ?トルシエも、オシムも、ひっくるめての次元の話です。(ジーコはちょっと違う)

と、自分を励ましてないと心が折れそうになる試合でしたが。
・・・・の割には、後半の攻撃陣はよく頑張った方だと思います。大部分が石川直の功績だとしても。さすがにセルビア代表の、引きこもり流し運転の時間が長かったというのもあるでしょうが、ある程度覚悟を決めて、チャレンジを繰り返す姿勢は見せられた。「深く抉って低いクロス」の形も、"形"としてはやっぱりそれなりに有効らしいというのも、見えた気がしますし。
試合が動いてる中でどれだけ出せるのかなという疑問はありますが、そん時は逆にショートカウンターも使える余地があるわけですし。

ああ、あんまり恥掻かないで帰って来たいな。これが本音の、ポジティヴシンキングか。(笑)
今更しょうがない。最近は岡田監督も、妙に正直というか無防備というか、ベストメンバーでかつ展開に恵まれないと、どうもならんということを隠す気もなくなっているみたいですし。それはそれで、モヤモヤ希望的な思考をめぐらしているよりはマシなことだと思います。


実はこの日一番頭に来たのは、試合そのものではなくてその前(だったか?)に聞かされた、岡田監督が今回の日本代表の"挑戦"を、「日本の社会には再チャレンジの機会が欠けている」、だからそれを自分が身を以て示すんだ云々と語ったという、そっちの話。
いやあ、そういう雑な話は聞きたくないな。サッカーはサッカーだよ。あなた現役の監督なんだからさ。あくまでサッカーをテーマに、サッカー内の話を出発点として、それで例えば"なぜ日本人選手にはチャレンジ精神が欠けているのか"(欠けているとした場合ね)という話が出て、それは日本社会がとかそういう流れなら雑なりにまあ許すけど。仕事全体の定義をそちら側から引っ張っては、サッカーの方が従属的になっちゃ駄目よ。

それでチャレンジ精神だからカミカゼプレスだとか言われて、誰が納得するよ。
苦しいのは分かるし、能力が足りないのは今更責めないけど、余計なことは言わないように。
言いたくなるんだろうけど(笑)。早く監督業終えて、講演活動に復帰したいのかも知れないけど。(笑)

まああれですね、中田ヒデと同じで、日本人としては、日本のサッカー人としては、弁が立つというかそれなりに視野が広い方ではあるんでしょうね。それで周りに比べて、自分は利口だと。
でもそれは周りのレベルが低いというか、空白地を占領しているだけなんで、本当に鍛えられて力をつけたものではないので。その気になって喋れば喋るほど、中途半端に。

利口じゃないというより、自分の程度の位置づけに、失敗してるんですよね。キャラづけというか。
同格の人が一定数いれば、勝手に居場所は定まるもんなんですけど。


まあさぞかし苦しいでしょう、今は。
見てるこっちも苦しいよ。(笑)
何とか大過なく、乗り切りたいもの。最早"応援"ですらもないですが。

惨敗したからといって、別に"膿"が出たりはしないと思いますよ、実際のところ。
単に心が傷つくだけです。イメージが落ちるという意味も含めて。
"勝て"とまでのピュアな気持ちにはさすがになれませんが、"格好がつけ"とは心から思っています。(笑)
なんだかんだ、それでもデータはとれるもんですしね。よっぽど変な試合をしない限り。

でもその前に、メンバー選出が心配だ。(笑)
始まる前に、「日本人」の心が壊れないといいけど。
石川直はこの分だと入りそうですね。森本はどうなのかな。インテル戦の本田圭は・・・・僕には単にびびってる、過緊張なように見えましたが。まあ入るでしょうけど。


バーレーン戦 & ”NONFIX”朝日軍
2010年03月04日 (木) | 編集 |
岡崎の使い方(引っ張り方)がなあ。

アジアカップ最終予選 日本代表 ○2-0● バーレーン代表(豊田)

何か考えがあるのかないのか。


今までで一番、本田圭の使い方に成功した試合なのは確かですね。
"ゲームメイカー"と"点取り屋"の間で、ドリブルもあって、それですばしっこければ素直にいわゆる「1.5列目」的な使い方で収まるわけですけど、それにしちゃあカサばる(笑)ので収められないで、ウンウン言っていたわけですが。
"セカンドアタッカー"(岡田監督)"トップ下"(俊輔)という例の見解の分かれは、それが問題というより実態というか、正にそういう感じにこの試合は機能したというか。

具体的に言うと最終的な仕事は点を取ること、前に圧力をかけること、でもその為にこそ、一回溜めて起点にもなって、そこから改めて出て行く感じがしっくり行ったというか。
俊輔との関係も、かぶるのではなくて二段構えというか、二階建てのゲームメイクという感じで、悪くなかった。それは例えば憲剛の場合と比べて、「階」(列)に違いがあるからこそ出る良い部分というか。

立ち上げ当初の大久保なんかも、実はそういう機能の仕方をしていたところがあったと思うんですけどね。使われ出した時の岡崎なんかも。・・・・岡崎の場合は、ゲームメイクは出来ませんが、"半FW"としてのボールの一次的収めどころという意味で。
とにかくそれらの豪華版(?)としての、本田圭という。
まあトップ下やった時の憲剛も、多分原理的には同類なんでしょうが、ゲームメイカー、それも長めのボール中心のそれのニュアンスが強過ぎで、少し違う機能の仕方をしてしまった。そこらへんを思いっ切り俯瞰で無理やり一貫して眺めると、案外本田圭は、岡田監督の待ち焦がれた"恋人"なのかも知れない。そしてそれは同時に、俊輔の。

まあ、辻褄合わせ過ぎか。(笑)


その俊輔は腐っても・・・・の存在感は見せましたが、逆に他の人材の質やアジアのレベルという別の問題も、同時に考えさせられたりして。
まあでもやっぱりゲームメイクへの責任感や、同じことですがパスの意図の強さは、素直に称えておいた方がいいと思います。漠然と"いいプレー"をしようとしてしまうところのある、日本人選手たちの中で。

その"いいプレー"は即ち(岡田)戦術への必要な忠実さでもあるわけですが、いずれにしても「個人」としても「駒」としても中途半端だった("二列目")小笠原が切られるのは、現象としては仕方の無いことではあるでしょう。ただ事前に予想のつかないことでもあるまいし、呼び方や使い方に芸が無かったというのは、やはり釈然としませんが。
しかし憲剛間に合わない可能性あるのか。松井はすっかり、自分は選ばれるものと決めてかかってるみたいですが(笑)。遠藤は頑としてボランチ枠でしょうから、「攻撃的MF」には、まだもう0.8枠くらい(笑)、空きはありますね。小笠原も含めて。

で、冒頭の「岡崎引っ張り」の問題ですが。
まず前提として、せっかくやや無理やり呼んだんだから、森本の方に長い出場時間を与えるべきなのではという考えが、まずあると思います。それはまあ、今回のテストの主役は本田圭の方だったからということで、スターティングについては了解したとしても、その森本と玉田というFWの選手を入れる時に、松井・俊輔と中盤の選手を外してまで岡崎を残したのは、ちょっとびっくりしましたね。
岡崎中盤なんて久しぶりじゃないか?

これに関して松井を外した時点で思ったのは、「とにかく勝ちたいんだな、点取りたいんだな。その為に遮二無二"FW"を、エースストライカーを残したいんだな」ということでした。必死だなワラというか。(笑)
ただそこから更に俊輔まで外してどう見ても別チームにしてしまうに至って、「ひょっとして本田圭中心、俊輔抜きのやり方を模索しているのかな」とも。結局本田圭はフル出場しましたし。

まあ単に松井や俊輔の、体力を考えたのかも知れませんが。だとすれば週末に開幕を控える清水的には、オイオイでしょうけど。(笑)


ところで昨日のCX深夜"NONFIX"、『僕たちには野球があった~伝説のバンクーバー朝日軍~』は、なかなか面白い番組でした。
カナダの日系人社会から生まれ、戦前~太平洋戦争前夜にかけて、"スモールベースボール"で誇張なく、北米のベースボールシーンを席巻した幻のスーパーチームのルポ。
なぜ"スモールフットボール"はパッとしないのかという連想的疑問が当然湧くところですが(笑)、僕としては原理的には別に駄目だとも、的外れな狙いだとも思っていないというのは、これまで書いて来たことからお分かりと思いますが。

ただいかんせんやり方が駄目というか、それ以前のそのゲーム、フットボールの理解が拙な過ぎるんですよね。"ベースボール"や"ラグビー・フットボール"における実行者たちに比べて。まずはそっちの問題だと思います。
原理を問うレベルに達していないというか。
増して"ジャズ"とか、訳の分からないことも言ってますからね。"細かさ"厳密さで勝負しなければならない立場の人が。

当時のカナダの新聞に載っていたという、「巨人(白人)をキリキリ舞いさせる小人(日本人)」のイラストなど、今の岡田監督が見たら涙でメガネが曇るでしょうね(笑)。あるいは単に勝ち誇って居直るか。後者っぽい鈍感さが、最近とみに人気を落としているゆえんですが。
まあとにかく、日系人のみならず、北米人にも熱狂的なファンが多数いたというエピソードが、ややこのテの話のお決まりではありますが、やはり胸が詰まるところでした。


・・・・がしかし、昨日の試合で"海外組"が見せた「違い」は、むしろ一つ一つのプレーの『大きさ』、明確さだと思いますが。個々のプレーもそうだし、スペースの使い方なども。それによって、狙いとする"小さな"プレーも、スムーズに出来た。
要は戦術以前の基本の問題でしょう、だから。少なくとも監督は、それを分かっていなくてはならない。個々の質がそれに満たないかも知れない、日本人選手たちを束ねる立場として。

ちなみに"結果"は出ませんでしたが、森本は断固として使う/連れてくべきだと思います。
前線に投入された時の存在感、シンプルに一本芯を通す力が、岡崎は勿論本田圭と比べてさえも、出色。他にいないですよ今日本に、あんな選手。
本番で"崩壊"した時に(するのかよ(笑))、局面を変えられる可能性があるのは、一番にこの人でしょう。無駄に空気を読まないというか。


まあそれとて無駄な抵抗かもかも知れませんが。
この日はそこそこ上手く行きました。でも、行ってこの程度。
それでも材料や形さえ揃えておけば、相手の状態次第では、何かが起きないこともないでしょうが。
平山間に合うかなあ。今季は更に注目しています。


東アジア選手権韓国戦
2010年02月15日 (月) | 編集 |
あー、これは酷いですね。

東アジア選手権2010 決勝大会 日本代表 ●1-3○ 韓国代表(国立)

上手くいっていない、足りないというよりも、"軸"が無くなってしまっているような感じ。


"幹"の次は"軸"かよという感じですが(笑)、いや、別に新概念を提唱しようとしているわけでは。
ごく一般論。

岡田ジャパンの「中央」が弱いという話、現象論を香港戦でしましたが、その背景の構造が改めて見えた感じです。
単に中盤パスワークのクオリティが低い、俊輔がいないとかいう、それだけの話ではないですね。


回顧的に整理すると、初期型俺流岡田ジャパンの特徴は、

 1.(例えばオシムジャパンに比べて)一段高く、意識的な特攻的ハイプレス。
 2.それを掻い潜られたorボールを奪われた後の、(下がるのではなく)「すかさず一歩前へ」あえて出ての、動き直し/奪い返し。


この一連の動きの統一性徹底性がまずあって、次に

 3.奪ったボールを円環/横に揺さぶりをかけながら、最終的にはゴールへ直線的に怒涛の勢いで流れ込む、集団的なボール運び。

これが一応の完成形というか、基本ラインだったわけですね。
更に言うと、"3"の「集団的」なボール運びが可能になるのは、"1""2"のプロセスを通じて単純に言えば既に密集が自然に作られているし、精神的にも呼吸・イメージ的にも十分に活きた"グループ"になっているからですね。
勿論攻撃パターン自体の反復練習もしていたようですが、それにしても基本大雑把な岡田監督のチーム/グループ作りでも、それなりに緻密というか細密なところのある攻撃が可能になっていたのは、そういう一つの流れの中の自然なグループ形成があったからだと思います。

これがまあ、最終予選のオーストラリアとの最初の試合あたりまでの、(俺流以後の)初期型岡田ジャパンのやっていたこと。
そのオーストラリア戦で、1,2はそれなりに出来たけれど3が思うように行かなかったのを、僕などは簡単に言えばクオリティ不足、1,2の非効率による消耗とそこからの3への繋ぎの勢い不足、それから3そのものの訓練・成熟不足という方向でまだ考えていたところがあったんですが、岡田監督は割りとあっさりと、攻撃パターンとして「通じない」と見切ってしまったようで、その後はいわゆる憲剛システム(憲剛トップ下+変則3トップでの、より簡潔かつ縦に早い、時にロングカウンター的な戦術)や"低くて速いニアへのクロス"へと、攻撃戦術の重点を移して行くわけです。

大きく言えば、高速ショートパスの交換による中央突破(の工夫)から、より長いボールやサイドアタックの活用へと。


それ自体はまあ、いいとして。
特にそれが「選択肢を広げる」という意味・形でなら、当面悪いことは無いはずなわけですが。
現実にはそうなっていない。新しいことを覚えると、古いことを忘れるという、トリアタマ的(笑)な展開に、なっているように見える。

チーム作りという観点では、壁にぶつかるとそれにチャレンジするというよりは、さっさと諦めて迂回する、別のより当面容易な入り口を探すという、そういうパターンになっているように、僕には見える。
今回の岡田ジャパンの場合は特に、『接近・展開・連続』という特異なコンセプトを掲げ、それでもって日本人の(密集での敏捷性の高さという)正に特異性を前面に押し出して一点集中突破的にこじ開けるという、そういう企画だったはずなので、あっさり一般的効率性に飛び付くのは道義(?)的に感心しないというのは、まずあります。勿論それだけではなく、あまり簡単に路線変更するのは、そもそもの狙いと成功の根拠を自ら否定する所業じゃないの、それでその先更に監督の座に座り続ける意味と根拠は?という、より実際的な疑問もあります。

また結果としてそのようにチーム作りが寸断されるのは、共通性や一貫性を与えられるような包括的な理論的把握やメソッド的基盤が無いことを表していると、そういうことも言おうとすれば言えると思います。(ただし最終的に問題なのは結果的に出来たチームのクオリティであって、"一貫性"云々は綺麗ごとや野暮であることも多いと、そこらへんの現実は、大人として(笑)呑み込まなくてはいけないでしょうが)


話が少し逸れました。
とにかくある時期までの岡田ジャパンには、中央に意志とシステム(グループ)のプレゼンスが、垢抜けないなりにもちゃんとあり、ゲームの入りや基本イメージにも、迷いはほとんど無かった。("1"→"3")
勿論今も似たようなことはやっている(つもり)わけですが、一時の凝集力が非常に特殊なものであっただけに、それはほとんど"似て非なる"もので、またかつてと同様の威力を前提とすると、当てが外れてゲームコントロールのバランスそのものが、ガタガタになる。

具体的には憲剛システム導入の時点で、それまでより人がややワイドに配置され、スピード感・タイミングもゆったり気味に傾いて、生命線であった"ハイプレス&動き直し"の徹底性は、見る間に緩んで行ったように、僕には感じられました。
例えばその流れで臨んだ例のオランダ戦、ここで僕は「だいたい速くないじゃん、日本の前線の動き。今」「接近しない接近サッカー」などと不満を述べています。プレス(の位置)については相手の怖さもあってやや立ち遅れ&低めになったのが、逆により広いバトルフィールドでのオランダとの運動量の差を際立たせて、前半の"健闘"を生んだのではないかとか、そんな話になってますが。

とにかく初期型の凝集性や中央の使い方の徹底性・連動性は失われて、掛け声や惰性としてのハイプレスや動き直しが残っている、その散漫さが更にどんぶり勘定の総運動量を(監督が)要求していると、そんなその後の状態に見えます。
そして勿論、集団としてのボール運びの統一意識が失われた為に、俊輔を筆頭とする個人の感覚に、中盤パスワークのクオリティも委ねられていると。


要は万事「何となく」やっているということですね。今は。オプション、または良く言ってフィニッシュホールドとしてのクロスアタックの意識以外は。
ボールの取り方も、その連動性も、取ったボールの運び方も、崩し方も。たまの"猛攻"時にも、距離感とポジショニングがパラバラで、効率悪いことこの上無いですからね。

それを大きく縦方向に考えると、プレス→動き直し→余勢を駆ってのショートパスなだれ込みという、単純だけど分かり易い、玉突き的(?)連動性が前からあった状態から、ボール持った時点から個々に次の前への展開を考える、スローで及び腰の状態に、変化してしまっていると。それがつまり、冒頭「軸が無い」とボヤいたことの、簡単に言えば意味。
それに再度指針を与えるには、それこそ平山でもターゲットに入れるか、遠藤が前に上がってとにかく任されるか。

「もっと裏を狙え」あるいは「ミドルを打て」と指摘する人も多くて、それは現象的には正解だと思います。森本合流or「岡崎・森本」コンビが現に成功したというのもありますし。(この前線だととにかく裏を狙わせるという、意思統一がはっきりしますね)
ただ個別の行為としての「裏」や「ミドル」そのものは、基本的に眠くてほっとけば寝てしまう人を、いちいちほっぺた叩いて起こしているようなものなので、じきまた寝ますよ。眠いんですから。(笑)

だから"心がける"程度では余り意味が無くて、それこそ「岡崎・森本」的な選手しか使わない、金輪際玉田とか使わない(笑)、それくらいなら大黒を呼べと、そういうチームだと誰が見てもはっきりさせないと、「チーム作り」「戦術」としては有効でないと思います。チームとしての縦の流れや中盤の"空白"を、FWの人選というシンボルで強引にカバーするという。

佐藤寿人はなんですかねえ、微妙に上品過ぎるんですかね。どうも得意なはずの「裏狙い」のプレーが、チームとして分かり易く号令機能を果たすことが無いですね。まだ柳沢の方が、多分。


まああんまり本気で提案しているわけでもないです。単なる論理的延長。
ここまで壊れたら、予感が"枯れ"てしまったら、もう辞めるしかないでしょう。
まだ何か、新企画ありますか?あるかも知れないとは思うけど、出すなら近日中にお願いします。

前も言ったように今の岡田ジャパンなんてのは、基本的には岡田"新監督"でも3日で作れる類のチームだと思っているので、別に交代のリスクなんて無いと思いますけどね。よっぽど変なのわざわざ連れて来ない限り。
岡田ジャパンが現在までに得ている「成果」を、フレッシュな視点で整理し直して、それに新体制のモチベーション刷新効果を加えるだけでも。今より悪くなるとは。

ほんとに間際になると「大木コーチ昇格」とかでしょうからね(笑)。それはちょっと。
いや、大木"監督"自体は、それこそ最初からやってれば、今のチームよりマシなチームになっていた可能性は高いとは思いますけど。個人的な恨みや侮りは特に無いです。ただ"この次"は困るという。(笑)


・・・・前々から言おうとして、余りに失礼だから言わなかったんですけど、「岡田」「大木」「大熊」という、今の日本ベンチの"顔"の並びの、"ふた昔前の日本人顔"っぷりって凄まじいですよね(笑)。どっから集めて来たんだという。
こんなことあるのかという。これが日本代表の日本化かという。

やっぱり失礼だ(笑)。でも一度だけ言わせて下さい。見納めになる前に。(笑)


東アジア選手権香港戦
2010年02月12日 (金) | 編集 |
回復途上、ではあるのだけど。

東アジア選手権2010 決勝大会 日本代表 ○3-0● 香港代表(国立)

色々含めて、韓国戦次第かな。


・コンディション比例なりには、内容は戻って来ていたような。
・よりによっての寒天雨天のナイトゲームというハンデも加えれば、少なくとも。
・ただだからこそ見える、幹の細さというか、内実の薄さというか。
"再構成"過程を、公衆の面前の「練習試合」で晒してしまった罪というか。(笑)
・完成度が上がった段階での披露なら、それなりに効いていたはずのハッタリが。
・恨むならAFCを恨め?!
・...."戻って"来たのは、「内容」というよりも「枠」の方かも。最低限の形というか。
・だから韓国レベルとやってみないと、それの"本気"度というか、"洗脳"のかかり具合はよく分からない。
・結果次第で自信が左右されるという面もあるし。

・当面見えるのは、"クロス"アタックに持ち込む前の、中盤・中央の「ノック」の弱さというか、曖昧さというか。
・香港だからそれでもビビってくれたけど、相手によっては聞き流してグースカ眠られそう。
怖くない借金取りというか、あるいはピンポンダッシュ"戦術"の、肝心の"ピンポン"がよく聴こえない状態というか。(笑)
・引くこと前提の押しというか。
・必ずしも今に始まったことではないんですが、俊輔不在&小笠原"何となく"起用で、それがより強調されているという。
・小笠原も憲剛も、それなりにはやっているんだけど、偶然に近い単発か、チーム戦術の後押しを受けずしての、試行錯誤しながらの個人的工夫か。(特に小笠原)
・遠藤が上がって良くなったというのは、まあ予想された結果。

・そもそも小笠原をどのように使おうとしていたのかということですが。
・特には、無いのかなあと。
・なぜ近年のベストポジションボランチで使わない!!という、当然の抗議はまず置いておくとして。
・要は憲剛をフルタイムで2列目で使い始めた時からの"オールスター"仕様の、新たな構成員候補という以上のものではないのではないかと。
・選考理由?スペックです!!
・勿論"俊輔不在"時用、または俊輔不在編成を想定してという、そういう大きな動機づけ・狙いはあるわけですが、だからといって「俊輔の代わり」というほどはっきりしたものでもない。

・つまりは俊輔健在(笑)時も含めて、元々それほどはっきりした役割意識というか性格付けがなされていない、それゆえ「代わり」の方も当然はっきりしなくなるということですが。
・....現実には、俊輔と小笠原や憲剛との間に(岡田ジャパン的な)互換性は無いとしても。
・そもそも(少なくとも今回の)岡田監督には、"バックアップ"(とその前提になる役割意識)という発想が余り無いというのが、これまでのチーム運営から明らかなわけで。
・それが一番表れているのが、早い時期から明らかにスペシャルだった「遠藤」と「俊輔」のところに、憲剛(両方)や小笠原(主に遠藤のところ)を試すというような気配が全く無かったことだというのは、何回か言ってますね。
・欠けたら別の選手を使う。が、その場合は別の役割別のチームになってしまう。
・だから憲剛には、長らくロクに積極的な出場機会が与えられずに、しかし使われる時はいきなりレギュラー、あまつさえ「憲剛システム」。(短命でしたが)
・長谷部の代わりも当然いませんね。酷くお茶濁し的に橋本くらい。稲本には晴れて(?)、アンカーという"別の"役割が与えられましたし。
・「松井」のところは幸か不幸か松井が思うように機能しなかったおかげで(笑)、大久保を筆頭に様々な選手が使われて、岡田ジャパン的には一番流動性があるというか、"のりしろ"的なポジションになっていますが。
・ジーコは"ベストメンバー"志向だと言われましたが、岡田監督は更にそれよりピンポイントな、"ベストチーム"志向。....それとコロコロ戦術が変わるという性格は、結果的に表裏一体となっているという、現象的にはそういうことで。
・その戦術用のそのチーム。毎回唯一的組合せの。
・ただしCBの超固定については、純粋に代わりがいないというか、水が漏れるのが怖いという、そういう心理の方が大きいように思いますが。
・しかしああ、山口智。

・にも関わらずこの期に及んで、自ら「入れたり外したり出来ない選手」と認める小笠原をわざわざ呼んだのは、よっぽど切羽詰まってるか、岡田監督なりに脱・俊輔を考えているのか。
・サイドに配るシンプルなゲームメイクだけなら、一応一般的視点で小笠原で足りる、より融通が利くと想定できないことはないんでしょうけど。
・どうなんでしょうね、説明出来るほどの狙いがあるのか。今後の小笠原の扱いに注目という感じ。
・今までの範囲で言えば、"シュート力"という、俊輔に無い部分は魅力とは言えますけど。しかしそれ以前の問題が。
・逆に憲剛外して俊輔・小笠原では、余りにもダイナミズム不足という感じがしますし。
・あーあ、呼んじゃった(笑)。どうすんだ。(笑)
・一度は小笠原後ろ、遠藤前の組み合わせも、長い時間見てみたいですけどね。
・本番までに、誰が故障するかのルーレット次第?
・案外上手いこと"バックアップ"探しになってたりして。(笑)

・平山は....どうなのかな。
・端的に言えば、この日の特にミストラップの数々は、許容範囲を越えるものでしたけど。
・シュートの方はまあ、慣れればということにしても。
・記憶にありませんが、道悪がとても苦手なタイプとか?FCではどうでしたっけ。
・全体としては、まだチームにフィットしていないというか、無理して頑張ってる、無理して"速く"プレーしようとしている、そういう落ち着きの無さは感じますけど。
・本来は王様ないしは王子様(笑)プレーの選手ですからね。
・終盤ロングカウンター的な展開になってからは、その中継点としての得意なプレーを、だいぶやれるようになったようにも見えましたが。
・とりあえず、「中央」アタックのトリガーとして、チーム構成的には現時点でも貴重な選手にはなっていますね。
・まあ引き続き経過観察。
・「速」くはないけど、かといって「遅い」選手だとは、必ずしも僕は思いません。少なくともアテネ頃までの記憶では。
・自分のタイム感でプレーすれば、妙にスイスイと密集だって"縫え"る選手。
・ポジショニングのセンスと相まって。
・しかしそろそろ"ポストプレイヤーとしての森本"が恋しくなりつつある現状なので、より頑張るように。
・....いや、より頑張って気を抜いて(笑)、ふてぶてしくプレーするように。(笑)


とにかく次戦韓国戦で、岡田ジャパンが「継続」路線かはたまた再々度の「変身」を迫られるのか、決まるかなと。
解○とかはまあ、おくとして。(笑)


東アジア選手権中国戦
2010年02月07日 (日) | 編集 |
寝呆けてるのか崩壊してるのか。

東アジアサッカー選手権2010 決勝大会 日本代表 △0-0△ 中国代表(味の素)

立ち枯れてるというか。


後半17分の平山の投入と、同37分の楢崎のPK阻止の記憶が無いので、かなり肝心な約20分間意識を失っていたことになります。寝呆けてるのは俺か。(笑)
全然惜しいと感じてないのも事実ですが、見てないというのはそれ以上の事実なので、とりあえずそういう人間の感想として受け取って下さい。


何と言うか、どこがいいとか悪いとか言うよりも、チームとしての沈滞感白け感が、なかなか凄い感じに見えます。
昨年末の解散前はここまでのことはなかったと思うので、やはり寝呆けて(笑)いる、サッカーシーズン序盤と余りわくわくしない、勝敗もかなりどうでもいい大会に向けてのメンタル/フィジカル/テクニカル全ての立ち上がり不足というのは、どうしたってあるんだろうとは想定できます。せめてコオロキと乾でも出てれば(笑)、また別なんでしょうけど。平山はこの試合も悪くなかったそうですし。

ただどうも、違う、より根本的な要素も僕は感じるんですね。
一言で言えば、「いじり過ぎ」の弊害。僕の言う、岡田監督の妙な要領の良さ、それを原動力に進んで来た転がって来たチームゆえの。

ちゃっちゃと作ってパッパと作り変えて見せるけど、一つ一つが要するにそれ止まりで、発展性も継続性も、それ以前に論理的機構的な緻密さやそれについての追求心が見えない


チーム作りが場当たり的になる、その時々あるレベルある状況への適応を、繰り返すだけになる


チームがどんどん変わって行ってしかもそれがその都度それなりにハマって、それでW杯ベスト4が見えるかはともかくとして少なくともチームの中や周辺では、それなりの充実感高揚感は、生まれるものだと思います。"W杯"という巨大なモチベーションが前提としてある代表チームでは割合よく起きることですが、チームの中と外(一般)でのチームの評価や手応えに不思議な温度差があるというのは、例えばジーコジャパンなんかでも、見られた現象ですね。

人は常にモチベーションを必要とするものですし、現に自分が今やってることにはなるべくポジティヴな評価を与えたいものですから、ともかく岡田ジャパンも岡田ジャパンなりに、去年一年それなりの決して嘘ではない前向きなメンタリティを抱きながら、"変化"の一年を過ごしたことでしょう。

ただそれは不可欠とはいえ一種の気休めでも同時にあるもので、しかもそれを支えていた岡田ジャパンの"変化"が、どちらかというと限りなくただの「手管(てくだ)」というかその場その場の「盛り上げ」というか、そういう性格に近いもので・・・・要は年を越して一区切りついて、間隔が空いて、覚めるというか洗脳が解けるというか(笑)、それに近い現象が起きてるように見えるんですね。
増して"アーリークロス"作戦発動以降は、かなり前へ前へ、急げ急げという、脳内麻薬使い放題みたいな(笑)、そういう傾向が激しかったですから。覚め方も極端というか。

同じことを同じ気持ちでやれと言われても、なかなか厳しい。一応やってはいるんですけど、前のようにはときめけないというか(笑)、感じないというか。
いきなりまたズバズバはまったりすればそれでも違うんでしょうけど、いかんせん寝呆けてるし、変に元気なベネズエラには出鼻をくじかれたし。


これだけ書くとなんか単なる気分のアップ&ダウンの話みたいですが、そういうことでもないと思います。
迫り来る目前の状況に対して"対策""対策"でやって来て、またその"対策"は基本的にはより高い壁を突破する為のピンポイントの必死の努力には違いないわけですが、ふと気付くともっと普通の、あるいは前には出来ていたことが出来なくなっている。新必殺技サイドアタックを繰り出すまでもなく、もっと正面から押し切れたはずの相手に。
その"あっちの穴を塞いだらこっちが穴開いちゃった"みたいな徒労感、滑稽感、更に言えばふと見ると状況を後追いして右往左往して、しかもここ2試合のように結果すら出ていない、自分たちの姿のみすぼらしさ、この試合の後の楢崎の陰惨な表情などもそうですが、長くいる選手ほど、そのことは感じて何とも言えない気分になっているんではないかと。

手管はある。しかし愛はあるのかという。


以上がまあ、"いじり過ぎ"という僕の感想の説明ですけど。
とはいえもう、"いじる"こと自体が岡田メソッドであると、僕は言ってしまってるわけですけどね。

とすると問題は、短期的には岡田監督が洗脳をかけ直して(これ自体は立派な"方法"で、悪というわけではない)求心力を取り戻せるか、チームの戦闘力を少なくとも解散前の状態に戻せるか。時間的には、コンディションの問題とセットになって来るでしょうが。
次にその"戻った"(として)チームは、どういう位置にいるのか。"目標"と"課題"についての、進捗の段階的に。

ただこれもね、"岡田メソッド"的には、なかなか紆余曲折ありそうな気がするんですけどね。
単に戻すというよりも、その時の「課題」、例えばこの試合だったら中央の攻撃が薄いとかいう問題を解消するための新しい「対策」とセットで、また別のチームになって来るのではないか。香港戦で収まらずに、韓国戦まで引っ張ったりすると特にありそうですが。

で、結局、継続性の中での比較が難しくなって、進捗状況も霧の中という。
・・・・ただし結果さえ出れば、モチベーションそのものは回復しているかも知れませんが。もう本番まで「区切り」は無いですし。"覚める"タイミングというか。(笑)


ベネズエラ戦
2010年02月04日 (木) | 編集 |
ある意味、"俊輔の不在"

キリンチャレンジカップ2010 日本代表 △0-0△ ベネズエラ代表(九州石油ドーム)


いやあ、今日も行って来ました物件めぐり。"新居探し"とか言うと、甘美に聞こえますね。(笑)
ほぼ、決めて来ましたが。あーあ、引越しか。
ちなみに23区内です。


ということでまた眠くなる前に簡単に感想ですが。

「試合勘」「ベネズエラの張り切り」という問題を差し引いても、ゲームの作れなさ、ボール運びの不安定感・行き当たりばったり感はなかなかのものだったと思います。
見てて気が付くのは、"俺流"当初というか、「接近・展開・連続」をそれなりに本気で追求していた頃にはあった、ボール回しの時の特殊なこだわりや流儀のようなものがほぼ完全に過去のものとなっていて、(ジャパンオールスターによる)「普通」さと、「アーリークロス」にも繋がる"縦"へ早い意識ばかりが、残った実体としてあるということ。
・・・・そしてそこから、最近"邪魔"扱いばかりされることの多い(笑)俊輔の遅さや溜めが、実は最後に残った"変化"要素として、逆に貴重になっているという現状認識の可能性があるということ。

いい意味で言っているわけではないですよ?
これは要するに、"ゲームの作れない貧乏下位チームに一点豪華で型落ちクラッキが入った"(あるいは入らない)ような状態なわけですから。
整理すると、以前は"俊輔も含めたチームとしてのパス回し"で、それでも「俊輔への依存」が言われていたのが、今は「チームとしてのパス回し」の追求がほどけてしまった結果、"俊輔がいないとゲームが作れない"に近い状態になってしまっているということ。・・・・それが"平山"に置き換えられる、可能性すらあり。
いずれにしても本田圭は関係無いですが(笑)。しつこいですけど。

そしてしかし、俊輔がいると、守備力や運動量に弱点が出て来るという問題も、依然として勿論。


憲剛というのは、所詮パサーの割に比較的使いやすいだけの大雑把な選手ですし、小笠原も少なくとも二列目の選手としては、それほど特異な存在感を出せるタイプではない。その分やはり"使いやす"くて、それでトルシエも俊輔は外しても小笠原は連れてったんでしょうし。
可能性としてはむしろ遠藤を一列上げた方が、「特異点」になれる可能性はまだあると思いますけどね。

もう少し全体のコンディションが良ければ、オールスターの「足し算」として、もっとマシなゲームメイクは出来るようにはなるとは思いますが。それとて相対的なものでしょう。
このまま俊輔の不調やチームからの乖離が進めば、ほんとに"平山のチーム"になる可能性はあると思いますけどね。("補強"のはずの飛び級の平山に、あっという間に依存した)アテネの山本ジャパンの再現かという。


代表南アフリカ戦メモ
2009年11月15日 (日) | 編集 |
本番さながら?

親善試合 日本代表 △0-0△ 南アフリカ代表(ポートエリザベス)

本当にありそうな試合で。(笑)


特に初戦とかだと、かなりの確率でこうなりそうですね、これくらいの相手だと。
一応今日見た範囲だと、互角かどちらかというと、日本の方が強いように思いますが。
無理やりシドニー五輪と比べれば(笑)、差は縮まった?!

真面目に大丈夫なんですかね、南アフリカ代表、"開催国義務"の予選突破は。
ていうかよくあの時日本は突破しましたよね、ありがとうトルシエ、ありがとう鈴木隆行のつま先。(笑)
もう一回やれるかと言われると冷や汗が。

南アフリカは、「弱い」というよりパッとしない感じで、こんなまるで日本代表のような"健闘"仕様で、大丈夫なんかいなという。ソリッドにはなってる。でもパレイラの"ソリッド"って、前の方に飛び道具がいる前提の仕様なわけで、その割りにはどうも爆発力を感じないんですが。整理されて大人しくなっちゃってるというか。
まあコンフェデ4位だそうですし、普段とは違った(大久保)らしいし、何か別の良さがあるのかも知れないですけど。

アメリカや日本や韓国と比べても、微妙に伝統国というか中堅ぽい実績国なのが、戦い方の徹底という意味での半端さに繋がる可能性も感じますし。個力がなまじあるのも。
まあいいですけど。(笑)


日本代表についてはですね。困りました。
書こうと思っていたことが、ほとんどスポ新の見出しそのままで。(笑)

岡田ジャパン、「俊輔抜きシステム」失敗 (サンスポ)
機能しなかった“本田仕様”3トップ (スポニチ)

まあ別に「失敗」ということが言いたかったわけではなくて、スタートのなんちゃって4-1-2-3は「俊輔抜きシステム」であり「本田仕様」であり、それがこの試合のテーマと言えばそうなんだろうということと。
加えて結果として俊輔投入後の従来型4-4-2の方がポジティヴ(な評価を与えられた)だったことで、ある意味そのテーマ性が引き立ってしまったなと。

奇策は、見事な空振りに終わった。長距離フライトで前日13日に合流したMF中村は、疲労を考慮してベンチスタート。そこで本大会を見据え、『俊輔不在』の事態を想定した危機管理術を試した。選んだのは4-3-3の布陣。「初めてのトライ。オプションを増やしたかった」。稲本をアンカーに置き、中盤は長谷部&遠藤がゲームメーク。前線に本田、岡崎、大久保のアタッカーを並べた。

だが前半は、ボールが回らず0-0。狙っていた両サイドからの素早いクロスも機能せず、ゴールの枠に飛んだシュートは長谷部のミドル弾だけ。岡田監督は「ベターではないと思った」と采配ミスを認めざるえない。長谷部は「ボクやヤットさん(遠藤)が前に飛び込まないと、攻撃の厚みがない」と課題を口にした。


タイミングも含めて試すのはいいと思いますし、トーゴ戦の俊輔コメントで、「憲剛と僕で(バルセロナの)シャビとイニエスタじゃないけど横並びくらいになった方がいいっていう話をハーフタイムにした」なんてのもあったんで、ある程度チームとして継続的に取り組んでる/取り組むのかなと思ったんですが、どうも岡田監督の口ぶりからするとかなり即席でかつ当分出番無しみたいなそんな感じ。(笑)
まあ印象としては、それこそ高木ヴェルディ開幕の徳島戦みたいなもんで、何となく高い位置でキープは出来るけど、動きがギクシャクしてそこから先がどうもならんみたいな、そんな感じでしたけどね(笑)。多分やりたては、どこもこうなるんでしょうか。

3トップ気味の布陣は“本田仕様”のシステムだった。中村憲の故障離脱、中村の合流遅れもあり、岡田監督は右サイドを得意とする本田の希望通りのシステムを採用。中村不在を想定した布陣だったが、十分には機能せず、本田も得点に絡めないまま後半14分に中村と途中交代した。


まあより正確に言うと、"本田仕様"というよりも、"動けない"前提である俊輔以外のキープレーヤーが、そこに入るシステムということですけどね。
本田も別に動きが自慢なわけではないですが、一応若いですから(笑)。勿論ドリもある。


結果としてはこの日俊輔は改めて存在感を見せつけて、本田との差を露わにしたというか、下手すると「やっぱり俊輔がいないと駄目だ」との認識を岡田監督の胸に刻み付けた可能性さえ感じますが、まあ何と言うか、何度も言っているように本田には、ハナから比較対象としての資格が無いんですよ、僕に言わせれば。綺麗に言えば全く別カテゴリーの選手だし、よりぶっちゃければただの駒、"リーダー候補"として数えるのがおかしい。

より本田本位に言えば、要するに俊輔には決して出来ないプレー、口が腐るのを覚悟で言うと(笑)"メッシ"的なプレーに、本田が専念出来るくらい、このシステムに岡田ジャパンが熟練すれば、話は変わって来るんでしょうけど。

・・・・まああれですよね、岡田監督だって"脱・俊輔"ということは少なからず考えることはあるでしょうが、しかし実際に(王様)"ゲームメイカー"抜きで自分が攻撃をオーガナイズ出来るかと言えば、それはなかなか難しいというジレンマがあって、その一つの分かり易い実例が本田であり、本田・俊輔問題であるということ。
そういう意味では、本田個人の問題ではないわけでしょうけど。

そして実際に"脱・俊輔"を本田よりも中庸的な形で担って行くのは、中村憲剛になるんでしょう。


本田に望むとすれば、どうせオランダで自己改革したんだから、更にもう一回変わって、より純然たる「FW」としての点の取り方を会得してくれれば、現在のチームでも格段に利用価値は上がると思いますけどね。
実際今見える一つの明らかな問題としては、FWの量とヴァリエーション不足ですよね。つまりMFとFWの関係がよりオーソドックスになったのなら、FWの陣容がより直接に攻撃の成否と幅を左右するはずですが、その割りにはという。

例えばコオロキは好きな選手ですが、いかにも純「接近」仕様の選手ですし。他の選手もスペースメイクとかランニングとか、そんなのばっかり今まで呼んで来たわけで。
4-1-2-3でも成功すればまた変わったかも知れませんが、そうでないならここらへんの"2トップ"要員は、岡崎と森本以外は総とっかえでもおかしくないレベルだと思います。タワー系だって改めて呼ぶべき。

まあ今回あえて再びコオロキを呼んでるところからすると、あんまりそういう考えは無いみたいですけどね。
必要性を感じていないというか。もうあんまり、新しい選手を呼ぶ気は無いか。
そこで何はともあれ、チーム内に"残って"いる本田に、期待をかけてみるわけですが。(笑)


そう言えばもう一人、「本田」がいましたね、中継には。
例の件に喋りの覚束なさを併せると、どうしても哀れっぽい印象になってしまいますが。(笑)
どちらの「本田」も、まずもうちょっと頑張って見せてくれないと、あんまり応援する気になれません。
△じゃないというか。

プレーが武骨な人は意外と能弁だったりするもんですけど、本田さんの場合そのまんまだからなあ。(笑)